腰痛対策にウールの敷き布団はあり?ウール製敷き布団のメリットデメリット
敷き布団には、ウール製の敷き布団もあります。
腰痛対策として敷き布団を使うのであれば、やはり腰痛対策としての効果が高い敷き布団を使用していきたいところ。
では実際、ウール素材の敷き布団は、腰痛対策の敷き布団としてはどうなのでしょうか?
ここではそんな、ウール素材の敷き布団のメリットとデメリットについてみていきます。
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ウール素材は身体を冷やさない
ウール素材の敷き布団のメリットとしてまずいえるのは、身体を冷やさないということです。
ウールと言えば秋冬の素材になります。
それは、やはり保温力が高いから。
そしてそれは当然、敷き布団にして使用したところで同じことです。
なので、ウール素材の敷き布団は、身体を冷やさないのです。
冷えは腰痛につながる
身体を冷やさないなんて、風邪の予防になるくらいしか効果がないのではないかと考えてしまうものですが、まったくそんなことはありません。
身体を冷やさないというのは、腰痛対策においてもすごく大切なことになるのです。
というのも、身体を冷やしてしまうと、それにより血行が悪くなってしまい、そして身体に痛みを発生するようになることがあるのです。
そういう時に特に冷やされてしまうのは、やはり腰のあたりになります。
そして特に痛みが発生しやすいのも腰のあたりです。
腰のあたりには湿度がたまりやすく、汗がたまりやすいので冷えがちになりますし、そのあたりはとくに体重の負荷を感じやすいところでもあるので、その負荷まで感じて、痛みが起こりやすくなるのです。
そうして腰痛になっていきます。
でも身体をしつかりと温めていけば、そうして冷えが原因で腰痛になることはなくなります。
だから、ウール素材の敷き布団の身体を冷やさないという特徴は、腰痛対策の敷き布団としてはすごく大きなメリットになります。
敷き布団は冷えやすいものも多い
敷き布団は、身体が冷えやすいものも多いです。
基本的には通気性が良いものが多いですし、保温力にまでは気をつかえていないものもたくさんあります。
なので、身体を温めるという点で見ていけば、ウール素材の敷き布団は、敷き布団の中でもすごく魅力的なものになります。
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ウール素材は湿度もたまらない
身体を温めてくれたとしても、たとえば先述のように、腰のあたりに汗をためてしまってそれで腰が冷えていたら、結局腰痛になるのではないかと思うものです。
でも、ウール素材の敷き布団であれば、そういう事態にもなりづらいです。
なぜならウール素材の敷き布団は、湿度もたまりづらいという特徴があるからです。
確かに保温力に優れていて、そしてさらに湿度もたまりやすかったりしたら、腰のあたりにかいた汗がたまりやすくなり、それで腰を冷やしてしまうこともあります。
そして実際、保温力が高いとたくさん汗をかきますから、もしそういう素材なのであれば、ますます腰は痛くなります。
でも、ウール素材の敷き布団は、湿度がたまりづらいです。
だから、たとえたくさん汗をかいたとしても、しっかりとそれを吸収して、放出してくれます。
そうそう腰を冷やしてしまうということにはなりません。
それも、ウール素材の敷き布団の一つのメリットになります。
お手入れも楽だということ
そうして湿度がたまりづらいということは、その分お手入れも楽だということになります。
湿度がたまりやすい敷き布団は、そこからカビが生えないようにだったり、あるいは湿度をしっかりと抜いて、ダニの発生を抑えたりするために、ちょくちょく外に干してあげないとなりません。
しかし、湿度がたまりづらい敷き布団であれば、そうそうそうなることはありません。
だから、お手入れも別段しょっちゅうする必要はありません。
それも一つのメリットになります。
お手入れが多いと腰への負担もます
お手入れを頻繁にしないとならないとなると、やはりその分腰への負担も増していきます。
しっかりとかがんで敷き布団を持ち上げていかないとなりませんし、おろす際にもかがんでおろさないとなりません。
その姿勢でものを持ったりおろしたりするのは、やはり腰にはよくありません。
だから、それを頻繁にしていると、そのせいで腰が痛くなってしまうこともあるのです。
でも、ウール素材の敷き布団であれば、そもそもそんなに頻繁にお手入れをする必要がありません。
そういう意味でも腰にとって優しい敷き布団なのです。
デメリットは春夏に向かないこと
これだけ見るとウール素材の敷き布団はすごく腰痛に効果的なように思えます。
でも、メリットがあればデメリットもあるもの。
そんな、ウール素材の敷き布団のデメリットは、春夏には向かないということです。
ウール素材は、保温力が高いです。
身体を冷やさないのはすごく大切なことではありますが、そもそも気温的に身体が冷えづらい季節に、保温力が高いものを使用していると、逆効果になることがあります。
たとえば、真夏にニットを着ているところを想像してみてください。
真夏にニットを着ていると、何もしていなくてもすごく汗をかきます。
そしてその汗がインナーを濡らし、それが体に張りつき、次第に体温を奪っていくようになります。
春夏にウール素材の敷き布団で寝ていると、そうなることもあるのです。
汗が多すぎたら吸湿性が高くてもダメ
確かにウール素材の敷き布団は吸湿性が高いですが、そもそもの汗をたくさんかきすぎていたら、たとえ吸湿性が高くても、それはあまり関係ありません。
結局対処しきれなくなってしまうのです。
寝ている間にすごく汗をかき、それが身体を冷やしてしまうことになります。
そして腰痛につながったりするので、春夏にはウール素材の敷き布団はおすすめできません。
通年使えないというのは、一つの大きなデメリットです。
クッション性にかけるところがある
ウール素材の敷き布団のデメリットとして、クッション性にかけるところがあるということも言えます。
それは、すごく大きなデメリットになります。
なぜなら、そもそも腰痛対策の敷き布団には、クッション性が求められるからです。
しっかりと体重を分散することができないと、腰にすごく体重の負担がかかります。
するとやはり寝ている間に腰が痛くなる可能性が高くなります。
だから、しっかりとしたクッション性をもって、うまく体重を分散していかないとなりません。
でも、ウール素材のマットレスはその力が弱いのです。
もちろん体重の負荷だけが腰痛の原因ではない
もし体重の負荷だけが腰痛の原因であれば、ウール素材の敷き布団はまずやめた方が良かったです。
でも、腰痛になってしまうというのは、何も体重の負荷だけが原因なわけではありません。
体重の負荷だけでなく、たとえば先述のような身体の冷えなども関係しているのです。
だからこういう大きなデメリットがあっても、一概にウール素材の敷き布団は腰痛対策として使用するのが向いていないとは言えないのです。
人によっては、ウール素材の敷き布団の方が腰痛の原因にアプローチできることもありますから。
まとめ
ウール素材の敷き布団には、身体を冷やさなかったり、湿度がたまりづらかったりというメリットがあり、逆に春夏には暑すぎたり、クッション性に欠けていたりするというデメリットがあります。
もし自分の腰痛の原因が冷えなのであれば、ウール素材の敷き布団はおすすめです。
逆に体重が分散できていないことなのであれば、おすすめできません。
まずは腰痛の原因をしっかりと考えて、それから選んでみてください。