バランスボールは腰痛に効果絶大。だけど椅子の代わりにつかうことはできるの?
バランスボールは大幹を鍛える効果が期待されているアイテムです。
ただ座るだけでも骨盤や姿勢が整い、大幹が鍛えられ腰痛の予防や改善も望めます。
では、バランスボールを椅子の代わりにして使えば腰痛は改善することができるのでしょうか?
バランスボールを椅子代わりにするメリットはもちろんありますが、注意が必要な点もあります。
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目次
バランスボールは体幹を鍛えるのに効果絶大
バランスボールはボールという不安定な物体の上に体重を預けるので、自然と体幹が鍛えられたり姿勢がよくなったりします。
つねにバランス感覚が求められるからです。
バランスボールを使ったエクササイズはいろいろありますが、ただ普通に椅子のように座っているだけで骨盤が正しい形になり、姿勢が良くなり、腰痛にも効果があります。
では普段からバランスボールを椅子代わりにしたら腰痛予防や腰痛改善になるのでしょうか?
答えはそうとも言えますし、そうではないとも言えます。
バランスボールを椅子の代わりにすること自体は悪くありませんが、いくつか注意点もあります。
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長時間座るのにはバランスボールは向きません
椅子は当たり前ですが基本的に座るために作られています。
デザイン性に特化した椅子でない限りは使用者が快適に座れるように考えられています。
しかし、バランスボールはあくまでエクササイズの道具です。
椅子の代用品になることは前提として作られていません。
よって長い時間座るのにはあまり向いていません。
腰痛に悩む人は長時間座っている人が多いです。
勉強や仕事の最中にバランスボールに乗るのはデメリットもあります。
集中しにくい
バランスボールは球体です。
不安定な上に跳ねます。
それがバランスボールの特性ですが、転がったり跳ねたりする椅子はついついお尻で遊んでしまい、集中しにくくなってしまいます。
アクセサリーを使えばある程度は解決
バランスボールの中には専用のドーナツ型のストッパーがアクセサリーとしてついているものもあります。
それを利用すれば無駄にボールが転がらなくなります。
蒸れる
バランスボールはゴムでできているので長時間座っているとバランスボールとの接触面が蒸れてきます。
特に汗を良くかく人や暑い季節にはこの蒸れが深刻な不快感を生みます。
タオルを敷けばある程度は解決
バランスボールの蒸れが嫌な人はお尻が当たる部分にタオルを強いておくと汗を吸い取ってくれて快適に使うことが出来ます。
バランスボールは邪魔
椅子の代わりになるようなバランスボールはそれなりに大きさがあります。
しかもドーナツ型のアクセサリーを使わない限りはコロコロと転がっていってしまいます。
つまり、邪魔になりやすいのです。
1人暮らしの自宅や自分専用の書斎で使っているのならば自分だけの問題で済みますが、家族が行き来する部屋やオフィスで使う場合などは少し配慮が必要です。
正しい姿勢で使わなければ意味がないどころかかえって悪影響
他の腰痛対策用の椅子にも言えることですが、バランスボールもただ座ればいいというものではありません。
膝、腰が90度に曲がった状態で座るのが正しい姿勢であって、それ以外の姿勢はかえって腰に負担をかけてしまいます。
背中を丸めたり、膝が曲がりすぎたり曲がりが浅い状態で座っていると腰痛改善どころか腰痛を招いてしまう結果になりかねません。
バランスボールの大きさや空気の入れ具合を工夫することで正しい姿勢が保ちやすい状態にすることが出来ます。
テレビを見る時に使う椅子のポジションがおすすめ
バランスボールを椅子代わりにして勉強や仕事をするのは必ずしも腰痛対策にはなりません。
腰痛を悪化させたり、勉強や仕事の効率を悪くしてしまったりする結果にすらなります。
しかし、バランスボールが一切椅子として使えないわけではありません。
おすすめの椅子の代用品としてのポジションはテレビを見る時の椅子です。
30分から1時間くらいのテレビを見る時には普通の椅子やソファ、あるいは直接ぺったりと座るのではなくバランスボールを使ってみましょう。
正しい姿勢で座る
バランスボールを椅子代わりにする上で1番大切なのは正しい姿勢で座ることです。
足首、膝、腰がそれぞれ直角に曲がっているのがベストです。
そして、背中をまっすぐにします。
両足を使ってしっかりと体のバランスをキープしましょう。
バランスボールは慎重に合わせて選ぶようにしてください。
そして微調整は空気の量で行うことが出来ます。
大きすぎる場合は空気を抜き、小さすぎる場合は空気を入れます。
バランスボールは暫く使っているとゴムが伸びてきます。
購入した時にベストな大きさに膨らませていたからといってずっと使いづけていいわけではありません。
偶に、本当にベストの大きさなのかをチェックしてください。
コマーシャルの時にはエクササイズを
テレビを見る時にバランスボールを椅子代わりにしているのならばコマーシャルや内容に興味のないシーンはバランスボールを使ってエクササイズを行いましょう。
このエクササイズが体幹を鍛えて腰痛を改善します。
腰を動かす
バランスボールを使ってテレビコマーシャル中に出来る腰痛に効果がある簡単なエクササイズは腰を動かす動きです。
前後、左右にゆっくりと腰を動かしてみましょう。
円を描いたり八の字を描いたりするのもおすすすめです。
骨盤の位置が整い、体幹も鍛えることが出来ます。
左右や前後に動かしていくうえで特に動かしにくい場所を感じたのならば骨盤にゆがみが出ているしるしです。
毎日動かすことで次第に改善していくでしょう。
上下に跳ねる
これもバランスボールを使って行うテレビコマーシャル中にぴったりのエクササイズです。
両足でしっかりと地面を踏みしめ、背筋を伸ばし、頭が天から引っ張られるような感覚で真っすぐに上下に跳ねます。
これも体幹が鍛えられる動きです。
腰を左右に捻る
椅子と違って背もたれの無いバランスボールだからこそ気軽に出来るエクササイズです。
左右に腰を思いっきり捻ってください。
腰が伸びて筋肉がほぐれます。
血行も良くなります。
腰を捩じる時には左右どちらの方が捻りにくいかもチェックしましょう。
捻りにくい方を重点的に行うことでバランスの良い体に近づいていきます。
仕事や勉強にバランスボールを取り入れたいのならば
仕事や勉強の椅子としてバランスボールを取り入れるのはあまりおすすめしません。
バランスボールはあくまでボールであって長時間座ることは前提としていないからです。
勉強や仕事にバランスボールを取り入れたい時には息抜き用やリフレッシュ用として使うのがおすすめです。
休憩を入れる時にバランスボールで跳ねたりエクササイズをしたりすることで気分転換になる上に、体幹が整えられ、普通の椅子の上でも腰痛になりにくい正しい姿勢をキープしやすくなります。
バランスボールの上に寝っ転がって背中を反らすのも気持ちが良くおすすめです。
毎日正しく使っていくことで腰痛が改善していくでしょう。
まとめ
バランスボールは腰痛防止や腰痛改善のトレーニングにも使うことが出来るアイテムです。
バランスボールはただ座っているッだけでも骨盤を整え体幹を鍛えるトレーニングになります。
しかし、仕事や勉強など長時間座る時にバランスボールを椅子代わりにするのはおすすめできません。
テレビを見る時など短時間座る時にはおすすめです。
正しい姿勢で椅子代わりに使ってみましょう。
リフレッシュ用やリラックス用の椅子としてはとてもおすすめです。