湿気によるマットレスの臭いを防ぐには?普段からやっておきたい対策5選

マットレス・敷き布団

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マットレスに多量の湿気が蓄積されると、だんだん嫌な臭いがしてきます。

そうなると、気になって快適に眠ることができません。

特に、フローリングの床に直接敷いているときは結露が多く、臭いがするほど湿ってしまうことがよくあるため、しっかり対策をする必要があります。

では、マットレスを湿らせないための方法について、詳しく説明していきましょう。



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干して湿気をとばす

マットレスの湿気を減らして臭いを防ぐのであれば、干すことを疎かにしてはいけません。

湿気がたまりやすいフローリングに敷くときはもちろん、ベッドで使うときも、干すことは重要な湿気対策になります。

しばらく空気に晒しておけば、しっかりと乾燥させることができるので、敷きっぱなしにしたりせず、ときどき干すようにしてください。

天日干しの注意点

マットレスを日光に当てて干すときは、その時間帯に注意してください。

あまり日が当たらない時間に干しておいても、よい効果を得ることはできません。

天日干しを行うなら、午前10時~午後3時の間がおすすめです。

その時間帯だと、太陽が高く昇り、たっぷりと日光が降り注ぐので、マットレスの乾燥には最適な環境になるのです。

これ以外の時間帯でも、まったく干さないよりはましですが、乾燥させる効果は少し弱くなります。

きっちり湿気をとばして臭いを防ぐなら、なるべく乾燥しやすい干し方をしていきましょう。

ただし、やりすぎは禁物です。

日光に長く当てすぎると、マットレスを傷めてしまうおそれがあるので、延々と干しておくのではなく、片面30分~1時間くらいにとどめておいてください。

日光に弱いものは陰干しで

マットレスを干して乾燥させるときは、日光に当てても問題がないか、必ず確認することをおすすめします。

なぜなら、マットレスの中には、日光を当てたことで劣化してしまうものもあるからです。

湿気をとばせば嫌な臭いは発生しませんが、その代償として劣化が早くなるのであれば、簡単に干すわけにはいきません。

もし日光がNGなマットレスだった場合は、日光に当てる天日干しではなく、日陰に置いておく陰干しがおすすめです。

日が当たらない場所は、何かを乾かすには向いていないようなイメージもありますが、実際にはそんなことはありません。

風通しがよいことをしっかり確認しておけば、日光がなくても、十分に湿気をとばすことができるのです。

したがって、窓を開けて空気の流れを作っておけば、少し薄暗い部屋の中でも、マットレスを干すことは可能になります。

日光がNGだったときだけでなく、重くて簡単には運べないようなときも最適な方法なので、ぜひ試してみてください。

強く叩かない

天日干しでも陰干しでも、マットレスを干すときは、布団叩きでバシバシと叩きたくなってしまいますが、あまり強くやりすぎるのはよくありません。

優しく叩いて少しホコリを落とすくらいなら構いませんが、大きな音が響くほど強く叩き続けると、凹みの原因になってしまうのです。

乾燥させて臭いを防いでいても、凹んだマットレスを使うべきではありません。

凹んだマットレスに寝ていると、腰に負担をかけてしまうため、腰痛のリスクが高まります。

体を痛めて辛い思いをしないためにも、マットレスは叩きすぎないようにしてください。



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除湿シートを使う

除湿シートは、マットレスの下に敷いておくことで、どんどん湿気を吸い取ってくれる優れものです。

そのため、湿気の蓄積による嫌な臭いを防ぐには、とても役立つアイテムになります。

特に、フローリングの床に敷いているときは、積極的に使うべきです。

フローリングの床に直接マットレスを敷いた場合、体温で温まったマットレスと冷えた床の温度差により、結露が多く発生します。

そうなると、マットレスの裏側がびっしょり濡れてしまうこともあり、臭いを防ぐことが難しくなってきます。

しかし、除湿シートを挟むようにすれば、その湿気をかなり軽減することができるのです。

敷きっぱなしにしない

除湿シートは便利なアイテムですが、いつまでも敷いたまま放置しておくのは、よくない使い方になります。

なぜなら、湿気を吸いすぎて満杯になったシートは、それ以上機能しなくなってしまうからです。

湿気を吸い取りたくても、すでに容量が一杯になっていたのでは、どうすることもできません。

その状態のシートを長々と挟んでいても、湿気の対策にはならないのです。

失敗を避けるためには、除湿シートを敷きっぱなしにせず、ときどき交換するようにしてください。

満杯になった除湿シートは、乾かせばまた使えるようになります。

多くの除湿シートは、色の変化で吸収した水分の量がわかるようになっているので、チェックを忘れないようにしましょう。

すのこを使う

臭いを抑えるためにマットレスの湿気を軽減するなら、床に直接マットレスを敷くのではなく、すのこの上に敷く方法もおすすめです。

マットレスに湿気がたまりすぎる原因は、裏面の通気性の悪さもあります。

床とピッタリ密着していると、空気がまったく通らないため、湿気を逃がすことができないのです。

ずっとジメジメした状態では、嫌な臭いが漂ってくるまで、それほど時間はかかりません。

このデメリットを防ぐためには、すのこを使い、強制的に隙間をつくってしまいましょう。

床にすのこを置き、その上にマットレスを乗せれば、床と密着することはありません。

この方法なら、板と板の隙間から、湿気を逃がすことができるのです。

なるべく空気に触れやすい状態で使い、普段から湿気の蓄積を減らしていきましょう。

部屋を換気する

マットレスに湿気をためないためには、部屋の中の湿度にも気を配る必要があります。

干して乾燥させ、すのこや除湿シートを使っていたとしても、敷いている部屋の中が常にジメジメしていたのでは、湿気がたまりやすくなってしまいます。

確実に臭いを防ぐためには、部屋の換気をしっかり行い、湿度の低い環境をつくるようにしましょう。

カラッとした部屋に敷き、他の対策も組み合わせるようにすれば、湿気はかなり減らすことができます。

速乾性の高いシーツを使う

湿気による臭いの対策を行うなら、マットレスを覆うシーツにも注意してください。

マットレスが湿って臭いがするときは、寝ているときの汗が原因になっている可能性もあります。

シーツに染み込んだ汗が、そのままマットレスに吸い込まれて蓄積され、だんだん嫌な臭いを放つようになってしまうのです。

寝ているときの汗は、一見すると少なそうですが、コップ1杯くらい出ていることもあるので、油断してはいけません。

汗による湿気のデメリットを防ぐには、なるべく速乾性の高いシーツを使うようにしましょう。

優れた速乾性をもつシーツは、染み込んだ水分が乾くまでのスピードが速くなります。

つまり、汗がマットレスに染み込む前に、大部分が蒸発してしまうわけです。

それなら、ひどく蓄積するようなことはありません。

さらに、すのこや除湿シートの対策も併せて行うようにすると、湿気はかなり減らすことができます。

不快な臭いを防いでぐっすり眠るためにも、シーツの速乾性はぜひチェックしておいてください。

まとめ

湿ったマットレスから嫌な臭いがしてくると、気持ちよく眠ることができません。

ひどいときには、睡眠不足になる可能性もあります。

そのために健康を崩すようなことになっては大変なので、ここで紹介した対策は、しっかり行うようにしてください。

常に湿気が少ない状態を維持しておけば、臭いを防ぎ、毎日熟睡することができます。