硬い枕vs柔らかい枕!それぞれのメリットとデメリット
起きるといつも首や肩が痛いとか、8時間はぐっすり眠っているのに疲れが取れないなど、睡眠の悩みを抱えている人も多いです。
枕が合っていないと首や肩に負荷がかかりやすく、眠りが浅くなってしまって体もしっかり回復してくれません。
ぐっすり眠るために枕を変えてみようと思っていても、硬いものがいいのか柔らかいものがいいのか迷ってしまいます。
そこで、双方のメリットやデメリットを紹介しましょう。
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硬い枕のメリット
硬い枕は寝心地が悪そうなイメージがありますが、実は優れたメリットがたくさんあります。
硬い枕ならではのメリットを知っておけば、枕選びの時にも生かせます。
自然な寝返りが打ちやすい
寝ている間に人は20回から30回くらいは寝返りを打っています。
血行がよくなったり体の疲労が取れたりなど、重要な役割を持っています。
硬い枕なら頭が沈み込んだりしませんから、自由に寝返りが打ちやすいです。
下になって圧迫させた部分の筋肉や血行を促してくれて、体の回復力を高めてくれます。
通気性が高く夏は寝やすい
パイプ素材など、硬い枕は通気性のいい素材が中に詰まっています。
寝苦して湿度が高くなる夏の夜でも、汗や熱をしっかりと逃がしてくれます。
快適にぐっすりと眠りやすくなり、睡眠中に頭や首が蒸れるのを避けられます。
湿気や熱がたまりにくいですから、カビやダニなどもしっかりと防ぐことができて、衛生面でもメリットが多いです。
頭をしっかりとサポートできる
頭が沈み込まない硬い枕なら、しっかりと頭をサポートしてくれて負荷を防いでくれます。
頭や首などが安定していますから、正しい寝姿勢を保ちやすくなり全身の不調を取り除いてくれます。
頭は体の中でも重たい部分ですから、サポート力や体圧分散できる機能的な硬い枕なら負荷を減らしてくれます。
肩こりや首の痛みに悩まされることもなくなりますし、自然な呼吸ができて眠りが妨げられることがありません。
丸洗いできるのが多い
寝ている間には頭からも汗や皮脂が出ていて、枕にも浸透してしまいます。
枕を衛生的に保ちたいなら、干したりカバーを洗うだけでは不足する場合もあります。
硬い枕でもパイプなどの素材が使われているものなら、丸洗いでいて常に清潔な枕を使えます。
素材や種類によりけりですが、硬い枕は丸洗いできるタイプが多いですから、衛生面が気になる方にはおすすめです。
汚れやダニ、カビなどの心配がなくなりますし、通気性が良く乾くのも早いです。
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硬い枕のデメリット
硬すぎる枕は弾力性やクッション性がなく、一点集中で頭や首で支える必要があり、肩こりや首のこりを起こしやすいです。
硬くて寝心地があまり良くないタイプもありますし、頭を動かすと中の素材の音が気になるタイプもあります。
通気性には優れていますが、必要な熱まで逃がしてしまいます。
夏場は快適でも冬場は寒く感じられて、保温性が低いです。
柔らかい枕のメリット
ふんわりと寝心地にいい柔らかい枕ならではのメリットがたくさんあります。
硬い枕にはない優れた点を紹介しましょう。
寝心地がよく快適に眠れる
ふんわりと包み込むような柔らかさは、寝転んでいるだけでも心地よくリラックスできます。
肌触りがよく、ふわふわとした柔らかい感触が好きだという人もたくさんいます。
独特のフィット感でしっかりとサポートして包み込んでくれますから、全身のリラックス効果が得やすいです。
緊張がほぐれて体も心もリラックスできると、それだけ寝つきも良くなります。
安眠効果で睡眠の質も上がりますし、快適に眠れて体の疲れも取れやすくなります。
圧を吸収して首や肩が疲れない
硬い枕だと頭や首で支えないといけませんから、筋肉がこわばって緊張して血行も悪くなってしまいます。
柔らかい枕なら頭や首などにかかる重圧を吸収してくれますから、首や肩、頭などが疲れにくくなります。
圧をしっかりと枕が吸収してくれて、首などの筋肉に余計な負担がかかりません。
肩こりや首の痛みなどもしっかり取れてくれますし、気道がふさがれず呼吸も楽にしやすいです。
保温効果で冬は暖かい
羽毛やコットンなど、柔らかい枕の素材は保温性に優れています。
冬場などの頭が冷えやすい時期でもしっかりと温めてくれて、ぽかぽかとして眠りやすくなります。
体は布団の中で温まりますが、外に出ている頭などはそうもいきません。
枕に保温性があれば冷たさを感じることなく、快適に自然な眠りに落ちやすいです。
高さ調節しやすく自分に合わせやすい
柔らかい枕なら、自分の好きな高さに調節しやすいです。
フィット感が高く頭を置いた部分だけが低くなりますから、ならしたり折ったりするだけでも高さを変えることができます。
自分の体の癖や好みに合わせてカスタマイズしやすく、低すぎたり高すぎたりした場合の処置がやりやすいです。
柔らかい枕のデメリット
柔らかすぎる枕は頭が必要以上に沈み込んでしまって、逆に首や肩に負担がかかってしまいます。
寝返りも打ちにくくなりますから、体の疲れが取れにくくなります。
頭や首が安定しにくくなりますから、体の不調にもつながってしまいます。
羽毛や高級ウレタンなど特殊な素材のものが多いですから、枕ごと洗えるタイプはほとんどありません。
こまめなメンテナンスをしないと湿気のせいで不衛生ですし、カビやダニの繁殖も気になります。
素材による硬さや触感の違い
枕の中身の素材によって、硬めのタイプと柔らかめのタイプに分類できます。
パイプ枕は丸洗いできて硬く通気性に優れていますし、昔ながらのそば殻も硬くて寝心地抜群です。
羽毛やポリエステル綿は柔らかい枕の代表で、包み込むようなふわふわした寝心地が最高です。
圧を吸収してくれて満足感やリラックス効果が得やすいです。
元の形に戻る復元力が高いですから、機能性と耐久性にも優れています。
最近人気のウレタンフォームは硬めと柔らかめの両方があり、機能性にも優れています。
フィット感とサポート力に優れていますから、どんどん人気を高めています。
やや硬め めりーさんの高反発枕
やや硬めの枕が好きだという人におすすめなのが、めりーさんの高反発枕です。
高反発タイプでやや硬めで、楽に寝返りが打てるタイプです。
体圧分散作用がありますから、首や頭、肩にかかる圧を減らしてくれて楽に眠れます。
肩こりや首の痛みなどの体の不調を和らげてくれて、爽やかな目覚めを迎えやすくなります。
耐久性も高く機能性に優れていて、季節に関係なく長く愛用できます。
やや柔らかめ 東京西川 エンジェルフロート
触感や寝心地がいい柔らかめの枕が好きだという人には、東京西川のエンジェルフロートがおすすめです。
しっかりとサポート力がありますが、ふわふわの柔らかさも兼ね備えた寝心地のいいタイプです。
自分で好みの高さに調節できますから、男性でも女性でも使用しやすいです。
首の自然なS字カーブをサポートしてくれて、隙間ができないように頭や首に密着してくれます。
横向きに寝ても体勢が崩れないようにしっかりとサポートしてくれて、正しい寝姿勢を保ってくれます。
まとめ
枕は硬すぎても柔らかすぎても体に負担がかかってしまいますから、適度な硬さのものが理想的です。
しかし、人には好みがありますから、硬めと柔らかめのそれぞれのメリットとデメリットを比較して、好みに合っているものを使いましょう。
年々枕も高機能になってきて、新しい素材や技術が使われたものも増えていますから、実際にお試ししてみて満足できるものを使うのが一番です。