自身に合った最適なマットレスを選ぶ際に注目するポイント
国内や海外で活躍している一流のスポーツ選手も睡眠の重要性を考えて高品質のマットレスを取り入れており、そのこともきっかけの一つになってマットレスに注目する方も多くなっていると思います。
しかし、一流のスポーツ選手が使用しているマットレスは高級品である場合が多くて手を出しにくいと思いますし、お手頃価格のマットレスの性能に不安を感じている方も少なくないと思いますので、この記事では一般的なマットレス選びの際に注目するべきポイントなどの情報を紹介していきます。
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マットレスを購入する際のチェックポイント
心身共にリフレッシュするより良い睡眠をとるためには、自身に合ったマットレスを選ぶことも大切な要素となっています。
そこで注目するのが4つのポイントとなっており、マットレスを購入する際の選ぶポイントにもなっています。
そこで、ここではマットレスを購入する際の4つのチェックポイントを紹介していきます。
マットレスの硬さ
マットレスを選ぶ際の寝心地に直結する硬さについてですが、寝心地の感じ方は人それぞれで異なっていますし、全ての人に対して完璧にフィットする硬さのマットレスは無いに等しいと思います。
そのため、マットレスを選ぶ際は大きくわけて3つの要素をできるだけ満たしているものを選ぶようにし、その要素は「適切な寝姿勢で寝られること」、「寝返りがしやすいこと」、「好みの硬さ・柔らかさであること」の3つになっており、これらを満たすことによって自身にとって理想的なマットレスに近づけることができます。
また、マットレスは一度購入すると長い付き合いになりますので、購入する前には色々なマットレスを実際に横になって試してみることが大切となっています。
この時には、腰や背中に圧迫感があるマットレスや、腰が沈みすぎて寝返りがしにくいマットレスは絶対に避けるようにしてください。
マットレスの厚み
マットレスは様々な厚みの商品が発売されており、その厚みの差がとても僅かとなっていますので、どのマットレスが自身に相応しいのか迷ってしまうと思います。
これは使っている寝具によって異なる場合があり、3cm~5cmほどの厚さならベッドの上に敷くのに最適ですし、15cm以上の厚さならマットレスだけでも十分な寝具になると思います。
さらに、厚さが増すことで重量も重くなる場合がありますし、厚さが20cmを越えるとスプリングが内蔵されているマットレスが多くなってきますので、それによって寝心地も変化していきます。
また、厚さ30cm以上のマットレスは無駄に厚みを出しているケースもありますので、厚みの豪華さだけではなく中身をしっかり確認するようにしてださい。
このマットレスの厚さは好みで大きく左右すると思うのですが、体の大きい人には厚さ7cmのマットレスでは物足りないと感じてしまう場合がありますし、厚さ15cmのベッドマットレスは詰め物が少ない可能性もありますので、自身の体型との兼ね合いも考慮しながら選ぶと失敗が少なくなると思います。
マットレスに使用されている素材の品質
マットレスに使用されている素材の品質は、マットレス自体の耐久寿命に繋がる要素となっており、10年程度は使えるだろうと想定して購入したマットレスが5年でくたびれてしまったらとても残念に感じると思います。
そこで確認しておくポイントは、ウレタンの密度とコイルスプリングの品質を確認することです。
この2つのポイントで品質を定めるのは少し大雑把ではあるのですが、自分でマットレスの耐用年数の期待値をある程度は確認することができます。
その目安として、下記にはウレタンの密度を4つに分けておおよその耐久性を紹介していきます。
●ウレタンの密度20前後
ウレタンの密度が20前後の場合、耐久性は数ヶ月~1年程度となっており、1万円以下という比較的安いウレタンマットレスに使用されることが多いです。
●ウレタンの密度25前後
ウレタンの密度が25前後の場合、耐久性は3~5年程度となっており、2万円前後のリーズナブルなマットレスがこのくらいの密度になっている場合が多いです。
●ウレタンの密度30前後
ウレタンの密度が30前後の場合、耐久性は5~8年となっており、国内ブランドや海外ブランドの有名高反発マットレスにこの密度が適用されている場合が多いです。
●ウレタンの密度40前後
ウレタンの密度が40前後の場合、おおよそ8年以上の耐久性があり、高品質なマットレスやベッドマットレスの中材に高密度のウレタンが使用されます。
このようにウレタンの密度が耐久性に繋がっていることになりますし、価格も同時に高くなっている傾向があるのですが、マットレスの耐用年数は体質やベッドパッドの有無などの使用環境に大きく影響される場合がありますので、実際の耐久性は異なる可能性があります。
このウレタンの密度に加え、コイルスプリングの品質表示も同時に確認し、線材が硬鋼線で60前後で3~5年、70後半で8年以上の耐用年数というのがおおよその目安となっていますので、簡易的に確認したい時はウレタンの密度の数値とコイルスプリングの品質表示の数値を確認してみてください。
しかし、これはあくまでも大まかな確認方法となっていますので、より細かく確認したい場合は専門的な知識を持つ専門店のスタッフに確認するべきですし、ウレタン以外の詰め物によって寝心地が変わってきますので、それは実際に寝心地の試し寝して確かめてみてください。
マットレスのサイズ
マットレスのサイズに関しては、お使いになっているベッドのサイズに合わせて購入する場合もありますので、マットレスのサイズそのものを気にする必要がない方もいるとは思うのですが、一つの目安としてマットレス単体のサイズ別の特徴を紹介していきます。
●シングルサイズ
横幅が100cm程度のシングルサイズは、小柄な人であれば横になるのに十分なサイズとなっています。
しかし、腕を大きく広げることはできませんし、寝返りをするには若干の窮屈さがあります。
●セミダブルサイズ
横幅が120cm程度のセミダブルは、日本人の成人男性の平均身長である170cmほどの方にはぴったりのサイズです。
シングルサイズとは違ってある程度は腕を広げられますし、寝返りをするスペースも十分あります。
●ダブルサイズ
横幅が140cm程度のダブルサイズは、大柄の人でも寝返りができるサイズとなっているのですが、2人で寝るには少し狭く感じてしまうサイズとなっています。
●クイーンサイズ
横幅が160cm程度のクイーンサイズは、2人で寝るのに必要最低限のサイズとなっていると思いますので、そこまで大きなゆとりはありません。
しかし、それでもちょっとした寝返りは打てます。
・キングサイズ
横幅が180cm程度のキングサイズは、2人でもゆとりを持って寝られるサイズとなっており、小さい子供を挟んで川の字で寝るにも十分なスペースがあります。
このようにサイズによって利便性は異なっているのですが、使用しているベッドなどと合わせながらも好みのマットレスのサイズを探してみてください。
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代表的なマットレス
マットレスに求める機能は体圧分散性や通気性、吸湿性などがあると思うのですが、素材によって補える機能は異なっています。
それを踏まえまして、ここでは代表的なマットレスについて紹介していきます。
高反発ウレタンマットレス
高反発ウレタンマットレスには十分な体圧分散性があるのですが、少し蒸れやすいという特徴があります。
しかし、表面がウェーブ状に加工されている場合は体圧分散性はさらに高くなりますし、蒸れにくい状態にする加工方法があります。
低反発ウレタンマットレス
低反発ウレタンマットレスは体圧分散性に優れており、体へのフィット感が気持ちいい素材となっています。
しかし、中には体が沈み込みすぎる製品もあり、寝姿勢が悪くなって腰を痛める可能性もありますので、極端に体が沈むマットレスは避けるようにしてください。
また、夏場はクーラーを使用しないとムレ感が強くなるという難点もあります。
ボンネルコイルマットレス
ボンネルコイルマットレスは、しっかりとした安定感がありますし、内部の通気性も優れていて湿度の高い日本に適したマットレスとなっています。
ただし、表面のウレタンが粗悪品だとスプリングの上で寝ているような寝心地になりますので、腰を痛めてしまう可能性があります。
ポケットコイルマットレス
ポケットコイルマットレスは、体圧分散性と反発力を兼ね備えた寝心地となっているのですが、高品質のコイルスプリングでないと腰が落ち込み過ぎることがありますので、コイルの品質を十分に確認した上で購入するようにしてください。
ラテックスマットレス
ラテックスマットレスは、低反発のような柔らかさがあるものの、沈み込まずに優しく反発してくれる寝心地となっています。
また、抗菌効果でダニが繁殖しづらいという点はおすすめできるのですが、空調管理ができていないとムレ感があるという難点もあります。
高反発ファイバーマットレス
高反発ファイバーマットレスは、通気性に優れて水洗いができる衛生的なマットレスとなっているのですが、体圧分散性が少し物足りないと感じることがあります。
しかし、通気性が良すぎるために冷気まで通してしまうことがあるので、冬場はパッドなどを併用して対策するのがおすすめです。
まとめ
マットレスに関する情報を紹介してきましたが、そうそう買い替えるものではありませんし、人によってですが1日の3分の1を過ごす場所となっていますので、購入する際はできるだけ妥協しないように心掛けた方が大きな後悔をしなくて済みますし、体全体を支えるものなので体への負担や翌日の体調にも関わってくると思いますので、マットレスの細かい特徴や性質を十分に確認してから購入するようにしてださい。