ベッドフレームを使わない!床に直にマットレスを敷く際の注意点
多くの方はベッドフレームの上にマットレスを載せて使用し、基本マットレスはベッドフレームの上に載せるものです。
ですが、ベッドフレームを使わないで、床に直にマットレスを敷く方もいます。
床に直にマットレスを敷く場合、いくつか注意してほしいことがあります。
ここでは、その注意してほしいことを説明していくので、床に直にマットレスを敷こうと思っている方や、実際に直に敷いている方は参考にしてみてください。
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マットレスの床への直置きはカビができる原因に
ベッドフレームを使わず、床に直にマットレスを置くと、マットレスと床の間に湿気は溜まりやすくなります。
人は睡眠中、気が付かないうちに多くの汗をかきます。
その汗の量は大人だとコップ1杯以上、子供だとコップ2杯くらいといわれています。
それほどたくさんの汗をかくため、シーツなどを敷いていてもマットレスに汗がつきやすくなります。
マットレスに吸収された汗は、マットレスの下の方に溜まっていきます。
ベッドフレームを使っている場合は空気に触れやすくなるため、汗は蒸発しやすくなります。
ですが、床に直にマットレスを敷くと、下の方に溜まった汗は蒸発しにくいので、マットレスと床の間には多くの湿気が蓄積してしまいます。
湿気はカビが生える原因になるため、多くの湿気が蓄積することでカビが生えやすくなります。
結露もカビの原因に
マットレスのカビは睡眠中の汗だけが原因になるわけではなく、結露が原因になることもあります。
寒い時期は暑い時期よりも汗をかく量は少なくなるため、寒い時期は湿気が蓄積しにくくなると思う方もいることでしょう。
しかし、決してそのようなことはなく、寒い時期は結露で湿気が溜まりやすくなります。
寒い冬の時期は様々なものが冷え、床も冷たくなります。
マットレスの上に横になっていると、マットレスは体温によって温かくなっていきます。
床が冷たく、マットレスが温かくなることで温度差が生じ、結露ができやすくなります。
その結露の影響で、マットレスと床の間には湿気が蓄積してしまいます。
冬になると窓に結露が発生しやすくなり、家によっては酷い結露ができてしまうこともあり、結露によってカビができてしまうこともがあります。
窓の結露が原因でカビができるように、床とマットレスとの間の結露が原因でカビができてしまうことがあります。
ですから、床にマットレスを直置きする場合は、湿気対策をしっかり行うことが大切です。
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湿気の蓄積は埃が付く原因に
マットレスに湿気が蓄積することは、マットレスに埃が付く原因にもなります。
寝具に埃が付くのは衛生的によくなく、健康面からみてもよくありません。
床は埃が舞いやすい場所であり、床の中でもフローリングは特に埃が舞いやすく、フローリングに直置きしてマットレスに湿気が溜まることで埃はつきやすくなります。
埃にはダニがいる場合もあり、ダニがいればダニのフンや死骸もある可能性があります。
埃やダニは人間の健康面に悪い影響を及ぼす可能性があります。
特に薄めのマットレスを使用すると、高さがあまりないので、寝ている時に埃やダニのフンなどを吸い込みやすくなります。
ですから、まめに掃除を行い、常に床を綺麗にしておくことは大切です。
埃やダニの死骸を吸い込んでしまうことや、湿気が溜まりやすくなることが気になる方は、ベッドフレームの購入をおすすめします。
どうしてもベッドフレームを使いたくなく、床に直にマットレスを敷きたいという方には、厚めのマットレスの使用をおすすめします。
手入れのしやすいマットレスを選びましょう
マットレスに溜まった湿気を抜くには、定期的に手入れをする必要があるため、手入れのしやすいものを選ぶことが大切です。
では、手入れのしやすいマットレスとは、どのようなマットレスなのかというと、運びやすいマットレスです。
風通しの良いところに立てかけて陰干しする場合、マットレスを運ぶ必要があります。
マットレスが重いと運ぶのが大変で、腰痛持ちだと更に大変です。
ですから、運びやすいマットレスを使うと良く、運びやすいマットレスというのは軽いマットレスになります。
しかし、マットレスは基本、軽いものほど薄くなります。
前述した通り、床に直に置く場合は厚いマットレスが良いのですが、基本厚くなるほど重くなってしまいます。
ですが、使用されている素材によっては、厚いものでも運びやすいマットレスはあります。
そのため、できるだけ厚くて軽いマットレスを選ぶことをおすすめします。
三つ折りマットレスは運びやすいが
マットレスは定期的に手入れをしないと湿気はどんどん溜まっていき、ずっと床に直に敷いている場合は更に湿気が溜まりやすくなります。
ですが、マットレスは敷き布団よりも運ぶのが大変です。
そのため、前述した通り、できるだけ厚くて軽いものがおすすめで、三つ折りマットレスもおすすめです。
三つ折りマットレスは基本運びやすいので手入れがしやすく、ずっと床に敷くことを防ぎやすくなります。
しかし、三つ折りマットレスは、三つ折りできるという構造上、多くのものは薄めに作られています。
そのため、三つ折りマットレスを購入する時は、できるだけ厚いものを購入するようにしましょう。
マットレスの湿気対策
マットレスは、床に直に敷かないでベッドフレームを使っても、手入れをしないと湿気は徐々に蓄積していきます。
湿気が蓄積していくとカビが生えたり、ダニが繁殖したりする原因になります。
カビやダニが繁殖するとマットレスは劣化しやすくなります。
また、睡眠の質が悪くなる原因にもなるため、マットレスの湿気対策はちゃんと行うことが大切です。
定期的に陰干しして湿気を抜きましょう
マットレスをその場で立てかけるだけでも湿気対策になりますが、しっかり湿気を抜きたい場合は風通しの良いところで陰干しすることが大切です。
中には「太陽の光に当てて干したい」という方もいるかもしれませんが、多くのマットレスは天日干しには向いていません。
天日干しに向いていないものを天日干しすると劣化が促進してしまい、マットレスの寿命は短くなってしまいます。
ですから、マットレスは基本陰干しすると良く、天日干し可能なものだけ太陽の光に当てて干すようにしましょう。
定期的に向きをローテーションする
定期的にマットレスの向きをローテーションすることも湿気対策には効果的です。
定期的にマットレスをひっくり返したり、頭側と足側を反対にしてローテーションすると、部分的に湿気が溜まるのを防ぐことができます。
また、定期的に向きを変えることで、一部分が凹むのを防ぐことが可能になります。
向きを変えるローテーションをすることはマットレスの寿命を伸ばすことにも繋がるので、定期的に向きを変えるようにしましょう。
湿気対策になるアイテムを使用する
マットレスの湿気を溜まりにくくするには、湿気対策になるアイテムを使うと効果的です。
その湿気対策になるアイテムとは、除湿シートやすのこです。
マットレスを床に直に敷く場合、マットレスと床との間に湿気が溜まりやすくなるため、マットレスと床との間に除湿シートを入れると良いです。
また、マットレスの下にすのこを敷くことで空気の通り道ができ、湿気が溜まりにくくなります。
ですが、すのこを敷くとベッドフレームのような感じになるため、ベッドフレーム無しにしている意味がなくなることでしょう。
まとめ
ベッドフレームを使わず、床に直にマットレスを敷く場合、できるだけ厚くて軽い通気性の高いマットレスを選ぶようにしましょう。
マットレスが薄いと高さが低くなるので、床に近い場所で眠ることになり、床に落ちている埃などを吸いやすくなります。
また、耐久性に信用できないので、できるだけ厚いものを選ぶことをおすすめします。
お手軽価格のマットレスの多くは低品質なため、価格で選ばず高品質のものを選ぶようにしましょう。