腰痛対策のマットレスがうるさいときの対処法は? 軋み対策4選
腰に負担のかからないマットレスを選んだときは、快適に使うための工夫も重要になってきます。
ギシギシと軋み音がうるさく、気持ちよく眠れないようなものだと、使う気になれないものです。
せっかく腰痛対策ができるものを選んでも、それでは意味がありません。
腰痛を防ぎつつ、余計なストレスを感じないようにするためには、軋み音の対処法を知っておくようにしましょう。
12年間腰痛の私が絶対おすすめするマットレス・敷布団ベスト16ランキングはこちら
負荷をかけすぎない
マットレスがギシギシと軋むときは、負荷のかけすぎが原因となっている場合があります。
そのため、あまり適当な使い方はしないでください。
できるだけ負荷が少なくなる使い方をしていれば、ひどい軋み音は抑えることができます。
体に優しいマットレスをいつでも使えるように、音の対策はしっかり行うようにしましょう。
スプリングの音
負荷のかけすぎでマットレスから音が出るのは、内部のスプリングが劣化しているためです。
ダメージを受けて劣化したスプリングは、体重をかけることで耳障りな軋み音を発生させます。
そのため、寝返りをうつたびに不快な音を聞かなければならず、だんだん使う気が失せていくのです。
あまりうるさいようだと、腰痛対策ができないだけでなく、睡眠不足になる可能性もあります。
そうしたデメリットを防ぐためにも、負荷のかけすぎは避けるようにしてください。
無駄な負荷をかけずに使っていれば、スプリングの劣化を早めることはありません。
上に立つ使い方は避ける
マットレスに大きな負荷をかけないためには、「踏み台にしない」という注意点が重要になります。
高いところにある何かを取りたいときは、足りない身長をカバーするため、足の下に台を用意することがあります。
その台としてマットレスを使うのは、間違った方法です。
マットレスの上で立ち上がったりすると、足裏の狭い範囲に体重の負荷が集中してしまいます。
体重をかけるのは寝るときも同じですが、足裏が当たる部分だけに偏ることになれば、より大きなダメージを与えてしまうのです。
マットレスはあくまでも寝具であり、決して踏み台ではありません。
本来の用途を守り、きちんと寝るためだけに使うようにしてください。
ローテーションによる分散
スプリングに負担をかけないためには、裏表や上下を入れ替えながら使う方法がおすすめです。
この方法だと、負荷が同じ部分に集中することを避けられます。
足裏ほどではなくても、同じところにばかり体を乗せていると、負荷は偏るものです。
それを防ぐためには、敷き方のローテーションを行うようにしましょう。
定期的に体重をかける部分が変われば、うまく負荷を分散させることができます。
12年間腰痛の私が絶対おすすめするマットレス・敷布団ベスト16ランキングはこちら
湿気をためすぎない
湿気がたまりすぎることも、スプリングを劣化させる原因のひとつです。
そのため、湿気の対策も必ず行うようにしてください。
余計な湿気をなくすことができれば、軋み音だけでなく、ジメジメした不快感や、カビの繁殖なども防ぐことができます。
快適な睡眠のためにも、マットレスの湿度をしっかり下げておきましょう。
干して乾かす
マットレスの湿気を軽減するなら、敷きっぱなしにしてはいけません。
まったく動かさずに使っていると、湿気がどんどんたまっていきます。
そのような失敗を防ぐには、ときどき干すようにしてください。
定期的に干して湿気をとばしていれば、ひどい蓄積は起こりません。
大きくて移動が難しいときは、その場に立てかけるだけでも効果があります。
換気して通気性をよくしておけば、それほど日が当たらない場所でも、しっかり湿度を下げることができるのです。
ベッドパッドを使う
寝汗が多量に染みこむと、マットレスの湿度は上昇していきます。
睡眠中の汗はコップ1杯分になることもあるため、寝汗を甘く見てはいけません。
汗の染みこみを防ぐためには、マットレスの上にベッドパッドを敷くようにしましょう。
体とマットレスの間にベッドパッドがあれば、汗をしっかり防いでくれます。
ただし、いつまでも同じベッドパッドを使わないように注意してください。
汗を吸いすぎて湿ったものを使っていると、その湿気がマットレスに移るため、結局は湿度を上げてしまいます。
こまめに交換して、いつでも快適に過ごせるようにしましょう。
壁から離す
ベッドを壁に寄せたとき、マットレスがぴったり密着していると、空気の流れを妨げてしまいます。
そうなると、湿気も出て行かなくなるため、蓄積がひどくなります。
少しでも蓄積を防ぐなら、壁から10cmくらい離すようにしてください。
隙間を空けて空気が流れるようにしておくと、湿気をうまく逃がすことができます。
ベッドフレームをチェックする
不快な軋み音は、マットレスではなく、ベッドフレームから出ていることもよくあります。
そのため、ベッドフレームのチェックも忘れないようにしましょう。
ベッドフレームを少し揺らしてみて、もしギシギシ鳴るようなら、マットレスの対策だけでは解決できない場合があります。
そんなときは、ベッドフレームの音対策も試してみてください。
ネジをきつく締める
ベッドフレームが鳴るときは、ネジがゆるみ、部品同士がおかしな擦れ方をしている可能性があります。
もしそうなら、解決するのは簡単です。
ネジをきっちりと締め直し、擦れないようにしてください。
そうすれば、また気持ちよく眠れるようになります。
もう一度組み立てる
組み立て式のベッドフレームを使っていて、ねじを締めても音が消えないようなときは、いったん解体してしましょう。
すべてばらしてから、もう一度丁寧に組み立て直すと、すんなり解決することがあるのです。
多少面倒な方法ではありますが、ネジだけでうまくいかないようなときは、時間を見つけて試してみることをおすすめします。
軋まない構造のマットレスに換える
軋み音が気になるときは、思い切って別のものを使う方法もあります。
マットレスの特徴をよく見て、軋みにくいものを選べば、ストレスがたまるような音から解放されるのです。
これからマットレスを選ぶ予定がある人も、軋みやすいものは避けるようにしてください。
ボンネルコイルは軋みやすい
ボンネルコイルのスプリングはすべてつながっており、体を面で支えることができます。
沈みすぎて姿勢を悪くする心配がないため、腰痛対策には役立つタイプですが、軋み音がするものには注意してください。
スプリングが連結されていると、体重をかけたときに音が鳴りやすいため、快適に使えないことがあります。
軋み音につながる要素をすべて排除したいなら、ボンネルコイルはなるべく避けておきましょう。
静かなポケットコイル
ポケットコイルは、スプリングがそれぞれ独立しており、小さな袋に覆われた状態で入っています。
そのため、体重をかけても音が出にくくなっているのです。
ポケットコイルは、体の形に合わせた適度な沈み方をするため、体圧分散もしっかりできるようになっています。
腰痛対策と軋み音対策をどちらも行う場合は、このタイプをチェックしておきましょう。
スプリングがないマットレス
軋み音がないものを選ぶなら、ウレタンマットレスなどのスプリングがないタイプにも注目してください。
それなら、中で金属が擦れることはないため、安心して使うことができます。
適度に反発力の高いものを選んでおけば、体の沈みすぎも起こらないため、腰に負担をかけることはありません。
音を確実に防ぐことを重視するなら、ぜひ選択肢に入れておきましょう。
まとめ
軋み音がなく、いつも快適に眠れるマットレスであれば、「使いたくないな」とは思いません。
腰痛対策のために体に優しいマットレスを使うなら、ここで紹介した対策はしっかり押さえておいてください。
積極的に使えるマットレスになっていれば、腰への負担を常に軽減することができます。
腰痛と軋み音を両方防ぎ、ぐっすり熟睡できるようにしましょう。
参考URL・参考文献・根拠など
https://my-best.com/367
https://hineru.com/bed-creaking-sound/
https://www.laana.jp/bed/15793
https://www.nitori.co.jp/customersupport/faq/9914/
https://kaimin-times.com/mattress-moisture-5534
https://2rooms.info/bed-creak/