悪阻の時はどうする? 産前骨盤ベルトの装着トラブル
産前から骨盤ベルトを装着していると、安産になりやすかったり、体型が崩れにくく、腰痛や尾てい骨の痛みも起こりにくいという風に言われています。
しかし、産前は何かとマイナートラブルが多いものです。
つわりの時など体調がすぐれない時にも骨盤ベルトを装着しても問題ないのか、また寝ている時の装着はどうするのかをご紹介します。
産前骨盤ベルトはいつからつける?
産前の骨盤ベルトをいつからつければいいのだろうかと悩んでいる女性はとても多いです。
妊娠が分かった時からという人もいますし、体調が良くなってからという人、お腹が大きくなってきてからという人、腰や尾てい骨の痛みが酷くなってきてからという人まで様々です。
いったいどれが正解なのかと分からなくなってしまいますね。
結論から言うと、自分が使おうと思ったタイミングで使うのが正解です。
というのも、産前の骨盤ベルトは必ず装着しなければいけないというアイテムではありません。
妊娠中のより快適に使用するための、便利なアイテムの1つです。
妊娠後の体型戻しをスムーズにしたいというのであれば、お腹か大きくなる前、妊娠中期に入る前には使用しておきたいところです。
腰痛や尾てい骨などの痛みを防止するためであれば、妊娠中期頃から使用するといいでしょう。
すでに痛みが出てしまったという人なら、すぐに使い始めるべきです。
お腹が大きくなって歩きにくい、下半身がぐらぐらするという人も同様です。
予防のためならお腹が大きくなり出す中期頃、すでにトラブルが起こっているのなら、これ以上悪化させないためにも早い段階で装着してあげるのがおすすめです。
骨盤ベルトの装着可能時期をチェック!
どのような目的で骨盤ベルトを使用するのかによって、最適な使用時期は変わってきます。
しかし、使用する骨盤ベルトの種類によっては、使用時期が明記されているものがあります。
購入時には、自分の妊娠週数で使っても問題ないものなのかどうかを必ず確認してください。
悪阻の時に骨盤ベルトは付けてもいいの?
悪阻の時であっても、骨盤ベルトはつけていて構いません。
悪阻で気分が悪いからと言って骨盤ベルトを外す必要はないので安心して下さい。
ただ、悪阻のときは締め付け感があると更に症状がひどくなることがあります。
骨盤ベルトを外した方が気分が良いということであれば、無理して装着する必要はないでしょう。
多くの場合、悪阻は胎盤が完成する妊娠初期の終わりには楽になっていきます。
中には妊娠後期まで続くケースもありますが、悪阻で骨盤ベルトが装着できないほどつらいのであれば、外して様子を見るのがおすすめです。
骨盤ベルトは強制ではありません。
まずは、自分の体を休めてあげることが第一です。
無理して骨盤ベルトは装着せず、時期を見て再び装着してあげればいいでしょう。
また、骨盤ベルトのサポート力が強すぎるというような場合は、ショーツと一体型になったしめつけがソフトなタイプのものを使うという手もあります。
一体型の場合、サポート力は弱いのですが、普通のショーツのように着脱できるので悪阻時でも無理なく使用できるかもしれません。
大きくなったお腹を支えるには力不足な点も否めませんが、骨盤ベルトなしだとなんだか不安という場合には検討してみるといいでしょう。
寝ている時に骨盤ベルトはつけるべき?
就寝時に骨盤ベルトをつけるべきかどうかということですが、基本的には外します。
骨盤ベルトは、動いたりするとズレてしまうからです。
人は寝ている間に寝返りをうちます。
特に妊娠中は、お腹が大きくなって体のバランスが変わってしまうので、寝苦しさから寝返りを打つ回数も増えがちに。
その結果、知らない間に骨盤ベルトの装着位置がずれてしまう可能性があるのです。
骨盤ベルトがずれたまま気が付かずに寝てしまうと、変な位置で骨盤を固定してしまいます。
本来あるべき位置で固定されないので、変な風に骨盤が歪んでしまうのです。
骨盤ベルトで矯正するはずが、歪ませてしまうなんて困ってしまいますよね。
寝ている間は自分の意志で装着し直すことも出来ませんから、万が一のことを考えると外しておくのが安心です。
寝ている時に装着できる骨盤ベルトはあるの?
骨盤ベルトを外してしまうと就寝中に寝返りも打てないほど腰痛がひどい方は、青葉のとこちゃんベルトのように寝ている間も装着できるアイテムをプラスして使うといいでしょう。
とこちゃんベルトには、ズレ防止パーツなどの付属アイテムが充実しています。
手持ちの骨盤ベルトを就寝中に使えるかどうかチェックするとともに、付属アイテムでサポートできるようなら活用するのがおすすめです。
まとめ
産前の骨盤ベルトの最適な装着時期は、どんな風な効果を期待して骨盤ベルトを装着するのかによって変わってきます。
体系を綺麗に保ちたい・腰痛を防止したいという予防の目的で使うのなら妊娠中期までを目安に、すでにトラブルが起こっているのであれば早い段階での使用がおすすめです。
自分の体調に合わせて使用時期を検討してみましょう。