カビ対策は万全? マットレスのメンテナンス方法を徹底解説
ベッドで寝るときには必要不可欠なマットレス。
私たちに快適な睡眠を提供してくれる一方で、大きさが災いしてメンテナンスが非常に面倒くさいですよね。
でも意外に人って寝ている間に汗をかくもの。
メンテナンスが面倒だからといって放置していたら大切なマットレスにカビが生えることも…。
この記事ではより清潔で快適な睡眠を取れるよう、マットレスのカビが生えないためのメンテナンス方法を徹底解説します。
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マットレスの置き場所
皆さんは部屋の中でベッドを置く場所をどのように決めていますか?
テレビやコンセントの位置、他の家具との兼ね合いなどで決める場合が多いかもしれませんが、ベッドの置き場所を決める段階からすでにマットレスのカビ対策は始まっているのです。
人がかいた寝汗などの湿気はベッドの下や横から抜けていくのですが、もし壁にぴったりくっついていたら湿気の逃げ道は制限されてしまいますよね。
したがってベストはベッドの周りには何も置かず、風や湿気が通りやすい環境を作ることです。
だからといって部屋の真ん中にベッドを置くのはなかなか難しい場合もあります。
部屋の広さ、間取りの関係上壁側にベッドを置かなければならないことも考えられます。
そんな時でも、10㎝は壁から離してベッドを設置するよう心がけてください。
ぴったり壁にくっつける場合に比べて、たとえ10㎝でも風や湿気の通り道ができることが重要なのです。
またなるべくヘッドボード部分を壁際にしたり、ベッドの周りに風や湿気の通り道の邪魔となる家具を置かないよう注意することも重要です。
さらに外に面した壁だと、外と室内の温度差で結露ができる場合があります。
壁側にベッドを設置する場合でも、外に面していない壁側を選択するよう注意してください。
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直接床に置かない
マットレスはベッドの上で使用するようにし、床に直接置かないこともカビ対策の一つです。
先程壁にぴったりくっつけないことが大事だとご説明しましたが、床に関しても同じことが言えるのです。
床に置いてしまった場合、湿気の逃げ道が制限されてしまいこもってしまう可能性が高くなってしまいます。
床に直接マットレスを置かないようすのこを使用される方もいらっしゃいますが、すのこもあまりおすすめできません。
どうしてもベッドではなくすのこを使用する場合は後程ご説明する除湿マットや防水シーツを組み合わせることが重要です。
またその際はすのこも定期的に壁に立てかけるなどして干すとより効果的です。
除湿マットの使用
マットレスをそのままベッドの上に置いていては、ベッドの下の冷たい空気と、マットレスにこもっている熱の温度差によって結露ができる場合があります。
それを防ぐための対策として、除湿マットをベッドとマットレスの間に挟む方法が挙げられます。
ただし除湿マットを使用する上での注意点として、ずっと挟んだままではなくメンテナンスが必要ということです。
月に2回程度で結構ですので外で干していただくだけで、効果的なカビ対策になります。
防水シーツの使用
除湿マットと併せて防水シーツを使用すればよりカビ対策が効果的になります。
人は寝ている間にコップ一杯分(約200㏄)の汗をかくと言われています。
防水シーツをマットレスと寝ている人の間に敷くことによって、寝ている間にかいた汗や湿気によるマットレスの多湿を防いでくれるのです。
また防水シーツを選ぶポイントとして洗濯可能であることをおすすめします。
当然汗をかき続ければ防水シーツが多湿になってきますし、においや汚れもついてきますので、洗濯をすることによりカビ対策だけでなく清潔な睡眠をサポートしてくれるアイテムになります。
部屋の換気
これはマットレスだけでなく部屋全体のカビ対策となりますが、部屋の換気はこまめに行うようにしてください。
当然季節や天候にもよりますが、窓を開けるだけで部屋の湿度が下がりカビ対策に効果があります。
意外かもしれませんが、特に注意すべき季節は冬です。
冬は寒いためなるべく窓を開けないようにするので換気があまり行われていないことと、乾燥を気にして加湿器を使用されている方が多いという特徴があります。
これらの条件が揃うと一気にカビが生える環境を作ってしまいますので、できる範囲でこまめな換気を行うようにしてください。
ベッドの下の収納
ベッドの下は収納スペースとして使っている方も多くいらっしゃいますよね。
確かにベッドの下はデッドスペースになりがちで、特にものが多い人や住居に収納が少ない人は有効活用しているかもしれません。
しかしマットレスが吸収した湿気は横や下に移動するため、ベッドの下にものが多いと湿気が逃げにくくなりたまってしまうのです。
それが原因でカビが生えてしまうことも十分に考えられます。
対策として下記の方法が挙げられます。
除湿剤を置く
ベッド下のスペースに簡易的なものでも構いませんので除湿剤を置くと効果的です。
詰め替え用のものでも問題ありません。
空気を循環させる
湿気がこもっている可能性がありますので、サーキュレーターや扇風機で風を送るようにしてください。
これにより強制的にベッド下に空気の流れを作ってしまうのです。
ものを収納しない
ベッド下のスペースにものを置かなければ湿気が逃げにくい状況を避けられます。
一つもものを置かないということが不可能な場合でも、なるべくものを減らすだけでカビ対策には効果的です。
引き出しタイプの場合、定期的に空けておく
ベッド下のスペースが引き出しになっているタイプの場合、たまに引き出しを開けないと湿気がこもってしまいます。
ベッド下の引き出しに入っているものに用事がなくても、定期的に開けて空気を循環させることでカビ対策になります。
不在時は引き出しを開けておくなどこまめに開ける習慣をつけておくといいかもしれません。
布団乾燥機の使用
布団乾燥機を使用することでマットレスに吸収された湿気を取り除くことができます。
特にマットレスの置き場の日当たりが悪い場合や、雨などの多湿が続き部屋の換気があまりできていない場合は、マットレスに湿気がたまっている可能性があります。
そういう時は布団乾燥機を使用し、マットレスの湿気を除去しましょう。
マットレスのローテーション
マットレスを同じ面、同じ方向で使い続けるのではなく、3ヶ月に1回程度ローテーションすることで効果的なカビ対策になります。
つまりマットレスを裏返したり、今まで頭を置いていた部分を足先の方に変えるなどです。
これにより湿気のこもり方に偏りがなくなるため乾燥が早くなるだけでなく、マットレスのもちもよくなります。
マットレスを干す
マットレスは大きくて重いものがほとんどですので、外に干すことは困難ですよね。
しかし部屋の中で、壁に立てかけて干すだけでもカビ対策として非常に高い効果が見込めます。
除湿マットや防水シーツなどを使用していてもマットレスには除去しきれていない湿気がこもっているものです。
その湿気を立てかけて干すことによってさらに除去することが期待できます。
その際は普段壁やベッドと触れている、もしくは接近している面を主に乾燥させるよう意識することがコツです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
案外簡単なことや意外なことでマットレスのメンテナンスやカビ対策ができることが分かっていただけたでしょうか。
マットレスは正しく使用すれば快適な睡眠をサポートしてくれる味方ですが、一度カビてしまうと元に戻すために多くのお金や手間暇がかかったりしてしまい、場合によっては元に戻せないことも少なくありません。
これからマットレスを買う方も、すでに使用されている方も、カビ対策を意識してマットレスのメンテナンスを実践し、快適な睡眠を手に入れましょう。
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