腰痛・骨盤ベルト、コルセットの違いを知って正しく選んで腰痛改善!6つのポイントを覚えておきましょう!
腰痛や骨盤ベルト、コルセットの効果や種類には違いがあります。
腰痛があっても腰痛ベルトと骨盤ベルトのどちらをつけるとよいかがわからない、また、コルセットとは何の役割をするの?
医療用や市販のコルセットには違いがあるの?
とさまざまな疑問があります。
自分の症状に対してベルトの種類を選ぶにはどのような点に気をつけるとよいのでしょうか?
目次
①骨盤ベルトとコルセットとの違い
骨盤ベルトやコルセットは普段ではあまり聞きなれないもので、腰痛があるときに使うベルトとして知られていますが、腰痛ベルトとはコルセットともいって、主に腰を固定するためのベルトです。
骨盤ベルトは腰というよりも骨盤を固定するためのベルトです。
それらのベルトの使いわけをすることで腰痛が改善されることが期待されています。
まず、腰の痛みが強い場合には腰を固定するための「腰痛ベルト」、軽い場合には腰の動きを助けるスパッツや腰の保温のための腰痛ベルト、または骨盤ベルトがおすすめになってきます。
腰痛の原因にもなる場合がある骨盤は背骨の土台になる部分ですが、それが不安定になってしまうと腰の負担も大きくなってしまいます。
それで腰痛が起きたりしますが、骨盤ベルトを使用することで骨盤を安定させることができます。
さらに腰痛の軽減や予防には運動を併用することが大切で、骨盤ベルト&運動はとてもおすすめなのです。
特に女性の場合、男性よりも骨盤が大きく不安定になりやすいです。
そのため、女性の方には骨盤ベルトがおすすめです。
また、出産後にも腰痛や恥骨痛という症状にも骨盤ベルトがおすすめで、骨盤のゆがみを正しく矯正してくれます。
②腰痛ベルト・骨盤ベルトの正しい使い方
腰痛ベルトと骨盤ベルトは使う場合にはまったく別のものであると考えてよいでしょう。
つまり腰痛ベルトはウエストに巻いて使うものであり、骨盤ベルトは腰やお尻に巻いて使うものだからです。
腰痛ベルトはぎっくり腰や慢性的な腰痛の治療に使われることが多いですが、骨盤ベルトは腰がだるい場合、違和感がある場合、すこし痛みがある場合に使用するものです。
骨盤ベルトは出産後の女性が使う場合も多いです。
しかし、これらのベルトを使う場合、腰痛ベルトも骨盤ベルトもあくまでもサポート的な痛み軽減のためのベルトで、治療の効果はないということを覚えておくべきです。
なので「ベルトを使えば治る」と考えるのは誤りです。
③腰痛ベルトの種類について
自分に合った腰痛ベルトや骨盤ベルトを探し求める場合、種類はとてもさまざまとあります。
つまり簡易的なものからガッチリと腰回りを固めるものまでさまざまです。
痛みが少しである場合、腰痛ベルトや骨盤ベルトを使用しても問題はありません。
ただし、かなり痛みがひどい場合や、スポーツなどで使用する場合、しっかりと合ったものを慎重に選択することが必要になってきます。
まず、腰をしっかりと守るためには「腰痛ベルト」です。
通気性の高いメッシュ構造になっているものが多いです。
その構造としては一日中使っていても違和感のないようなものを選ぶことが大切です。
「腰を固定して少しは動かしたい」反対に「腰がガッチリと固定したい」というように目的別にタイプを選ぶことも必要です。
また、「動くことを前提につくられた腰痛ベルト」というものがあります。
「腰が痛くて仕事ができない」「スポーツの試合が近い」「日常生活で支障が出る」など背中の真ん中からお尻近くまでの広い範囲をサポートしてくれます。
④骨盤ベルトの種類について
骨盤ベルトは女性用の産後の骨盤引き締めに使うことが多いです。
そのため、ジーンズを履く人なども着用することができます。
若い人向けにオシャレ感覚で着けることができます。
また、骨盤ベルトでもスポーツに使用できるタイプのものもあります。
骨盤はスポーツでも重要な部分で、骨盤を引き締めることでスポーツ時のパフォーマンスも向上するといわれています。
ハードに汗をかいても通気性のよいものが多いです。
脚の上げ下げにも邪魔にもならないタイプですので、とてもスポーツにはおすすめのものです。
⑤腰痛ベルトや骨盤ベルトを正しく理解すること
腰痛ベルトや骨盤ベルトの使い方はだいたいわかってきましたが、ベルトを使用する場合には腰痛ベルトも骨盤ベルトも「痛みを緩和させるもの」として使うことが基本になっています。
使ってみてもあまりにも痛みが変わらない場合には、病院へ行く必要があります。
忘れてはならないことが、「正しい用途と使い道」なのです。
⑥腰痛ベルト・骨盤ベルトの症状別選びかた
腰痛などに効果のある腰痛ベルトは最初はどのようなものを選んだらよいのかわからない場合も多いと思います。
効果のある腰痛ベルトでも自分の体型や症状などを考慮しなくてはなりません。
軽度の症状には
軽度の腰痛やヘルニア、そして腰痛予防に使用する場合、腰を固定するタイプのものよりも「動きを助けるタイプ」のものがおすすめです。
また、腰の動きがよくなってくると骨盤ベルトで骨盤を安定させることで腰の負担が軽くなってきます。
テーピング効果のあるスパッツなども使用してみることがおすすめです。
また、腰痛対策には鍼などを併用すると硬直対策も可能です。
慢性腰痛の場合など腰の筋肉が硬直している場合が多いからです。
カイロポケットなどがついているものもあって、軽度の腰痛や予防向けの腰痛にはおすすめの腰痛ベルトです。
温熱治療をしながらベルトで腰をサポートしてくれます。
中程度の腰痛には
中程度の腰痛といえば、ヘルニアなど固定力はそれほど強くなくても構いません。
腰痛ベルトは筋肉や腰の軟骨の椎間板の負担を軽減・回復するのに用います。
痛みを少しでも早く回復させるためには、筋肉にテーピングなどをして腰痛ベルトをすることがおすすめです。
テーピングと同じ効果の得られるものが「スパッツ」などを履くと効果的になってきます。
痛みが中程度の方におすすめなものが、背中にプラステックが2本施されたものです。
腰の動きをサポートするもので、プラスティックは変形できるので多くの人にフイットするようにできています。
2重ベルトもマジックテープで、強さが調節できるのがいいです。
とくに慢性腰痛などの方におすすめの腰痛ベルトは、2重ベルトの引き締め効果で脊髄と腰骨をガッチリガードしてくれます。
重度の腰痛になってくると
重度の腰痛やぎっくり腰、ヘルニアになると痛みが強いですので、強く固定できるタイプがおすすめです。
腰を固定するには、ベルトの上からさらに2重のベルトで固定することも必要です。
締め付け力は腰痛ベルトでもとても強くても、腹側など動きやすいように作ってあるものもあります。
動きやすいけれども、「肝心な部分はしっかりと固定できる」というのが特徴です。
腰痛ベルトの中でも「滑車構造」というものになってくると締め付ける場合にほかのベルトよりも1/2の力で装着できるものもあります。
これは、ひどい腰痛の方にはとても重要なポイントで、腰痛がひどいときには、腕に力を入れにくいということがあるからです。
もし、そのときに無理をしてしまうと腰がぐらついたりして痛みが出る場合があります。
腰はきゅっと強く引き締めることができるのに、腹側がきつくならないものがあって、装着の楽さと、固定力の強さには驚かされる、優れた腰痛ベルトといってよいでしょう。
まとめ
また、腰痛ベルトや骨盤ベルトでも腰痛が痛みの強さに合ったものを選ぶことが必要です。
そうすることで腰痛ベルト・骨盤ベルトの効果を得ることが可能です。
しかし、そうでない場合には逆に腰を痛めてしまう場合もあります。
軽度の腰痛の場合には締め付け感が強くないもの、中程度の腰痛には、固定力は強くなくても2重ベルトの腰痛ベルトがおすすめです。
重度の場合にはもちろん強く固定できるものがおすすめです。