白十字の腰痛コルセットの使用感レビュー
年に数回程度なのですが、腰が痛むことがあり、市販の腰痛コルセットのお世話になっています。
使っているのは、白十字の「腰ガードコルセット」です。
最初に使ってみて、ちょうどよかったので、以後これしか使ったことがありません。
なので、他との比較はできませんが、この腰痛コルセットを実際に使ってみての使用感などを書き連ねていこうと思います。
目次
白十字の腰ガードコルセットは手軽に試せる
白十字の腰ガードコルセットは、S/MとL/LLの2種類サイズがあり、4,000~5,000円程度で販売されています。
コルセットの価格帯としては、中の下ぐらいです。
2,000~3,000円程度のもう少し安いコルセットよりは、しっかりとした作りです。
ドラッグストアやホームセンターでも売っているところが多く、手軽に試せるという点ではおすすめです。
もちろん、アマゾンなどのネット通販でも購入可能です。
特徴その1:二重ロック構造でしっかり締めてズレにくい
腰ガードコルセットは、腰痛コルセットとしてはごく標準的な作りです。
ですが、特徴をあげるとするなら、2つあります。
1つは、二重ロック構造。
ベルトに補助ロックのバンドがついており、これによりしっかり締められ、ズレにくくなっています。
側面に滑車がついており、滑車の原理で少ない力でもしっかりと締めることが可能です。
しかし、2回マジックテープで止める必要がありますので、トイレに行った時にはずすのが面倒というデメリットもあります。
特徴その2:指圧板で腰椎をしっかりサポート
もう1つは、指圧板です。
腰椎に当たる部分にプラスチック製の長細い板が入っており、腰椎をしっかりと支えてくれます。
白十字の腰痛ベルトには、この指圧板が取り外せるものもありますが、腰ガードコルセットでは取り外せません。
締める具合にもよりますが、私が使った感じでは座ったりしゃがんだりする時に若干窮屈な感じがしただけで、意外と普通に動けます。
ソフトな付け心地だが、メッシュとマジックテープで擦れる
付け心地はソフトです。
買ったばかりの時は、やや固い感じもしますが、何度か使ううちに柔らかくなってきます。
ただ、メッシュになっている部分が下着に擦れて、下着の寿命が短くなりそうなのが、少し心配です。
さらにコルセットを止めるマジックテープが強力で、着ている服によっては擦れた際に毛玉ができてしまったり、生地を傷める可能性があるのが、少々難点です。
あまり良い服を着ていると、もったいないことになるかもしれません。
メッシュ構造でも夏場はムレやすい
一番悩ましいのは、ムレることですね。
ほぼ全面メッシュ構造になっており、通気性はあるのですが、それでも夏場はどうしてもムレます。
私自身が太っていることもあって、やせている人よりも汗をかきやすいので、なおさらです。
加えて、敏感肌で汗負けしやすいので、すぐに汗疹ができてしまいます。
コルセットを巻いているのに沿って、キレイに線状の汗疹ができてしまったこともあります。
暑い時期は、腰痛を緩和したいのか、汗疹を作っているのか、よくわからない状況になっていました。
しかし、付けないと腰は痛いし、付けると汗疹はできるしで、なかなか難儀でした。
でも、普通の体型の人はここまでムレないと思います。
お手入れ簡単。洗濯機で洗える
お手入れは簡単です。
洗濯機の手洗いコースで洗えます。
ウチの洗濯機では、指圧板もつけっぱなしで洗っていますが、何ともありません。
生地が重なり合って分厚くなっている箇所もありますので、乾くのに少し時間がかかります。
私の場合、毎日使う時期もあったので、何個か買い込んでローテーションで洗濯していました。
洗濯が間に合わない時は、ファブリーズを吹いて汗臭さを緩和させていましたが、やはり洗濯して日干ししたものとは、スッキリ感が違います。
手軽さが強み
コルセットもあまり洗濯しないで使い続けると、湿度の高い時期などは、ダニの温床になってしまいます。
ダニに刺されると、猛烈にかゆくて大変なので、こまめに洗濯した方が無難です。
医療用のオーダーメイドで作るような、もっとガッシリしたコルセットだと、家で洗濯できないものもあります。
そういったものはフィット感やサポート感は最高に良いのですが、普段のお手入れは濡らしたタオルで拭くぐらいしかできなかったりします。
その点、市販の腰痛コルセットは自分の身体にフィットさえすれば、洗濯もできますし、追加で買うのも簡単です。
ウェストが太くなるのは避けられない
この腰痛コルセットは、比較的スリムです。
しかし、それでも付けると、ウェストが太くなるのは否めません。
締め付け具合にもよりますが、私の場合はズボンのサイズが1つか2つ大きくなってしまいます。
スリムと言っても、ぴったりした身体のラインが出るような服装では、さすがに付けているのがモロバレになるので、避けた方が良いと思います。
あくまでコルセットにしてはスリム、という程度の話です。
ある程度ズレるが、気付いたら直せば済む程度
コルセットは、つけているうちにどうしてもある程度はズレてきます。
肌着の上につけている都合、肌着が動くことでズレが生じます。
面倒でも、定期的にズレたのを直す必要があります。
毎回直す人もいるようですが、私は面倒なので気づいたらその都度直すぐらいです。
つまり、そのぐらいの頻度でズレます。
意外にトイレで用を足すのにズボンの上げ下げをすると、ズレが生じやすいです。
コルセットを付けたら難しくなったこと
コルセットでお腹や腰を締め上げられていると、普段なら何ということのないことが難しくなることもあります。
まずトイレ。
小はどうにかなりますが、大はいきむのが難しいですね。
次に食事。
腹8分目どころか、6分目あたりで苦しくなります。
食べ放題なんて食べている途中で緩めないと、絶対無理です。
ダイエット中の人には、食べ過ぎなくてちょうど良いかもしれません。
反対に、若い食べ盛りな人には辛いものがあると思います。
個人的に辛かったのは、カラオケです。
声が出しにくくて敵いませんでした。
だからといって、緩く締めるとコルセットをしている意味がありません。
ホッカイロを入れるポケットはない
私の場合、冬場の寒さは腰痛にひびきます。
できれば、腰は冷やさないようにしたいものです。
しかし残念ながら、腰ガードコルセットにはホッカイロを仕込めるようなポケットの類は、ついていません。
私はインナーシャツの上にホッカイロを貼りつけて、腰を温めています。
冷えて腰に突然電流が走り、行動不能になるのはかなり辛いです。
だから、ホッカイロ以外にもひざ掛けやあったか下着など、冷え対策は万全にやっておくに限ります。
動き回ると、意外に持ちが悪い
他の腰痛コルセットを知らないので、標準的な消耗期間がどの程度なのか、よくわかりません。
とりあえず、私が使っている環境下では、1年程度経過した辺りからコルセット側面のメッシュ生地が伸びてきました。
これは6個のコルセットをローテーションで使った結果ですので、単独で使った場合はもっと早いのかもしれません。
使ってきた経験から見る限りでは、動き回ったり、力む動きが多かったりすると、消耗が激しくなります。
ベルト部分だけを付け替えることもできませんので、こうなると、コルセットごと全部買い替えです。
伸びたままでも使えますが、締め付けが甘くなりがちになります。
あまり緩い締め付けだと、かえって腰に負担がかかってしまい、痛みがぶり返してしまうこともあり得ます。
なるべくなら、新調をおすすめします。
まとめ
私自身、腰痛がクセになってしまった時期があり、最長で1年ぐらい腰痛コルセットが手放せませんでした。
回復しては、はずす→ぶり返すを繰り返してしまったのです。
今は1年に1回あるかないかぐらいの頻度です。
なお、コルセットなしでも動けるようになったら、腹筋と背筋の筋トレをした方が良いです。
コルセットで補っていた分、筋肉がなまっています。
太っている人は減量もおすすめです。
そういう私も減量するのに、プールに通い始めたところだったりします。