まくらを洗い睡眠環境を良くしよう! まくらの洗い方と注意すること
あなたは「まくら」を洗ったことはありますか?
まくらカバーをちゃんと洗う人は多いですが、まくら自体を洗う人は意外と少ないものです。
まくらカバーを洗っているから、まくら自体の汚れは気にならないという人がいますが、まくらを洗わない人のまくらはかなり汚くなっています。
それは、頭の汗や脂やよだれなどが、まくらカバーからうつっているためです。
そんなまくらでは、質の良い睡眠がとれにくくなります。
質の良い睡眠をとるためにもまくらを洗いましょう。
肩こり・腰痛におすすめのまくら(枕)ランキングベスト3はこちら
洗えるまくらの素材
まくらには、洗えるものと洗えないものがあります。
それは、まくらに使用されている素材によって、違ってきます。
そのため、まくらを洗う前にタグや素材を確認する必要があります。
それでは、洗えるまくらの素材を紹介していきます。
ポリエステルわた
洗えるまくらの素材の一つは、ポリエステルわた素材になります。
この素材は、人口繊維でできており、フワフワして柔らかいものとなっています。
そのため、多くのまくらに使用されています。
この素材のまくらは手洗いがおすすめです。
そして、水を抜く時は優しく抜いてあげることがポイントになります。
強く押し過ぎると、中が潰れたり寄ったりしてしまうので注意しましょう。
そして、天日干しでも問題ありません。
また、洗うことのできないポリエステルわた素材もあります。
パイプ
洗える素材の二つ目は、パイプになります。
パイプとは、ストローを短く切ったような形をしているものになります。
そして、大きめのものや硬めのものなど、色々なパイプがあります。
この素材は、とても洗いやすく、洗濯機でも大丈夫なので、気軽に洗うことができます。
天日干しでも問題ありません。
ビーズ
洗える素材の三つ目はビーズになります。
その名の通り、ビーズのような素材になります。
ビーズは、パイプよりも柔らかいですが、丈夫なので、洗濯機で手軽に洗うことができます。
そして天日干しでも問題ありません。
また、洗えないビーズもありますので注意しましょう。
肩こり・腰痛におすすめのまくら(枕)ランキングベスト3はこちら
洗えないまくらの素材
洗えないまくらの素材の種類は、洗えるものよりも多くなっています。
そして、ポリエステルわたや、ビーズには洗えないものもあります。
それでは、洗えない素材について紹介していきます。
羽毛
洗えないまくらの素材一つ目は、羽毛になります。
羽毛は鳥の羽を使用し、ふわふわ柔らかい高級な感じのする素材です。
この素材は洗うことができません。
そのため、陰干しをすると良いでしょう。
低反発ウレタン
洗えない素材の二つ目は低反発ウレタンになります。
低反発ウレタンは、反発力の低いウレタンなので、力が加わると少しずつ沈んでいきます。
そのためフィット感に優れており、まくらにかかる重さを分散させる働きがあります。
この素材も洗うことができませんので、干す場合は陰干しにしましょう。
スノー低反発
洗えない素材の三つ目は、スノー低反発になります。
スノー低反発は、ウレタンを粉々に砕いた雪のような素材で、このまくらを使用すると、バラバラのウレタンが固まっていき縮まります。
そして、頭をどけるとゆっくり元に戻っていきます。
この素材のまくらも洗うことができないので、陰干しをしましょう。
そばがら
洗えない素材四つ目は、そばがらになります。
そばがらとは、そばの実の殻だけを乾燥させたものです。
この素材は古くからまくらに使用されてきました。
この素材も洗うことはできないので、干すようにしましょう。
干す時は、太陽の光に当てても問題ないので、天日干しがおすすめになります。
また、干した後にまくらを叩くと、中のそばがらが割れてしまい虫が住みやすくなりますので、注意することが必要です。
ビーズ
洗えない素材の五つ目は洗えないビーズになります。
このビーズは細かく小さいビーズで、洗うことができません。
そのため、陰干しをするようにしましょう。
まくらの洗い方の手順
まくらは乾くのが遅いため、朝早く洗うか、気温の高い時に洗うのをおすすめします。
そして、まくらについている表示を見て、洗えるのか洗えないのかチェックしましょう。
洗濯機を使用する場合
洗濯機を使用する場合は、まくらを守るためにも洗濯ネットに入れて洗濯しましょう。
また、ファスナーのついているまくらの場合は、中身が出てこないように閉まっているのかチェックしてください。
そして、洗濯機にまくらを入れる前に、必ずまくらカバーを外してください。
カバーを外し洗濯ネットにいれたら、洗濯機に入れます。
この時、洗濯機の中よりもまくらが大きくて、きつくなりすぎることにより洗濯機が回らない場合は、洗うのを止めましょう。
洗濯機が問題なく回りそうだったら、中に洗剤をいれます。
洗濯するコースは、「手洗いコース」や「ドライコース」のような洗う力の弱いコースを選ぶようにし、洗濯を開始します。
そして、洗濯が終わるまで休憩したり、何かしたりして待ちましょう。
脱水が終わり、洗濯機が止まったら、まくらを取り出し、手の平でまくらを軽く均一にパンパンと叩きます。
これは、洗濯によって偏った中身を均一に整えるためです。
その後、天日干しをします。
天日干しがダメなまくらは陰干しにします。
この時、まくら専用の干す道具がある場合は、それを利用して干しましょう。
まくらが完全に乾くのにはかなりの時間がかかります。
また、まくらの素材や気候によって、乾くのに数日かかることもあります。
完全に乾かさないとカビが生えてしまうので、面倒かもしれませんが完全に乾かすようにしましょう。
手洗いする場合
丁寧に洗いたい場合や、汚れている部分だけ洗いたい場合は手洗いをしましょう。
洗う前にまくらカバーを外します。
そして、手洗いの場合も、まくらについている表示をチェックして洗うようにしましょう。
それと、手洗いをする場所ですが、洗面所や浴槽など、水を入れられる場所に水を入れてやると洗いやすいです。
水を入れたら、洗剤を入れます。
まくら全体を洗う場合は、まくら全体を水に浸し、まくら全体を優しく揉むようにして洗いましょう。
また、部分的に洗いたい場合は、その部分だけ水につけて洗いましょう。
そして洗い終わったら、今度はすすぎになります。
水で流しながら、洗剤の泡や色がなくなるまで十分にすすぎます。
この時、絞るように水を切ると、中身の素材が寄ったり固まったりしてしまいますので、上から均等に押すようにして水を切りましょう。
水を切ったらまくらの中身を整えて、外で干しましょう。
クリーニング
枕が大きすぎることにより洗濯機で洗えない場合や、自分で洗うのは不安という方は、クリーニングに出してみてはいかがでしょうか。
汚れを落とすプロに頼めば、どんなに汚れているまくらでも綺麗にしてくれますので、クリーニングもおすすめになります。
洗えない素材のまくらは干してみよう
洗うことのできないまくらは、干すことによって清潔にすることができます。
天日干しのできるまくらは、太陽の光に当てて干しましょう。
天日干しのできないまくらは、太陽の光が当たらない日陰で干しましょう。
干すことによって、まくらの臭いや湿気を取り除いてくれます。
そのことにより、まくらが清潔になり、質の良い睡眠をとることに繋がりますので、積極的にまくらを干してあげると良いでしょう。
まとめ
カバーだけでなくまくら自体もケアすることが大切です。
酷いまくらになると、ダニが住んでいたり、カビが生えていたりします。
それが原因となり頭皮にトラブルを起こすこともあります。
そのため、洗えるまくらは洗い、洗えないまくらは干してあげましょう。
そうすることによって、気持ちよく眠れることができます。
人間は毎日睡眠をとるので、まくらは清潔にしたいものですね。