使い込んだマットレスは腰痛の大敵!マットレスの寿命を見極めるポイント

マットレス・敷き布団

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腰痛に悩んでいる方に知ってもらいたいのが、睡眠時間の腰のケアです。

ケアといっても何か特別なことをするわけではありません。

ただ、使っている寝具のメンテナンスをするだけです。

この記事では、マットレスの寿命の見極め方と、マットレスを長持ちさせるポイントをご紹介します。

寿命を迎えたマットレスを使い続けることは腰痛の大敵!

正常なマットレスを使えば腰への負担を減らせるかもしれませんよ!



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マットレスにも寿命がある

腰痛に悩んでいる方にとって、睡眠時間の腰のケアはとても重要です。

寝る姿勢や、睡眠前のストレッチなども有効ですが、意外に見落とされがちなのが寝具のメンテナンス。

いくら購入時に良い寝具を選んでいたとしても、長年使いこんで変形してしまった寝具を使っていては元も子もありません。

枕や毛布などの小さな寝具は、擦り切れたり変色しやすいために数か月単位で新品に変えている方が多いと思います。

しかし見た目に大きな劣化が表れにくいマットレスだけは、購入してから数えきれないほどの年数、交換せずに使っていませんか?

マットレスにも寿命があります。

毎晩何時間も私たちの体を支えてくれるマットレスは、見た目にはわからなくとも少しずつ変形して寿命を迎えていきます。

腰痛に悩んでいる方が歪んだマットレスを使っていると、睡眠時間のあいだじゅうずっと不自然な体勢が続き、腰に負担をかけてしまうかもしれません。

寿命を超えたマットレスは「まだ使えるから」と無理に使いこまず、新しいものに交換するようにしましょう。

マットレスの寿命は平均5年~10年ほど

メーカーによっても異なりますが、一般的に使い始めてから5年~10年がマットレスの寿命だといわれています。

ただし使用者の体重が重ければマットレスの寿命も短くなりますし、出張が多いなどの理由でマットレスの使用回数が少なければマットレスの寿命は長くなります。

マットレスの寿命は使用状況によって大きく異なるため、年数だけで寿命を断言することはできませんが、連続使用は長くても10年、できれば5年ごとに交換することを一つの目安にすると良いでしょう。



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マットレスの寿命を見極める4つのポイント

マットレスの寿命は、年数だけでなく、実際にマットレスの使用状況を見て判断します。

使用状況によってはまだ1年~2年しか使っていなくても交換時期がきていることもあります。

ここではマットレスを交換する時期を見極めるためのポイントをご紹介しましょう。

1.マットレスが凹型に変形している

最も簡単にマットレスの交換時期を判断するには、マットレスが凹んでいるかどうかを確認します。

マットレスに寝転がったときに、一番体重のかかる腰や頭にあたる部分が数センチでも凹んでいたらマットレスの交換時期です。

低反発マットレス・高反発マットレスにかかわらず、正常なマットレスはキッチリ平坦な形状をしています。

正常なマットレスなら、人間が寝転がった時にはいくらか沈み込みますが、立ち上がった時には元の平坦な形状に戻るはずです。

誰も寝転がっていないのに、凹んだ部分が元に戻らないようなら、マットレス内部のスプリングが曲がっていたり、素材のウレタン等が潰れている証拠です。

たまに、形状が変化したマットレスを「体に馴染んだ」といった理由で使い続ける方がいますが、腰にとって良いこととは言えません。

いくら寝心地が良くても、新しいマットレスに買い替えるのがおすすめです。

2.寝ころんだ時に固い部品があたる

マットレスに寝ころんだとき、背中や頭にチクチクとした固い部品があたると感じたらすぐに新しいマットレスに交換しましょう。

これはマットレスの材質にもよりますが、体を支えるためのスプリングやコイルが変形・またはカバーを突き破って肌に当たっている可能性があります。

どこかに痛みを感じるような尖りを感じたら要注意です!

スプリングが正常に反発しないマットレスは体重を正しく分散できず、骨や筋肉に余計な負荷をかけることがあるだけでなく、使い続けていればいずれ金属部品が肌にこすれて怪我に繋がる可能性もあります。

スプリングやコイルの異常は、マットレスの凹型変形と同時に起こることも多いため、しっかりと確認しておきましょう。

3.マットレスの布地が破れている

マットレス表面の布地は、標準使用日数の期間内で破れるような弱い素材で出来ていません。

よって、布地が擦り切れるほど繰り返し使ったということは、マットレスの寿命をとっくに超えていると判断できます。

そうしたマットレスは、一見すると表面にしかダメージが無いように見えるため、中にはシーツや毛布を敷いて同じマットレス使い続ける方もいるでしょう。

しかし、布地が擦り切れるほどの年数使ったマットレスの内部では、スプリングやコイルも同様に劣化しているはずです。

そのまま使い続ければ、いずれ薄くなった布地をスプリングの固い部品が突き破り、無用な怪我に繋がりかねません。

寝心地に変化がなくとも、布地が破れたらマットレスごと交換することをおすすめします。

4.マットレスから異音がする

マットレスに寝転がったとき、または寝返りを打ったときなど、「ギィ…ギィ…」といった異音がし始めたらマットレス交換の時期です。

スプリング式、あるいはコイル式のマットレスに限りますが、異音のするマットレスは内部のスプリングやコイルが痛んできた証拠です。

変形したスプリングやコイルは、人間の体重を支えるのに十分な吸収力を失っています。

特に負荷のかかりやすい腰や頭などの部分に耐圧がかかりやすくなり、腰痛を悪化させることも考えられます。

寝心地に大きな不快感を感じないようであればすぐに交換すべきというほどではありませんが、放っておくとスプリングが変形してマットレス表面に露出することもあります。

音がし始めたら、できるだけ早い時期に交換しましょう。

使い方しだいでマットレスの寿命は伸ばせる!

マットレスの寿命は使用状況によって大きく変わります。

逆手にとれば、ちょっとしたコツを押さえておくだけでマットレスの寿命を大きく伸ばすことが可能なんです。

ここではお金のかからない、簡単なマットレスのメンテナンス方法をお教えします!

1.週に一度はマットレスを乾かす

お天気のいい日になると布団を干している家庭も多いですが、マットレスを干す作業は忘れられがちです。

ベッドに敷いたマットレスの場合、シーツは洗っても、マットレス本体がほったらかしになっていませんか?

厚さ5センチ程度の折り畳み可能な薄いマットレスの場合、布団と同じように定期的にから干しすることをおすすめします。

マットレスには睡眠中の汗が染み込んでいるため、放っておくとカビやダニの発生の原因になります。

カビはマットレスの寿命を著しく下げることがあるため、干せるタイプのマットレスならしっかりと太陽光で乾かしましょう。

スプリングタイプのマットレスなど、大きくて干せないマットレスの場合は、カバーをあけて定期的に空気を通してあげましょう。

カバーに染み込んだ汗がスプリングに到達すると、カビだけでなくスプリングの錆の原因になりかねません。

週に一度、空気を通してあげるだけでも十分に乾きますし、マットレスの寿命を延ばすのに役立ちますよ。

2.週に一度はマットレスを裏返す

同じ場所に体重がかかり続けることで起こるマットレスの凹みは、マットレスの位置を変えることである程度防げます。

裏表の無いマットレスの場合、週に一度はひっくり返して使うことで、同じ位置に凹みが発生することを抑えます。

また、裏表のあるマットレスであっても、頭の当たる位置と足の当たる位置を変えるよう回転させることで、凹みの発生を防ぎます。

こうした対策をこまめにとることが、マットレスを長く使う秘訣です。

まとめ

マットレスの寿命についてご紹介しましたが、何か心当たりはありませんでしたか?

交換時期のマットレスの特徴が、今お使いのマットレスにひとつでも当てはまったなら要注意!

マットレスを新しいものに交換しましょう!

寿命を迎えたマットレスは、腰痛のみならず様々な身体の不調を招きかねません。

新調したマットレスは、キチンとメンテナンスして長く大切にしてあげましょう。

健康な毎日は、快適な寝具から始まります!