うっかり入浴剤入りのお湯を誤飲してしまった場合はどうしたら良い?
入浴剤を使用してお風呂に入っていると、うっかり入浴剤入りのお湯を誤飲してしまうこともあるかもしれません。
自分ではないかもしれませんが、お子さんとお風呂に入っている時には、よくあることでしょう。
でも、そうして入浴剤入りのお湯を誤飲してしまった時には、どう対処するのが良いのでしょうか?
ここではその対処方法について見ていきます。
入浴剤を入れたお湯を誤飲してもあまり心配はない
結論から言うと、たとえ入浴剤を入れたお湯を誤飲してしまったとしても、実際にはあまり問題はないと言えるでしょう。
もちろんだからと言って積極的に誤飲することをおすすめするわけでは絶対にありません。
たしかに入浴剤は肌によい成分が入っていたり、血行を促進するために使うものになりますから、身体の中に入れても良い働きをしてくれそうに思えるものです。
でも、入浴剤を身体の中に入れても当然良いことは起こりません。
ただただお腹を荒れさせてしまう可能性が出てくるだけになるでしょう。
なので当然飲むことをおすすめすることはありませんが、だからと言って、少量誤飲してしまった程度で焦るようなものでもないのです。
その位の安全性は確保されているものが多い
入浴剤はお風呂に入れて使うものになります。
そしてお風呂では色々なことが起こります。
なので、入浴剤を作る側だって、うっかり入浴剤入りのお風呂を誤飲してしまうというハプニングが起こることくらい想定していると言えるでしょう。
そんなハプニングを想定してつくっているということはつまり、可能な限り身体に害が無いように作っているということになります。
だから、少し誤飲してしまった程度では問題無いと言えるのです。
そもそもたくさん誤飲することもない
そもそも入浴剤入りのお風呂であろうが普通のお風呂であろうが、そんなにたくさんお風呂のお湯を誤飲するなんて言うことは早々ないのではないでしょうか?
飲んだとしても、コップ1杯の4分の1とか、それくらいなのではないでしょうか?
だから、量的にも当然あまり問題はありません。
焦って吐かせようとした方が問題になるでしょう。
吐かせるのは逆効果になることも
なんとなくそういう身体に悪そうなものを誤飲してしまった後には、吐こうとしたり吐かせようとしたりする人も多いでしょう。
出してしまえば安全だという考えからそうなるのでしょうが、そもそもあまりそこまで大きな問題がないのに、そうして無理矢理吐こうとしたり吐かせようとしたりすることは、逆効果になりがちなことなのです。
無理矢理吐こうとしたり無理矢理吐かせようとしたりしたら、それのせいで胃が荒れてしまったり、或いはまた違うところに入浴剤入りのお湯が入りこんだりしてしまうことも出てくるでしょう。
なので、焦って吐かせようとするのは良くないと言えるのです。
焦ってしまう気持ちはわかりますが、別に少量飲んだ位は問題ないのですから、飲んでしまったとしても冷静に対処するようにしていきましょう。
吐かないで水を飲もう
でも、そうはいってもやはり何もせずにただ様子を見るというのはやはり不安だという方も多いでしょう。
なので、もしそうして入浴剤入りのお風呂のお湯を誤飲してしまったら、水を飲むようにすると良いでしょう。
水を飲んで、少しでもお腹の中に水を入れて、それによって入浴剤の成分をさらに薄めていくのです。
そうすればそもそもあまり中毒性の高くない入浴剤の成分は、さらに安全になるでしょう。
だから、もしうっかり入浴剤入りのお湯を飲んでしまったりしたら、そうして水を飲むがおすすめです。
冷たい水はあまり良くない
ただ、キンキンに冷えた冷たい水はあまり良くありません。
そういう時に飲む水は、出来れば常温の水であるべきでしょう。
なぜなら、そういう時にキンキンに冷えた水を飲んでしまうと、今度はそれでお腹に刺激を与えてしまう可能性があるからです。
どんな時でも、お腹は食べたものの温度の影響を受けやすいと言えます。
だから、別にあまりお腹に負担をかけていないような状態の時でも、お腹に冷たいものをたくさん与えていけば、それによってお腹が痛くなってしまう事があるでしょう。
なんてことはない普通の状態の時でもそうなのですから、お腹の中に入浴剤入りのお湯を入れてしまった状態では、益々刺激を感じるようになるでしょう。
お湯は暖かいものでもありますから、お腹はそれなりあったまっているはずです。
そもそもお風呂にはいっていたのでしょうから、外からもしっかりとあっためられていたはずです。
それなのにキンキンに冷えた水を入れていったら、お腹が痛くなるのも仕方がない話です。
なのでそうならないように、常温の水を入れるようにしていきましょう。
バスソルトの時には牛乳を飲む
入浴剤には、色々な種類があります。
たとえばバスオイル型の入浴剤もあれば、バスソルト型の入浴剤もあります。
もしうっかり飲んでしまった入浴剤がバスオイル型であれば、水を飲んでおけば問題ありませんが、もしうっかり飲んでしまった入浴剤がバスソルトタイプなのであれば、そこで飲むのは水よりも牛乳がおすすめです。
牛乳はお腹を守る力がありますから、比較的に刺激の強いバスソルトの刺激もしっかりと中和していくことが出来るでしょう。
牛乳も出来ればホットミルクの方が吉
もちろん牛乳も、ただの牛乳よりもホットミルクにしておいた方が無難です。
ホットミルクであれば、牛乳によってお腹を冷やしてしまうということはないでしょう。
牛乳の場合、あまり常温と言う選択肢はないはずです。
そのまま牛乳を放置していたらすぐに腐ってしまいますし、良くないのです。
だから基本的には牛乳は冷蔵庫に入れてあるでしょう。
でもそうして冷蔵庫に入れている牛乳をそのまま飲むと、お腹への刺激が強いことがあります。
なので、常温でもなく、かつ冷蔵でもない、ホットミルクの状態で飲むのがおすすめなのです。
体調が悪くなった場合は直ちに医師へ
基本的にはこうして対処していけば問題ないのが、入浴剤入りのお湯の誤飲ですが、時にはそれでも気分が悪くなってしまったりすることもあるでしょう。
それは当然です。
人の身体はコンディションによって何かから受ける影響は大きく変わります。
なので、ちょっと疲れていたり、その日に風邪をひいていたりしたら、そうしたちょっとした入浴剤入りのお湯の誤飲でも気分が悪くなってしまうこともあるのです。
もしこうした対応をしていても気分が悪くなってしまったら、その時には直ちに医師にみてもらうようにした方が良いでしょう。
実際、医師に診てもらって特に何もなかったとしても、医師に「ほうっておけば治る」と言われたら、すごく安心できるでしょう。
自分で判断してそうする時と、安心感が格段に違うはずです。
そうした安心感の違いというのも、間違いなく体力回復のためには大きな違いとなるので、少しでも早く治したいと思うのであれば、医師に診てもらうのが適切なのです。
もちろん何もなければ水や牛乳を飲んで放っておけば良いですが。
まとめ
うっかり入浴剤入りのお湯を飲んでしまったり、飲まれてしまったりすることは実際に起こりえることです。
もし実際にそんなことがおこってしまっても冷静に対応できるように、是非これらのことは覚えておいてください。
特に、基本的には飲んでも少量ならばあまり問題ないということは、パニック防止のためにもしっかり覚えておきましょう。