体の不調・冷え性での悩みを入浴剤一つで解消~効能と改善方法~
これから日に日に暑くなっていく時期ですが皆さんは“入浴剤”を使用していますでしょうか?
特に冷え性の方はもちろん夏になってくると、『暑いのに湯船に浸かるなんて考えられない』と思う方もいらっしゃると思います。
暑くなってくると疲労や寝不足から冷え性になってしまう事もあります。
そうならないように、忙しい方にもおすすめな入浴剤と入浴方法をご紹介します。
夏場は冷え性になりやすい時期でもあるので、しっかり芯まで温まり疲労回復しましょう!
冷え性について
冷え性とは、人が本来持っている”体温調節機能”が十分に働かないことで起こる症状です。
そしてその冷え性を改善するためには血液の循環が大切になります。
体内で温められた血液が行き届かないと足先血行不良は脳梗塞などの原因になるそうなので、体が冷えないようにすることや冷えを解消するのは健康維持することが重要です。
①夏場では特に冷たいものを食べる機会が多くなります。
冷たいものを食べると、体温が下がりやすくなり体温を上げよう急激に血圧が上がることがあります。
②エアコンも冷えの原因となります。
室内と屋外の温度差が大きいと、体温を調節する自律神経に負担がかかります。
冷え症は自律神経が崩れることから原因で起こる場合が多く、血流が滞り全身に熱が送られなくなってしまいます。
そして色々な体の不調を引き起こしてしまう原因になってしまいます。
入浴剤について
冷え性の方にとって入浴剤はとても重要アイテムになります。
湯船に浸かることで血行を良くし、浮腫みやすい部分をマッサージすることで冷え性を改善します。
先ほど紹介しましたが、特に夏場はエアコンなどの冷房により冷えやすい時期でもあります。
そこで炭酸ガス入りの入浴剤は、温浴効果を高めてくれるので血行を促進する効果があるのでおすすめです。
特に一番風呂は、お湯が硬いので体の中のミネラル成分が流出しやすく、カサカサやかゆみの原因になってしまうことがあります。
入浴剤を上手に使い一番に入浴しても、お肌の保湿効果や保温効果を高めましょう。
※入浴剤はちょっと気になるという方には、塩を入れると良いでしょう。
海水でできた塩や岩塩など、天然のものがおすすめです。
(最近では様々な国で取れたソルト入浴剤も増えています。)ひとつかみ入れるだけでも、血行促進や保温効果、新陳代謝アップの効果が期待できますので、赤ちゃんも一緒に安心して入ることができます。
炭酸入浴剤
炭酸ガスの入浴剤にはとても効果の高い入浴剤です。
夏だからこそ湯船に浸からなければ疲れは取れません。
体は芯まで温まることによって湯上がりは湯冷めしにくく、寝つきも良くなるのでとてもおすすめです。
天然の炭酸泉と同じように、お湯に溶けた炭酸ガスが皮膚を通しやすく、血流の増加などの効果があります。
炭酸ガスの入浴剤が溶けている最中よりも、溶け切ってから約2時間の間で入浴した方が炭酸ガスの濃度が高く、より効果があると言われています。
お子さまも使えるタイプものも年々増えているので親子でゆっくり浸かれることができます。
柑橘類の入浴剤
柑橘類と言うと、”みかん”や”ゆず”で冬のイメージがありますが夏場にもおすすめです。
柑橘類の皮にはリモネンと言う精油が入っており、お湯に入れることでリモネンが出てきます。
良く耳にするのが『美白効果あり』と聞きますが他にも、湯冷めをしにくかったり血行促進効果もあります。
夏バテや夏風邪防止にもなりますのでこちらも是非おすすめです。
市販入浴剤おすすめ
きき湯 ・ 冷泉炭酸湯スパリラックス
青のパッケージになります。
『汗によるベタつきや汚れの匂いが気になる』『夏は暑くて寝苦しいから、その前にお風呂でリラックスしたい』そんな悩みから開発されました。
重曹・ミョウバンなどの有効成分が温浴効果を高め、血行を促進し、疲労や肌荒れを緩和します。
保湿剤の茶エキスが配合されていますので肌を”なめらか”にし、ベタつきや汗ばんだ肌をさっぱりさせます。
適度なメントールが暑さによる不快感を和らげて、肌をサッパリさせる効果もあります。
バブ ・メディケイティッド
高濃度の炭酸で約10倍の泡の数が出て、しっとりしたお湯になります。
毛細血管を広げ血行を良くする効果があります。
疲労・肩こり・腰痛・冷え症に効果ありで、循環や新陳代謝が高まり疲労回復やコリの痛みがやわらぎます。
温泉成分が入っていますので、お風呂上りも冷えにくいです。
バスロマン ・ クリアクール
イオンのベールが体全体をつつみこみ、体から熱の放散を防ぎます。
保温効果があり、湯冷めしにくい薬用入浴剤です。
炭酸水素ナトリウム(重曹)が湯上がり後のお肌をさっぱり爽快に!
暑い季節に、快適・爽快でお肌もサラサラになります。
さら湯のピリピリ感を和らげる塩素除去成分配合しているので、汗っかきな赤ちゃんやお子さまにも使えるのでおすすめです。
夏場の入浴
夏場はシャワーだけで済ませてしまうと、なかなか一日の汗や油は取れません。
そしてそれらは毛穴の目立ちや肌のザラつきの原因に成ってしまいます。
湯船に浸かることで、発汗効果・温熱効果・浮力効果・水圧効果があります。
体に水圧がかかることで血液やリンパの流れを良くし、酸素や栄養が全身に行き渡りやすくなります。
入浴方法
ベストは38°~40°で肩まで浸かり過ぎず、心臓より少し下の辺りまでのお湯がちょうど良いです。
ポイントは『心臓に負担をかけない・血流をよくして温浴効果をより長く維持する』ということが大事です。
熱すぎるお湯は肌の乾燥を招くことにもなるので冷え性とお肌両方のためにも避けた方が良いです。
ぬるめの温度でお風呂に入ることで「温熱効果」に副交感神経が刺激されてゆっくり芯まで温まりやすくなります。
なので体への負担も少なくリラックス効果が高まります。
肩まで浸かり過ぎてしまうと温まり過ぎて汗が出やすくなったり、のぼせの原因になってしまいます。
入浴時間は大体15~20分ほどにしましょう。
汗をかいたら小まめに水分補給をすると血液もサラサラになります。
上がった後はシャワーで流さなくて良いです。
入浴剤の成分を充分に吸収したまま出ることで、冷え防止の効果を上げることができますし、寝付きも良くなります。
疲労回復
翌日に疲れを持ち越さない為にも湯船に浸かることはとても大切です。
老廃物質を体から出すことで疲れを解消させます。
湯船に浸かることで、不要な老廃物は汗通して体の外へ排出されます。
リラックス効果
入浴剤を入れることでストレスを解消させてくれる効果があります。
人工的に作られたものですが効果はとても高く、”色”や”香り”は癒しやリラックス感を与えます。
そしてリラックス効果のある温度は 39°±1℃の微温浴です。
注意点
冷えた体を温めるために熱い湯は逆効果です。
冷えた体を温める必要がある場合、熱いお湯に浸かるのは効果がありますが、人は42℃以上の湯に浸かると”交感神経”が働きだします。
そうすると、急に汗をかくことで脈拍が急に上がり、冷えた体を温めるような動きが出るのです。
一時的にポカポカする効果はありますが、その後『湯冷め』の原因になり体を余計に冷やすことになってしまうので逆効果です。
大切なのは、リラックス・緊張の緩和・質のいい睡眠を促す”副交感神経”の働きを良くすることです。
ラベンダーやジャスミンなどのハーブの香りも精神的に落ち着かせる効果があるので、芯から温めることを心がけましょう。
まとめ
冷え性の原因はストレスなどの不規則な生活や、女性ではホルモンバランスの崩れが原因と冷え性の理由はたくさんあります。
日常で常にエアコンが効いていたりすると外との温度差が激しくなり自律神経の乱れの原因にもなります。
こうして誰でも冷え性になってしまいますので、現代病だからこそ上手く改善していく必要があります。
入浴剤で気分転換やリラックスをし、ストレス発散に繋げることで改善できると私は思います。
他にもまだまだたくさんの入浴剤がありますので楽しみながら是非実践してみてください^^