寝ていて腰痛が起きるのではなく腰痛が軽減されるような敷き布団を探そう
どうも近頃寝起きに腰が痛むような、腰の辺りが固まったような感覚があるけど、これって敷き布団が合わないせいだろうかとお悩みの方もいらっしゃるでしょう。
昼間の疲れが寝ても何となく取れていない気がする、とこれまたお悩みの方も少なくないと思われます。
勿論睡眠中の色々な条件なども関係してきますが、それでも寝具の特に敷き布団については合う合わないが、身体の疲れや腰痛を引き起こす原因の一つであることは確かでしょう。
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そもそも腰痛って種類があるの?
腰痛とひと言で言ってしまっていますが、位置にしろ原因にしろ千差万別と言っていいでしょう。
大別してみると以下のようになります。
筋肉の炎症による腰痛
急激な運動や身体のひねり、また重い荷物を持ち上げた後で感じる腰痛です。
何時もと違う動きや負荷のせいで、腰の筋肉に炎症が起きてしまい、痛みを感じるわけです。
急性の痛みですので、時間と共に消えて行ってくれるのが殆どのケースですが、場合によっては放置しておくと関節部に異常が起きたりもします。
炎症が起きているのですから、鎮めるために冷やすのが一番の手当てになります。
湿布などで炎症を鎮めて上げるのが、一番いいでしょう。
この手の痛みは殆どが、ウエストの辺りに発生します。
腰と言っても、割と上の方ですね。
関節部の異常による腰痛
一般的にヘルニアなどと呼ばれる腰痛の症状です。
腰椎の関節部の軟骨がすり減ってしまい、神経に触って痛みを引き起こすのです。
勿論そこに行くまでに、過剰に運動をしたり負荷をかけたりして、筋肉でカバーしきれなくなった結果と言う事もあります。
また加齢によって軟骨部がすり減ってしまったり、弱った筋肉が周りもサポートしきれずに、等と言う原因もあります。
この場合は整形外科的治療も必要になってきますので、検査の上の治療をするのがベストです。
姿勢の悪さからくる腰痛
人間の背骨は、横から見た場合骨盤の上で緩いS字カーブを描いています。
正面から見た場合は、まっすぐに伸びています。
しかし生活習慣の乱れや運動不足などで、この骨格の形が乱れてしまうと身体全体のバランスが崩れてしまいます。
加えて、骨をサポートすべき筋肉も弱ってしまいますので、年代関係なく注意したいですね。
この問題で、初期に出てくる症状が腰痛です。
骨盤の辺り、ウエストよりも下の辺りに気持ち悪い痛みを感じたら、要注意です。
大きく伸びをしたりストレッチをしたりすることで、初期なら緩和できますので実行したいものですね。
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睡眠時に引き起こされる腰痛とは?
睡眠時間と言うのは、生きている時間のうち3分の1から4分の1を占めます。
かなりの時間が、布団の中で費やされるわけです。
所謂、合わない布団で寝ていて感じた腰痛と言うのは、一朝一夕で起こる腰痛では無く長時間かけて少しずつ溜まっていった、そんな痛みと言えるでしょう。
つまり最初はほんのちょっとした身体のずれが、月日と共に少しずつ大きくなっていくわけです。
この手の腰痛は上の分類で言うと、2番目と3番目にあたりますね。
しかも寝ている間ですから、起きている間一生懸命身体を伸ばしたり運動で筋肉を作ったりしていても、睡眠中に乱れてしまうこともあるのです。
何と言っても、1日の内の3分の1から4分の1の時間ですので、これはかなり長い時間と言えますね。
加えて就寝中は、起きている時と違って無防備な身体です。
全身脱力しているわけではないですが、自分でのコントロールは出来ていない状態です。
この間、寝具に身体を任せているのですから、やはり寝具は吟味したいものです。
ほんのちょっとが、気がついたら巨大になっていたと言うことの無いように、寝覚めのコンディションには注意を払いたいものです。
百人百様の筋肉や骨格なので
寝具はこれがベスト、と断言出来れば正直面倒無いのですが、本当にこればかりは当人次第と言う事になってしまいます。
例えば、殆ど運動はしないデスクワーク専門の人ででも身体は柔らかい人と、運動は趣味で大好きだけど身体は硬めの人がいたとします。
正反対の関節事情と筋肉を持っていると言う事ですね。
この場合、同じ敷き布団のタイプでどちらも満足な睡眠を得られるでしょうか。
それは難しいと、言わざろう得ません。
それぞれがご自分に合った、気持ち良く寝られてしかも起床できる寝具を探すしかないのです。
難しい、しかも面倒にも思えることですが、睡眠中に疲れが増えたり起床後に腰痛を起こしたりを避けるためにも、寝具選びをしてください。
特に敷き布団やマットレスは、身体の体重を預けるべき大事な寝具ですので、しっかりと吟味することが必要です。
これだけは避けておきたい敷布団のタイプ
それでも共通して、これだけは身体のためには避けておきたい敷き布団のタイプがあります。
お尻の部分が完全に沈んでしまう敷布団
寝たところを横から見た時に、お尻が埋もれてしまって身体が「く」の字になってしまっている状態です。
お尻の部分は実際、身体の中でも重さがありますししかも出っ張っていますので、敷き布団の素材によっては潜ってしまうことがあります。
これが、布団の素材でサポートされながら出っ張った部分だけ沈んでいる場合は、さして問題ありません。
がしかし、完全にお尻の部分が「く」の字になるほどに潜り込んでしまった場合は、その敷き布団は止めておいた方が無難です。
お尻の部分、骨盤は立っていた場合垂直であるのが最も、腰に負担のかからない角度です。
寝ている場合は、敷布団と水平になっているのがベストです。
それが「く」の字になってしまうようでは、腰痛を引き起こしても当然と言えます。
どうも近頃、と思った場合誰かに布団に寝た状態を見てもらってください。
沈み込み過ぎているようなら、出来るだけ早く敷き布団を変更するのがおすすめです。
身体がアーチになってしまう敷布団
前記した敷き布団の正反対の状態です。
出っ張ったお尻の部分が、こちらは殆ど沈んでくれずにその出っ張った部分のせいで、横から見ると身体がアーチを描いている感じです。
使用者にとって硬すぎる敷布団や、薄すぎる敷き布団だとこの姿勢になりがちです。
アーチになった身体は、一見大きく伸びているので気持ち良く見えますし感じられます。
しかしこの身体のアーチは、起きている時に筋肉を使ってやる分にはいいストレッチなのですが、寝ている時は緩んだ筋肉で骨だけアーチになるのでおすすめ出来ません。
腰椎の辺りに負荷がかかって、結果腰痛を引き起こします。
やはり誰かに横から見てもらって、そっくり返って寝ていないか確認して貰うといいでしょう。
運動を良くする人の場合、殿筋などが結構発達してまた筋肉が硬いので、この手の姿勢には注意したほうがいいでしょう。
理想の敷き布団を探そう
腰痛だけでなく身体のバランスや健康も考えて、敷き布団を選ぶのは大変ですが楽しい作業であるとも言えます。
眠りが充実すれば、起きている時間も充実して過ごせるはずです。
寝ている間に疲れが取れれば、次の日には元気に1日始まられるはずです。
何にせよ朝起きると腰痛が起きるので、寝るのが嫌になったなどと言うことは無いようにしたいものです。
上記しました、出来れば避けたい敷き布団の逆である、骨盤を水平に保てる敷き布団なら身体のバランスを睡眠中も保ちやすくなります。
バランスのいい身体なら腰痛とは縁も切れます。
その為にも時間をかけて、専門店などで試させてもらいつつ理想の敷き布団を探してみましょう。
そして忘れてはならないのが、寝具にも寿命があると言う事です。
見つけたはずの理想の寝具で、しかしある朝ふと気がついたら腰痛が、と言う事になったら再び寝具探しに出かけてください。
健康な身体と、痛みのない身体のためにも充分に時間をかけて選んでくださいね。
まとめ
朝起きた時の調子は、その日の気持ちを左右すると言って過言ではありません。
上質の眠りのためにも、いい敷き布団を選びたいものです。
何と言っても、起きたら腰痛と言うのは出来れば勘弁してほしいと、誰でも思うものです。
起きている時の腰痛が、睡眠後には軽減されていると言うのが、本来の理想です。
起床後に腰痛を感じるのではなく、腰痛が緩和されているような敷き布団を手に入れましょう。