冷え性を改善し、ぐっすり眠れる!身近なハーブで作る入浴剤
冬に限らず、足や手の先が冷たいと、ベッドへ入ってもなかなか眠れませんよね。
冷え性の方には、寝る前にお風呂に入ってゆっくりあたたまった後、ハーブティー、ホットミルクやブランデー、お白湯を飲んでベッドへ入るのがおすすめです。
そして、ゆっくりとバスタブにつかるならば、いい香りのするものを入れたい、それで血液の循環が良くなる効果がある、体に良い、体の芯までほかほかになる、ハーブで作った自然の入浴剤を入れてみませんか?
冷え性の原因とは
冷え性は、血行が悪いことから来ていますが、自律神経の乱れが原因とされています。
冬の間はもちろん、これからの季節、冷房やエアコンのせいで夏になっても冷え性に悩まされる方も多いと思います。
体温が低くなると、自己免疫力が低くなるので、病気になりやすくなります。
実際、冷えは万病のもとというし、風邪をひきやすくなるものです。
なので、冷え性を治せば、病気になりにくくなる、これは重要なポイントだと思います。
ということで、交感神経と副交感神経が、バランスよく働くようにしなくてはいけません。
規則正しい生活と、バランスのとれた食事、適度な運動、ストレスをためない、楽しみを増やすことも大事です。
気分が良くなる香りを使って、ゆっくりリラックスして入浴するのは、理にかなっていると思います。
市販の入浴剤もいいですが、なんといってもハーブティーやお料理に使うハーブですから、手軽で自然な香りなので飽きが来ないし、長続きするように思います。
それでは冷え性が改善するのに最適な入浴剤として、色々なハーブとその効用をご紹介しましょう。
入浴剤に使うハーブ
ローズマリー
血液の循環をよくして、代謝アップの効果があります。
爽やかな香りで、ドライでもフレッシュの葉でも手に入りやすいです。
お肌もすべすべになります。
ラベンダー
花のつぼみの乾燥したものを売っています。
とてもいい香りで、鎮静効果や殺菌効果があることで知られています。
イライラするときにこの香りをかぐと落ち着くほどです。
もちろん、ニキビ予防やお肌のケアにもよく、すべすべになります。
レモングラス
レモンと同じ成分シトラールが入っていて、とても爽やかな香りです。
ハーブティーにしても消化を促進し、胸やけを防ぐ効果があります。
自律神経をととのえる働きがあり、鎮静、殺菌効果も期待できます。
フレッシュでもドライでも手に入りやすいです。
生の葉っぱは手を切りやすいので注意してください。
細かく刻んで使いましょう。
カモミール
リンゴに似た香りで、鎮静効果があり、ハーブティーを寝る前に飲むとぐっすり眠れます。
体を温めるというのは、軽い風邪の初期にハーブティーを飲むことでもわかると思います。
春に咲く花はとてもいい香りがします。
この香りをかぐと、あくびが出るほどリラックスします。
タイム
食欲をそそる香りですが、やはり血行促進に効果があり、抗菌、殺菌作用もあります。
ハーブティーにすると咳にも効きめがあるということです。
ドライでもフレッシュでも大丈夫です。
ミント
爽やかなミントには、スペアミント、ペパーミント、ブラックミント、アップルミントなど色々な種類の香りがあります。
血行促進と、鎮痛効果があります。
メントールの香りは、これからの季節に欠かせない爽やかさだと思います。
アップルミントやパイナップルミントを入れると、フルーツの甘い香りが加わって、より爽やかになるのでおすすめです。
ヤロウ
西洋ノコギリソウともいいます。
香りはありませんが、発汗作用や血液循環をよくし、風邪の初期症状にも良く効くハーブとして知られています。
ホームセンターなどに園芸種として売っているのが手には入れば、育ててみましょう。
フレッシュの葉っぱを使います。
フェンネル
ちょっと甘さのある爽やかな香りがする、金魚の藻のような葉っぱのハーブです。
魚料理に使うハーブですが、健胃作用があります。
浄化作用があり、ストレス軽減にも良いそうです。
種はスパイスとして、葉っぱも使います。
スウィート・バジル
お料理に使うハーブですが、自律神経の調整や殺菌作用もあるそうなので、色々なハーブと混ぜて使えばいいと思いました。
ユーカリ
外国のドラマで、入浴剤にユーカリを入れるというセリフがありましたが、強力な殺菌効果があり、風邪予防や席の緩和に良いということです。
香りも独特な爽やかさがあり、虫よけ効果もあると思います。
しょうが
ジンゲロン、ショウガオールという成分が、血行を良くして体を温めてくれるので、効果抜群です。
甘酒にしょうがをすりおろして絞った汁を入れて飲んでも体があたたまります。
ハーブバスには、お料理に使った後の皮を入れるといいと思います。
柑橘類
冬至に柚子湯に入る習慣がありますが、みかん、レモン、オレンジなどの皮にも血行促進効果があります。
香りもとてもいいです。
白いところにクエン酸が多く含まれるので、美肌効果も期待できそうです。
生でも乾燥させても使えると思います。
日本酒
ハーブではありませんが、日本酒をバスタブにコップ1,2杯入れると、血行促進されて体があたたまります。
お肌にもいいです。
ハーブバスの作り方
前述のハーブのうち、お好きな香りを1種類か、数種類を混ぜて作りましょう。
フレッシュ・ハーブならひと握り、ドライハーブならばやや少なめの量を適当に、ガーゼやさらし、木綿のハンカチなどで包んでしっかり紐で結びます。
そしホーローのお鍋にお湯を沸かしてハーブの包みを入れて、沸騰させずに10分くらい煮出します。
それを、お湯ごとバスタブに入れます。
または、バスタブの蛇口にハーブの包みを結んで、お湯を入れるところからつけておきます。
すてきな香りを味わいながら、ぬるめのお湯に長目にゆっくりとつかりましょう。
手足をマッサージするのもいいですね。
お肌もすべすべになりますよ。
ハーブ手足浴の勧め
掌や足の裏から、ハーブのエキスを吸収させる、または集中的に温めるのに最適です。
外国映画を見ていると、風邪をひいたり、冬の湖に飛び込んだりした後に、足をバケツのお湯につけているシーンをよく見ますよね。
手浴用には洗面器、足浴用のバケツに、ハーブバスと同じようにお鍋で煮出したハーブを入れてつかってみましょう。
とても体があたたまって、気持ちがいいですし、足のむくみも改善します。
フェイシャルバスの勧め
家庭用のフェイシャルサウナです。
ホーローのお鍋にハーブを入れた袋を煮出すところまでは同じですが、そのお鍋の表面に顔を差し出して、頭からバスタオルをかけて、顔に蒸気をかけて喉にも蒸気を吸い込みます。
外国映画でも、よく風邪気味でのどが痛い人が、洗面器にお湯を入れてタオルを頭からかぶって真っ赤な顔をしているのを見ますが、ハーブの香りの蒸気はとっても気持ちがいいですし、汗をかいた後のお肌がすべすべになります。
冷え性の方でなくても、女性の方にぜひおすすめします。
エッセンシャルオイルを使っても
フレッシュ・ハーブ、ドライハーブでなくても、ハーブの精油であるエッセンシャルオイルを数滴たらしても、入浴剤として効果があります。
ハーブ専門店に行けば、色々な種類のものがあります。
簡単で効果を期待する方におすすめです。
ハーブ・ヴィネガー
ローズマリーやタイムなどを白ワイン酢やりんご酢に漬けて作ったハーブ・ヴィネガーは、お料理にも使えるし、お風呂に入れることも出来ます。
まとめ
ハーブを入浴剤として色々混ぜてみると、香りのバリエーションが楽しめます。
あまり効用はありませんが、ローズゼラニウムも入れてみると、バラの甘い香りが加わって幸せな気分になります。
ご自分で育てたハーブの葉を使うのも良し、ハーブ専門店で買ってきたドライハーブでも、エッセンシャルオイルでも、ハーブならなんでもいいんです。
冷え性の改善には、体を温めるだけではなく、ストレスの解消も大事なことだと載っていました。
ハーブの香りは自然なとても良い香りばかりだし、効用は色々な成分を調べると本当にあることだとわかります。
冷え性の方が、ご自分のお好きな香りを見つけて、ずっとハーブ入浴剤を続けられ、ぐっすり眠れるようになれば、自律神経が整って冷え性が改善されるといいなと思いました。