肩こりで悩んでいる人は一度入浴剤を使ってみてはどうでしょう
日本人が多く悩まされている症状の一つに肩こりがあります。
大人の方ならほとんどの方が一度は経験されたことがあるのではないでしょうか。
肩こりのせいで仕事に集中できないこととか、今ひとつ調子が出ないこともあるでしょう。
その時に行う肩こりの症状を和らげる一つとして、入浴剤を入れて入浴する方法があります。
なぜ、入浴剤を入れることが肩こりの症状を和らげるのか説明していきたいと思います。
肩こり
肩こりとは
まず肩こりとは何か説明していきます。
肩こりは、病気ではなく、症状です。
特に明確な定義はありません。
ですので、人それぞれ、張り、凝り、重怠さ、痛い感じなど様々な表現をされることが多いです。
日本では、男性が腰痛の次に肩こりで悩んでおり、女性は肩こりで一番悩んでいます。
原因
肩こりの原因として、首の後ろから背中にかけてある筋肉、僧帽筋といわれる筋肉が頭を支えていることにより、筋肉が緊張した状態になり、血管を圧迫して血液循環が悪くなることで筋肉に十分な酸素や栄養が行き渡らずに筋肉疲労が溜まることで起こるとされています。
そのことで、筋肉が固くなり、末梢神経障害で起こる肩こりもあります。
分類
肩こりは3つに分類することが出来ます。
一つ目の分類は、原因疾患が明らかでないものです。
これは、筋肉が過剰な負荷やストレスを受けることにより筋肉の緊張が極度になることで、血流が悪くなり、肩こりになることです。
他にも、運動不足などもこの肩こりの原因になります。
最近では、パソコンで仕事や作業をする人が増えてきたことにより、椅子に座った状態が長く続いたり、パソコンの画面をずっと見続けることで目に疲れが溜まったり、などが原因で肩こりを起こしている方が多くなっています。
身体的原因だけではなく、精神的ストレスが原因でも肩こりが起こります。
一番多くの肩こりの原因は、この原因疾患が不明の肩こりです。
二つ目の分類として、整形外科疾患があります。
これは頚椎椎間板ヘルニアや五十肩などの整形外科疾患が原因となり、起こる肩こりのことです。
三つ目の分類として、その他の疾患が原因の肩こりです。
これは、高血圧症や貧血、狭心症などが原因の肩こりで、循環器系の疾患などで起こる肩こりなどで注意が必要です。
入浴剤を使って肩こりを和らげる
入浴剤
最近の入浴剤には、色んな種類の入浴剤があり、数多くのものが出回っています。
入浴剤の基本的な効果は、入浴することで得られる温浴効果と清浄効果を高めることにあります。
温浴効果とは体を温めて、痛みを和らげたりなどがあります。
清浄効果とは汚れを落とし、皮膚を洗浄することなどがあります。
入浴剤の種類
一つ目は、無機塩類系入浴剤です。
この入浴剤は、硫酸ナトリウム、硫酸マグネシウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、などを主成分とするものが多いです。
このタイプの特徴は、この入浴剤の中に入っている塩類が皮膚の表面のタンパク質と結合して膜を作ることで、入浴後の保温効果が高くなり、湯冷めしにくくなります。
二つ目は、炭酸ガス系入浴剤です。
このタイプは、炭酸ガスの血管拡散作用を利用したものです。
炭酸ガスは皮膚から吸収されて、皮膚の下に入り、直接筋肉へ働きかけ血管を広げます。
そうすると末端血管の抵抗が弱まり、血圧が下がり、血流量が増えます。
そうすることにより、新陳代謝が上がり、疲れや痛みなどが和らぎます。
三つ目は薬用植物系入浴剤です。
薬用植物系入浴剤の効果は、入っている生薬の種類によって異なります。
主に血行促進効果などがあります。
この入浴剤の効果はもう一つあり、香りによるアロマテラピーの効果があります。
アロマテラピーによるリラックス効果で心も体もリラックスできます。
このようなたくさんの入浴剤があります。
おすすめ入浴剤
薬用ホットタブ重炭酸
この入浴剤は私が今までつかってきた中のどの入浴剤よりもおすすめの入浴剤です。
このホットタブ重炭酸はドイツの自然炭酸泉の研究により作られた入浴剤です。
大体お風呂にタブレットになった入浴剤を3つほどいれはいります。
炭酸が強く、肩こりや腰痛、リウマチなどに効果があるとされています。
実際に私も使用してみたところ、シュワシュワとした炭酸ガスが効いているなという感じがしました。
その時肩こりと腰痛にかなり悩まされていたのですが、この入浴剤を使うと腰痛と肩こりの痛みが和らぐように感じます。
それと同時に肌も保湿され、冷え性も少し良くなったと感じました。
入浴剤にしては、価格が高いですが価格に見合った効果を得ることが出来ます。
一度使うと、この入浴剤にハマってしまうこと間違いなしです。
きき湯
きき湯はドラッグストアやホームセンター等取扱店舗が多く、価格もお手頃な価格となっています。
香りも効果も種類が豊富で、色んな種類を選べるのは嬉しいです。
肩こりや腰痛などにもきき湯の炭酸湯がシュワシュワとじっくり効いてくる感じがします。
炭酸ガスと温泉ミネラルがよく効き、お風呂上がりもポカポカです。
手に入りやすいので一度試してみるのはどうでしょうか。
パインハイセンス
この入浴剤は、私の母が知人から貰って帰ってきて知りました。
このパインハイセンスを入れるか入れないかで、体の温まり方が全然違うのです。
パインハイセンスはパインニードルオイルを配合しており、保温効果を高める成分で作られた入浴剤になっています。
弱アルカリ性の入浴剤になっているので、肌にも優しく、まるで温泉に入っているような気分になります。
この入浴剤を使うと体の芯から温まり、肩こりや腰痛が和らいでいるなと実感できます。
また、肌荒れも落ち着き、とてもお気に入りのおすすめの入浴剤です。
お風呂の入り方
ぬるめのお湯でゆっくりと
肩こりが酷い時のお風呂の入り方ですが、必ず半身浴ではなく、全身首まで浸かれるようにします。
最近は半身浴をされる方が多いのですが、肩こりを改善しようとする場合は全身浸かるようにしてください。
なぜかというと、体全身を温めることで筋肉の凝りをほぐすことが出来るからです。
温度は、40℃くらいのお湯に入浴剤を入れて、15~20分くらいゆっくりとお湯に浸かります。
必ず全身浸かるようにしてください。
次に体が温まったら、一旦湯船から出てクールダウンさせます。
ぬるめか冷水のシャワーを浴びます。
さらにクールダウンの時に、腕、太もも、肩など、全身を揉みほぐしながらクールダウンするとさらに効果があがります。
クールダウンが終わってからまた、湯船に浸かります。
湯船に浸かりながら肩を回す動きやストレッチを行って、筋肉を意識して動かします。
肩こりがひどい場合はクールダウンと湯船に浸かるのを何度も繰り返すと効果的です。
ゆっくり浸かることで心と体をリラックスさせることが大切になってきます。
心をリラックスさせる為に入浴剤の効果だけでなく、好きな香りの入浴剤を使うことも肩こり解消に繋がります。
入浴剤を使った入浴でより肩こりや腰痛を和らげることができます。
私は、この方法で肩こりがかなり改善されました。
一度試してみてはいかがでしょうか。
まとめ
肩こりを和らげる方法として、入浴剤を使った入浴を紹介しました。
入浴剤の効能とゆっくりとお風呂に浸かることで、緊張状態の筋肉をほぐし、血液循環を良くし、肩こりを和らげることができます。
ただ、この方法だけでは肩こりが解消しない人もいます。
もし、肩こりが解消しない人は一度病院に行ってみることをおすすめします。
大概の人はリラックスしてお風呂に浸かることで、肩こりが和らぐと思いますので、悩んでいる方がいれば、まずは試してみてはどうでしょうか。