今、日本酒を入れたお風呂がアツい!想像以上に美肌効果が実感できる日本酒の入浴剤で、あなたも今日から日本酒美人に!
女性芸能人たちが美容のために実践しているということで、ここ数年前から熱い注目を浴びているのが、日本酒を入浴剤としてお風呂に入れた日本酒風呂です。
一時期、洋酒や焼酎に押されて人気が低迷していた日本酒ですが、ここ数年前から国内外を問わずに日本酒ブームが到来し、味わうだけでなくお風呂に入れて美肌効果を得たいという人たちも増えています。
そこで今回はそんな日本酒の効果をもっと実感できるという、酒造メーカー自らが開発したスグレモノの日本酒の入浴剤を紹介したいと思います。
日本酒の美肌効果はこんなにスゴイ!5つの効果とは?
日本酒はお米を発酵させて作られたアルコール飲料ですが、お米を発酵させている最中にいろいろな有効成分が生み出されていきます。
その中でも特に注目すべき成分が、美肌効果を発揮するという成分です。
では、日本酒にはどのようなスゴイ美肌効果が秘められているのか、5つ紹介したいと思います。
血流が毛細血管まで行き届き、肌に栄養が行き渡る
日本酒は飲んだ時だけでなく、日本酒を入れたお風呂に入ることで血流が促され、肌の毛細血管まで血液が行き届くようになります。
すると肌の隅々にまで必要な栄養素と酸素が送り込まれるため、肌のターンオーバーが促されて不要な老廃物や角質は排出されると同時に、肌の再生機能がアップして新しく若々しい肌に生まれ変わることができます。
米こうじがシミやソバカスを防ぐ!
米こうじにはシミやソバカスの原因となっている、メラニン色素を抑制する作用があります。
この効果は日本酒とそれに含まれる米こうじを飲むことで得られるだけでなく、日本酒をお風呂に入れて皮膚から浸透させることでも得ることができます。
ちなみに日本酒を作っている職人さんの手がとても色白できれいと言われるのは、この米こうじの美白作用によるものです。
また最近では甘酒や酒粕を使ったパックでもこうじの美白効果がピックアップされるなど、その効果は美容界をはじめ一般的にも知られるようになりました。
日本酒のお風呂に入れば、身体にできたシミも薄くなることが期待できます。
優れた保湿効果で、入浴後の肌の乾燥も防げる!
お風呂に日本酒を入れると、米こうじに含まれる糖質やアミノ酸・有機酸・乳酸といった成分が優れた保湿効果を発揮し、入浴後の肌表面の水分を蒸発しにくくさせることで肌の乾燥を防ぐということが、ある実験でも確かめられています。
日本酒に含まれるアルコールは肌の乾燥を招くのではと思われがちですが、お湯に入れることでアルコール度数も低くなるうえにアルコールもある程度飛ぶのでその心配はありません。
むしろ米こうじに含まれるこれらの有効成分の優れた効果で、お風呂上りは肌がしっとりすべすべになります。
普段からエアコンなどによる空気の乾燥や、湿度が下がる季節に肌の乾燥が気になるという人には、日本酒を入れたお風呂に入ることはまさにおすすめのスキンケア方法です。
気になる顔や首筋、わき下の多汗症を改善する!
ストレスを受けて悩んでいる人や更年期に差し掛かった女性の場合は、季節に関係なく顔や首筋、わき下によく汗が出るという症状に悩まされる人も少なくありません。
そこで日本酒を入浴剤としてお風呂に入れれば、このような大量に汗をかく症状の改善にも効果的です。
日本酒を入れたお風呂に入ると温浴効果が高まり最初は汗をたくさんかきますが、その時に皮下組織細胞の働きが活発になることで汗を多量に分泌する汗腺の異常が調節され、顔や首筋、わき下の多汗症を徐々に改善していきます。
日本酒に含まれるフェルラ酸が抗酸化作用を発揮!
日本酒にはフェルラ酸という成分が豊富に含まれていて、この成分が優れた抗菌・抗酸化作用を発揮して活性酸素を除去してくれます。
活性酸素は肌老化の原因にもなるので、日本酒のお風呂に入れば活性酸素が除去されて細胞が活性化し、アンチエイジング効果を得ることができます。
また米こうじと同様、チロシナーゼ酸素を抑制して紫外線の吸収を抑える働きがあるため、シミやくすみの原因であるメラニン色素の発生を防いでくれます。
さらに最近ではフェラル酸に育毛効果があることも判明し、洗髪の時に日本酒を入れたお風呂のお湯を使えば、頭皮環境が整えられ抜け毛や薄毛を防ぐことも期待できます。
日本酒の美肌効果をさらに生かした入浴剤が登場!
ところで日本酒をお風呂のお湯に入れるのは、何だかもったいないと思う人もいるかもしれません。
そこで飲む日本酒をお風呂に入れるのにちょっと抵抗があるという人には、日本酒の美肌効果に加えてアロマや温泉ミネラルを配合した日本酒の入浴剤がおすすめです。
日本酒の入浴剤は液体タイプのものをはじめ、最近では酒造メーカーの技術で普通の入浴剤のように粉末状にしたものが販売されています。
液体タイプも粉末タイプも1回分ずつパウチ袋タイプになっているものがありますので、携帯にも便利で出張先や旅先でも内風呂で使えます。
多くの酒蔵から日本酒の入浴剤が登場!
最近では大手酒造メーカーのみならず地元の酒蔵からも登場するなど、多くの日本酒の入浴剤が出回るようになりました。
それぞれの日本酒の入浴剤のパッケージを見てみると、酒蔵のユニークで粋なデザインが目を引き、お酒を飲まない人でも見ているだけで楽しめるような工夫が凝らされています。
またどのメーカーや酒蔵の日本酒の入浴剤も米からこだわったコメ発酵液や酒粕を配合したり、ハーブエキスやアロマオイルを配合したりするなど美肌効果や温浴効果を重視したクオリティの高い入浴剤が多く、日本酒メーカーの入浴剤競争が加速しそうな勢いを感じます。
その中でも厳選した入浴剤3つをピックアップ!
このようなクオリティの高い日本酒の入浴剤の中でも、特に厳選した人気のものについてピックアップさせてもらいました。
一度試してみたいという人は、ぜひ参考にしてみて下さい。
菊正宗美人酒風呂
大手酒造メーカーが開発した人気の美人酒風呂シリーズで、パウチ袋に1回分ずつ詰められた液体タイプの入浴剤です。
美人酒風呂の種類には甘く優しい吟醸酒風の香りが魅力の日本酒の香りと爽やかな竹の香りのほか、甘いシトラス系の香りの熱燗風呂と冷酒風呂、梅酒の芳醇な香りが楽しめる梅酒風呂の合計5種類のフレーバーが楽しめます。
ちなみに温浴効果が最も実感できるのはトウガラシ果実エキスとショウガ根エキスを配合した熱燗風呂、夏の暑い季節に冷感を楽しみたい人には冷酒風呂がおすすめです。
また疲労回復にはウメ果汁やクエン酸を配合した梅酒風呂に入ると、コメ発酵液との相乗効果で身体のコリや疲れを解消してくれます。
ちなみに純粋に日本酒の香りを楽しみたいのであれば、日本酒の香りや竹の香りがおすすめです。
いずれの入浴剤もお風呂上がりの肌がしっとりして、美肌効果に満足できます。
鶴の玉手箱白鶴の酒風呂
白鶴の酒風呂はコメ発酵液に加えて美肌効果に優れた植物エキスを配合した、こだわりの液体タイプの日本酒風呂の入浴剤です。
こちらは1回分ずつのパウチタイプに加えて、500ml入りのお得なボトルタイプもあります。
種類は大吟醸酒の翔雲を配合したほんのり薫るユズの香りと純米酒の山田錦を配合した新緑の香り、梅酒原酒を配合した心安らぐ花の香り、白鶴の生貯蔵酒を配合した涼やかな薄荷の香りの4種類。
ほんのり薫るユズの香りにはコメ胚芽油、カミツレ花エキス・シャクヤク根エキス・センキュウエキス、新緑の香りにはドクダミエキスやヨモギエキス、心安らぐ花の香りには梅果実エキスとスーパーヒアルロン酸やコラーゲンなどの美容成分、涼やかな薄荷の香りにはハッカ油と柿渋エキス・クマザサエキスが配合してあり、それぞれ美肌や消臭に優れた効果を発揮します。
パラベンフリーなので敏感肌の人にも安心。
ほんのり薫るユズの香りと新緑の香りの入浴剤は生後3カ月の赤ちゃんにも使用することができます。
酒風呂入浴剤崑崙の湯(こんろんのゆ)
崑崙の湯は天然の原酒を用いて独自の製法で粉末状にした粉末タイプで、1回分ずつパウチ袋に入った入浴剤です。
原酒の粉末に温泉ミネラルやよもぎエキスを配合することで、さらに温浴効果と美肌効果をアップしています。
崑崙の湯1回分に使用されている日本酒の量は5合に相当し、お風呂に入れることで身体の温まり方が普通の入浴剤と違うことがしっかりと実感できます。
また100%天然素材で香料・着色料・保存料は一切使用せず、化学物質が苦手な人でも安心して使用することができます。
崑崙の湯の入浴剤は1回分が25gですが、もっと温まりたい人は2袋、一方アルコールに弱い人や日本酒風呂が初めての人は、1回分を半量に減らして使用するのがおすすめです。
日本酒風呂の温浴効果だけでなく米こうじの美白効果や、発汗作用で肌の老廃物が排出されてキメの整った美肌になることが期待できます。
まとめ
日本酒を入浴剤として使う方法は以前から行われてきましたが、実際に日本酒の効果を得るためには湯船に5合入れないと効果が得られず、なかなかコストがかかる美容と健康法であると言わざるを得ませんでした。
ところが女性タレントが日本酒風呂に入っていると話題沸騰したころから、各日本酒メーカーが日本酒風呂の入浴剤を開発してはじめ、今ではかなりの種類の入浴剤が出回るようになりました。
日本酒風呂の入浴剤は1回分がパウチ袋に入っているタイプが多く、液体タイプでも25ml程度と使用量が少なくて済み、アルコール度もある程度抑えられるのでお酒に弱い人でも楽しめるというメリットがあります。
また1回分も250円前後の価格のものが多く、日本酒そのものを入れるよりもコストパフォーマンスが良いといえます。
プレゼントにしてもよし、自分で楽しむのもよし、日本酒の入浴剤で日本酒美人を目指して下さい。