枕を洗うときに注意することは?枕の種類と洗濯の注意点について

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枕は、良質な睡眠をとるために、なくてはならない寝具です。

そのため、手入れをしっかりと行い、大切に使いたいものですが、洗濯については、少し注意が必要です。

どんな枕でも洗濯機で洗えるわけではありませんし、洗えたとしても、適切な洗い方が重要となります。

では、枕の洗濯ではどんなことに注意すればよいのか、詳しく説明していきましょう。



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洗える枕

枕には、「洗える枕」と「洗えない枕」があります。

これを間違えてしまうと、枕を長持ちさせるどころか、逆に寿命を縮めてしまうでしょう。

そこで、まずは洗濯をしても問題ない枕を紹介します。

パイプストローの枕

これは、ストローを細かく切ったような形の素材であり、通気性がとても高く、洗濯に適しています。

パイプが大きいと若干ごつごつしますが、その分、耐久性は十分です。

ネットに入れて、普通に洗濯機で洗えるので、こまめに洗濯するとよいでしょう。

また、通気性が高いだけあって、乾くのも早いです。

マルコビーズの枕

中が空洞になったボール状の素材で、真ん中に穴が開いています。

これも、通気性と耐久性に優れた枕であり、繰り返し洗濯しても問題ありません。

また、パイプストローと違って、柔らかさと弾力性もあるので、使い心地もよい素材です。

ただし、値段が少し高めなとなります。

ポリエステルわた素材の枕

人工線維が詰まった、綿のように柔らかい枕であり、「コンフォロフトわた」と「粒わた」の2種類があります。

これは、洗濯機ではダメージが大きすぎるので、手洗いするのが一般的です。

ただし、まれに洗えないものがあったりするので、事前の確認を忘れないようにしましょう。

また、脱水が強すぎると中身が偏るので、注意が必要です。



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洗えない枕

洗える枕と同時に、洗えない枕についても知っておけば、洗濯で失敗することはありません。

洗えない枕の場合は、こまめに干すようにするとよいでしょう。

また、劣化の状態によっては、買い替えを行うことも大切です。

羽毛や羽根の枕

鳥の羽根を使っているので、とても柔らかいという特徴があります。

これは、吸湿性や保湿性に優れた枕であり、夏は涼しく、冬は暖かいのがメリットです。

水洗いができないので、定期的に干す必要がありますが、その際は、なるべく陰干しにしましょう。

また、ドライクリーニングで洗うことも可能です。

そば殻の枕

昔からよく使われている、そばの実の殻が入った枕です。

優れた吸湿性が特徴ですが、その反面、湿ったままだと虫がつく可能性が高いです。

そのため、洗えないとはいえ、やはりこまめに干すことは大切です。

これは、羽毛と違って日に当ててもよいので、天日干しにするとよいでしょう。

低反発ウレタンの枕

低反発は、形が変わったあと、ゆっくり元に戻るのが特徴です。

しかし、水に濡れることでその効果は弱まってしまい、劣化も早くなります。

そのため、水洗いは厳禁であり、陰干しで対応するのがおすすめです。

元に戻らなくなってきたら、それは買い替えの時期でもあります。

洗うときの注意点

洗える枕と洗えない枕を見極めても、洗濯方法によっては、結局失敗してしまうことがあります。

そのため、洗濯するときは、失敗を避けるためのポイントを押さえておきましょう。

そうすれば、劣化を防ぎつつも、確実な洗濯ができます。

カバーと枕は分ける

これは、一見当たり前のようですが、実は一緒に洗っている人が多いです。

なぜなら、自分でつけた枕カバーは外したとしても、枕にもともとついていたカバーの方は気づきにくいためです。

しかし、カバーがついたままで洗っても、洗浄効果は十分に発揮されません。

きれいに洗うためには、本来のカバーもしっかりチェックするようにしましょう。

また、ファスナーがついている枕は、カバーを外したときに、閉まっていることを確認してください。

もし開いていたら、中の素材が散乱することになってしまいます。

枕をしっかり沈める

縦形の洗濯機に入れたとき、枕が水に浮いてしまうことは多いです。

特に、パイプストローやマルコビーズのような素材だと、そのまま入れただけでは、どうしても浮いてしまいます。

しかし、水面でゆらゆらと揺れているばかりでは、せっかくの洗濯も意味がなくなってしまいます。

浮いてしまう枕は、あらかじめ水に浸して湿らせ、しっかりと沈めるようにしましょう。

洗濯機の中で回ってこそ、洗浄効果を最大限に得ることができるのです。

温度は高めにする

洗濯の温度については枕に表示されていますが、それを参考にしつつ、なるべく高温にして洗濯すれば、ダニの対策になります。

寝具につくダニは、主にコナヒョウヒダニという種類になりますが、これは50℃の熱に弱い性質があります。

そのため、高い温度で洗濯すれば、枕の中に潜んでいるダニを退治することができます。

まれに熱に強いダニもいますが、限度一杯まで温度を上げれば、かなり効果があるでしょう。

ただし、くれぐれも表示された温度をオーバーしないように注意してください。

干すときの注意点

枕の洗濯は、最後に干すところまでが重要です。

洗濯がしっかりできていても、適当に干してしまうと、劣化を早めてしまう可能性もあります。

そこで、適切な干し方についても紹介しておきましょう。

天日干しの場合

洗濯ができる枕は天日干しが可能なので、日当たりのよい場所を選んで乾かしましょう。

ただし、枕を完全に乾かすには、それなりの時間がかかります。

パイプストローやマルコビーズは通気性がよいので、比較的乾きやすくはありますが、基本的には気長に待つことが大切です。

そのため、なるべく晴れの日が続くときを選んで、じっくりと干すのがおすすめです。

また、洗えない枕の中でも、そばがらであれば天日干しが可能なので、積極的に日に当てるようにしましょう。

陰干しの場合

陰干しの場合、最も注意すべきは、「日光が当たらない」ことです。

うっかり直射日光が射すところに置くと、天日干しできない枕の場合、劣化を早めてしまいます。

しかし、日が当たらないとしても、密閉された室内などでは、干す意味がありません。

したがって、陰干しのコツは、日光が当たらず、かつ風通しがよい場所を選ぶことになります。

そのような場所であれば、日が当たらなくても湿気をとばすことができるので、カビの対策にもなります。

洗えない枕の場合は、そうした場所を見つけて、こまめに干すようにすると、劣化を遅らせることができるでしょう。

道具をうまく使おう

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枕を干すときは、専用の道具を利用するのも、大切なポイントです。

「枕干し」は、枕を挟んで干すことができる道具であり、両面を万遍なく日に当てることができます。

これがあれば、ときどき裏返したりする手間が省け、効率よく乾かすことができます。

また、枕をしっかり挟んで固定することで、型崩れを防止できるのもメリットです。

これは、網に入れて干すタイプの「物干しネット」を使っても、同様の効果があります。

これらを活用して、枕に優しい干し方をしていきましょう。

まとめ

枕は、常に清潔にして使いたいものです。

あまり汚れが溜まってしまうと、臭いの心配もありますし、ダニやカビなどが増える恐れもあります。

そうなっては、とても安眠などはできないので、定期的な枕の手入れは大切です。

その際は、自分が使っている枕の種類を把握し、それに合った方法を選択すれば、清潔を保つと同時に劣化を抑えることもできるでしょう。






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