ベイトリールでPEラインを使うそのメリットと注意点とは?
バス釣りでメインに使われるのが、ナイロンラインとフロロカーボンラインです。
しかし、近年ではPEラインを使う人も増えてきました。
PEラインはソルトウォーターの釣りではよく使われていますが、バス釣りのみ楽しんでいる一般の釣り人だとなかなかPEラインを使うことがないのも事実です。
さらにベイトリールでのPEラインタックルとなれば、相当数のバス釣りをしている人が使ったことがないのではないでしょうか。
今回はベイトリールでPEラインを使ったことがない方へ、そのメリットと注意点をご紹介していきたいと思います。
ベイトリールでPEラインを使うメリットとは?
ベイトリールでPEラインを使うメリットは、なんといってもその強度になります。
ナイロンラインやフロロカーボンラインの同じ号数での強度を比べると、PEラインは数倍強度があります。
その強度を活かした釣りができると手にできるバスが増えると思います。
その釣りとは、対カバー・ベジテーションの釣りになります。
具体的には、フロッグでのカバー攻略、パンチングを始めとするベジテーション攻略です。
強いフッキングをしなければならず、またファイトを強引に行う釣りにPEラインを巻いたベイトタックルはおすすめです。
一応ですが、ベイトリールで細番手のPEラインはかなり扱いにくく、またメリットも少ないです。
細番手のPEラインはスプールとボディの間に入り込んでラインブレイクしたり、しなやかすぎてロッドやガイドにまとわりつきやすいです。
ベイトリールでのPEラインの号数目安は5~6号くらいがいいと思います。
次はベイトリールにPEラインを巻くときの注意点を紹介します。
ベイトリールにPEラインを巻くときの注意点
ベイトリールにPEラインを巻くときには、PEラインの特性を考慮しなければなりません。
その特性とは、PEラインの滑りやすさです。
PEラインは金属に対してとても滑りやすいので、スプールにそのまま結んでしまうと、スプールの上で滑ってしまい上手く止まってくれません。
もし仮に止まったからといって巻いてしまうと、最悪の場合、スプールに巻いたライン全体がスプール上で滑ってしまい、使い物にならなくなることもあります。
それを回避するには、下巻きをすることがかなり重要になります。
下巻きはナイロンラインで、スプールの金属面が出なくなるまで巻けば大丈夫です。
その下巻きの上にPEラインを巻いてください。
ベイトリールでPEラインを使うときの注意点
ベイトリールでPEラインを使うときに注意しなければならないのは、なんといってもバックラッシュです。
PEラインはとてもしなやかなので、一度バックラッシュしてしまうと、直すことが困難です。
なので、ベイトリールでPEラインを使うときはブレーキの設定に気を配る必要があります。
ナイロンラインやフロロカーボンラインを使うときのブレーキセッティングより、強めにブレーキが利くように設定してください。
また、ファイトの後など強い力が掛かった後は、一度軽く投げることをおすすめします。
強い力が掛かると、ラインがラインの間に噛みこんでいることがあり、バックラッシュの原因となってしまうことがあります。
最後にですが、PEラインはカバーなど柔らかいものに対してはその強さを発揮できますが、コンクリートなど硬いものに対しては擦れで弱りやすいです。
使う対象をしっかり把握したうえで、PEラインを使ってください。
以上がベイトリールでPEラインを使うときの注意点になります。
まとめ
ベイトリールでPEラインを使うことについてまとめると、
・ベイトリールでのPEラインは対カバー・ベジテーションの釣りに有効
・PEラインを巻くときは、下巻きは必須
・バックラッシュには特に注意が必要
以上になります。
ベイトリールでPEラインを使うと、最初はメリット以上にデメリットを多く感じることと思います。
しかし、そのメリットを使いこなせるようになると、真夏の炎天下でさえバスをキャッチできる大きな武器になります。
今回の記事を参考にしてぜひベイトリールでのPEラインタックルにチャレンジしてみてください。