速く沈むエギ番長D ファストシンキングを使いやすいエギングロッドやそのタックルとは?
エギングで使うエギはその多くがフォールスピードがゆっくりであるものが多いです。
しかし、そのようなエギでは攻略しがたい状況があるのもエギングをしたことがある釣り人なら体験したことがあるのではないでしょうか?
今回はそんな状況を打開できるエギ番長D ファストシンキングについて、使いやすいエギングロッドやそのタックルと併せて紹介していきたいと思います。
目次
エギ番長D ファストシンキングとは
エギ番長D ファストシンキングとは、多くのルアーを手掛けるエバーグリーンより発売されているエギです。
名前にあるファストシンキングとは、沈みが速いことを意味していて、他のエギよりもフォールスピードが速いのが特徴です。
沈みが速いということはウエイトがあることも意味していますので、遠投ができるのもこのエギの特徴となります。
エギ番長D ファストシンキングのランナップ
エギ番長D ファストシンキングには、3つの号数が用意されています。
その号数とは3.0号、3.5号、4.0号の3つです。
メインターゲットとなっているのはアオリイカですので、アオリイカの大きさに合わせて号数を決めていくとよいでしょう。
基本的な例としては、秋の小型のアオリイカに対しては3.0号、春のアオリイカに対しては3.5号や4.0号を使うといった感じです。
エギ番長D ファストシンキングが得意な状況
エギ番長D ファストシンキングが得意な状況は、他の通常のフォールスピードのエギでは攻略しにくい急流や極端に深い場所での使用です。
急流のなかでもアオリイカはエギにアタックしてきますが、その流れに対して沈みきれないエギだとどんどん流れによって浮き上がってきてしまうことが多いです。
アオリイカは基本的には浮き上がるものに対して興味を示しません。
なので、急流攻略にエギ番長D ファストシンキングは向いています。
また、極端に深い場所を攻略するのにも向いています。
特に冬場の厳しい状況下においては、アオリイカは深場で過ごすようになるので、その深場を直接的に攻略するにエギ番長D ファストシンキングはもってこいの存在となるでしょう。
エギ番長D ファストシンキングのタックルセレクト
エギ番長D ファストシンキングはその重さに見合わない軽い使い心地が特徴でもあります。
なので、極端にヘビーなタックルを用意する必要はありません。
下記にそのタックル例を挙げていますので、参考にしてみてください。
エギングロッド
エギングロッドは8フィート台のミディアムからミディアムヘビーのものがおすすめです。
その中でもスラックジャークを得意とするロッドを選ぶとよいと思います。
スラックジャークとはラインテンションを上手く使いつつ、エギをあまり移動させないようにアクションさせる使い方です。
特に深場攻略で効果的なものとなりますので、エギ番長D ファストシンキングとの相性がよいです。
リール
リールはダブルハンドルのスピニングリールを使いましょう。
使うラインが細いので、浅溝のスプールのものがよいでしょう。
浅溝のものはドラグ設定が細かくできるものも多いので、そういった意味でもおすすめとなります。
メインライン
メインラインにはPEラインを使いましょう。
遠投性能や深場攻略をよりしやすいものとするために細い番手のものがおすすめです。
号数としては0.6号や0.8号を使っていくとよいでしょう。
リーダー
エギ番長D ファストシンキングにはフロロカーボンリーダーを使いましょう。
フロロカーボンリーダーは深場攻略に付き物な根ズレ対策として有効です。
また、さらなる根ズレ対策として、スナップを必ず使うことをおすすめします。
ほんのちょっとした金属ですが、結び目を障害物から守ってくれる役割を果たしてくれます。
エギ番長D ファストシンキングの使い方
エギ番長D ファストシンキングのおすすめの使い方はスラックジャークです。
もちろん通常の激しいジャークでの使用も可能ですが、エギ番長D ファストシンキングが得意とする急流や深場攻略では疲労につながりがちです。
なので、長時間釣りを続けることも考慮して負担が少ないスラックジャークでの使用をおすすめします。
また疲労軽減のサポートとしてタックル全体をバランスよく組むことも重要です。
特にロッドは自重が軽いことはもちろんのこと、バランスが考えられているものを選ぶとよいです。
バランスが取れているロッドというのは、リールをセットした状態でフロントグリップあたりを支えると、ちょうどシーソーが釣り合った状態になるものです。
このようなタックルだと手元に来る負担が少なくなります。
また、ジャーク時のおすすめの方法として、フロントグリップを持ってやる方法があります。
この方法でジャークすると、リールフットを指の間に挟んでやるときよりも力が入りやすく、フォール中のアタリも取りやすくなります。
私はキャストが終わって着水したら、この持ち方に変えてみるようにしています。
エギ番長D ファストシンキングのおすすめカラー
エギ番長D ファストシンキングには他のエギ同様に多くのカラーがラインナップされています。
その中には他のエギにはなかなか無いカラーも多く存在しています。
今回のエギ番長D ファストシンキングにおいては、その他のエギにはなかなか無いカラーを紹介していきたいと思います。
チャート・スギ(ホロマーブル)
エギには珍しいチャートタイプのカラーです。
こちらはUV仕様となっていて、紫外線を受けることにより発光するタイプです。
イカはこういった人間の目では判断できない色も見ることができるようで、ラインナップのひとつとしてUVは成り立ちつつあります。
ブラック・エビ(マーブル)
見た目はブラックですが、UV仕様となっていて発光するとまったく別物のカラーとなります。
特に雲が多いような晴れの状況で効果を発揮しやすいのではないかと思います。
なかなか無いカラーなのでぜひ持っておくことをおすすめします。
パープル・スギ(紫)
水中において発色が失われにくいカラーです。
浅場においてはオレンジやピンクに歩がありますが、深場においては発色の失われにくいパープル系はおすすめです。
こちらもUV仕様となっているのでそういったアピールも期待できます。
ピンク・カニ(リフレクト)
ボディーのメインとして細かく光を反射するリフレクトを使用しています。
このリフレクト仕様のエギも少ないので、他の釣り人と差を付けるために持っておくことをおすすめします。
UVの発光の仕方は、背中からテールに入っているスポットが反射するような形になっています。
レッド・スポット(マーブル)
マーブルといって白や赤、ブルーが入った下地にスポット模様が入っているカラーです。
背中の赤はトーンが暗めのものを採用してあります。
私のイメージとしてはこの暗めの赤は最初の1杯を引き出すのに効果的と思っています。
エギングをするときの最初のカラーとしておすすめできるのがこのカラーです。
まとめ
エギ番長D ファストシンキングを持っていると、重宝する場面が出てくることと思います。
スラックジャーク用のタックルがおすすめではありますが、もちろん通常のエギングロッドで使うことができますので、まずは1本、エギ番長D ファストシンキングを買ってみてもよいと思います。
今回の記事を参考にしてアオリイカをキャッチしてもらえればと思います。