やってみるとかなり楽しいエギングロッドでのサヨリ釣り!
皆さんはサヨリを釣ったことがあるでしょうか。
特徴的な形をした細い魚ですが、大きいものでは40センチを超えるものもいて引きもかなり強くなります。
他の魚が厳しい季節に狙えるので、オフシーズンにおすすめの釣りです。
そんなサヨリ釣りでもエギングロッドは対応できますのでやってみてもらいたいと思います。
今回はそのサヨリ釣りを釣り方からタックルまで解説していきたいと思います。
サヨリについて
まずサヨリという魚についてですが、他の魚にはあまりない下唇が槍のように飛び出ている魚です。
魚体はシルバーで綺麗な色をしており、大きなものでは40センチを越えます。
群れで行動するため、1匹釣れれば群れがいるので、上手くやれば連続ヒットも狙えます。
基本的には表層付近を泳ぎ回っていますが、だいたい釣りで狙うのは2メートルくらいまでの水深と思っておくとよいでしょう。
サヨリが釣れる季節
サヨリがよく釣れる時期は1年のなかで2回あります。
まずは大型が狙える春の時期です。
だいたい3月くらいから短い期間ですが釣れます。
大型のサヨリは口の周りがかなり硬いので、それに合わせてハリを合わせていく必要があります。
次に狙える季節は秋です。
秋は数が狙える時期となります。
20センチくらいの大きさが多く、群れがとても大きいのが特徴です。
釣れるときは連日釣れ続くので、多くの釣り人で盛り上がることが多いです。
サヨリはエサ釣りが基本
サヨリは普段プランクトン類を主に捕食しているようです。
釣りで狙うときは小さめのエサが基本となってきます。
口の小ささに合わせてエサを選んでいかないと、口の中までハリが入らないといった状況になります。
そしてそのハリですが、色も結構効果的なようです。
サヨリバリの多くは赤でコーティングされており、バイトマーカーの役割となってくれているようです。
サヨリはルアーでも釣れることがある
エサが基本となるサヨリ釣りですが、ルアーでの釣果も上がっていることがあります。
ルアーで釣れるのは大型がほとんどです。
大型のサヨリに関しては、小型のベイトフィッシュを追うこともあるようです。
なので、ルアーにアタックしてくることがあり、ジャンプを交えたファイトで楽しませてくれます。
主に釣れてくるのは、カマスやメバル、アジといった小型のルアーを使っていることが多いです。
サヨリ釣りのときのタックル
ここではサヨリ釣りのときのタックルについて解説していきます。
基本はエギングロッドで問題なく釣りができます。
一応の目安を紹介しておきます。
エギングロッド
エギングロッドであれば基本と考えられているエギが20グラム以上ありますので、他の仕掛けを使うにも対応できます。
ただし、やはりゆっくりと安全な範囲で使っていくのが破損をさせないために、必要なことだと思います。
エギングロッドであれば手元の滑りやすさだったり、持ちにくさということを考えなくて済みます。
ライン
エギングで使うラインはPEがほとんどでしょう。
このPEでエサ釣りをできないこともないですが、ティップへの糸絡みが多く発生してしまいます。
PEラインは塩水の影響により、ブランクスに張り付きやすいからです。
このラインだけは、ナイロンラインに変更したほうがよいです。
ナイロンラインは柔らかで、エサ釣りに一番多く使われるものですのでそのほうが安心でしょう。
サヨリ釣りの仕掛け
サヨリを釣ったことがないと、どんな仕掛けを使ってよいのかわからないと思います。
そんな人にはウキ釣りではなく、カゴ釣りがおすすめです。
もしわからない時はセットでも売ってありますので、それを使ってよいと思います。
それぞれどんなものを使うのかを下記に紹介しておきます。
カゴ
サヨリ釣りで使うカゴはウキ付きのものがよいです。
サヨリは表層付近を回遊しているので、表層から寄せエサを撒いていくイメージです。
またサヨリがハリに触れていると、動きでわかりやすいのもおすすめの理由です。
ハリ
ハリは2段ハリがおすすめです。
サヨリはよくエサを加えては離す、といったことをするのでエサがボロボロになりやすいです。
それを2段ハリとすることで、その時間を長くすることができ結果的に釣果につながりやすくなります。
スプリットショット
サヨリ釣りでは仕掛けが沈んでいく速度も重要なファクターとなります。
その調整をするためにスプリットショットが必要です。
ラインに噛ませるタイプのシンカーで、大きさがさまざまあります。
このスプリットショットを上手く使うことで、エサが落ちるスピードを調整してそのときのサヨリが好む落ち方に合わせていくことができます。
サヨリ釣りで使うエサ
サヨリ釣りでは使うエサによってやはり釣果が変わってきます。
基本はオキアミとゴカイ、そして寄せエサとなります。
それぞれの特徴について解説していきます。
オキアミ
サヨリ釣りでもっとも使われるのがオキアミです。
エビのような形ですが、どちらかというとプランクトンに分類されます。
サヨリ釣りでは小さいサイズを使っていった方がよいです。
ただ価格的には一番安い物は避けた方がよいと感じます。
安いものだとハリ持ちが悪いので、投入回数が多くなってしまい、着水音でサヨリを警戒させやすくなってしまいます。
サイズがしっかり揃っている、オキアミの形がしっかりとあるものを購入してみてください。
ゴカイ
サヨリ釣りでハリ持ちのよいエサとして使われるのがゴカイです。
ゴカイは数センチに切ってエサ付けするとよいです。
切るときにはハサミがあったほうが良いと思います。
サヨリが何度口にしてもオキアミよりはボロボロになりにくく、またエサ取りが居る時の対策としてもよいでしょう。
寄せエサ
カゴに入れて使うエサとなります。
基本的にはアミを多く使っておき、つなぎとして集魚剤を使うといった感じです。
カゴに居れるときはいっぱいいっぱいに詰め込みすぎないようにしてください。
詰め込みすぎると寄せエサの出が悪くなってしまいます。
寄せエサを混ぜるときにはアミの形を少しつぶすことも、サヨリを寄せやすくなるエキスを出すために必要だと思います。
サヨリ釣りであると便利なグッズ
最後にサヨリ釣りであると便利なグッズを紹介します。
必須ではありませんが、サヨリ釣りは釣れるときは連続して釣れるので、その時間を無駄にしないためにグッズがあるとよいです。
下記に2つ紹介しますので、参考にしてみてください。
ネット
サヨリ釣りであると便利な物の一つめがネットです。
イメージとしてはアユの友釣りのような感じで、引き抜いたサヨリを受けるようなネットがよいです。
サヨリはそのまま陸に挙げると暴れまわってなかなかつかめないので、ネットで受け止めてからハリを外すと簡単でおすすめです。
メゴチバサミ
二つめにあると便利なのが、メゴチバサミです。
サヨリは棘があったりするわけではありませんが、掴むと手がすぐに汚れてしまいますし、なかなかつかめないのでメゴチバサミがあると便利です。
掴む時はエラの辺りを掴むようにするとよいです。
まとめ
最後になってしまいましたが、サヨリはヒットすると左右に飛び跳ねたり鋭い突っ込みを見せたりしてくれます。
ヒットしたときの暴れ方でサヨリなのか他の魚なのかが分かってきたりもします。
それが分かるとまたサヨリ釣りが楽しくなってきます。
ただ専用のタックルを用意するとまではなかなか行かないので、手持ちのエギングロッドを使ってまずはチャレンジしてもらえるといいなと思います。