タチウオベイトパターンの大型青物をジギングロッドとロングジグで攻略

ジギングロッド

Jigging World Raijinロングジグ 9.25", 320g/ 11.2oz

タチウオと聞くとアングラーの皆さんはどんなイメージがあるでしょうか。

歯が非常に鋭かったり、獰猛だったりとフィッシュイーターとしてのイメージを持っている人も多いのではないかと思います。

しかし、実は自然界ではタチウオ自身がエサとなることもあるのです。

そこで今回はタチウオをベイトとして捕食する青物をジギングロッドとロングジグで攻略する方法について紹介したいと思います。



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ハマチは意外に何でも食べる

ハマチがフィッシュイーターであることは、ジギングなどをしない人でも釣りをある程度の期間やっている人であれば知っていると思いますが、そのエサとなっているベイトと聞くとどのような魚を思い浮かべるでしょうか。

恐らく多くの釣り人がアジやイワシといった魚を想像されるのではないでしょうか?

確かにアジやイワシは全国的に時期を問わずメインベイトとなっていますが、実はハマチがエサにしているのはそれだけではありません。

ハマチは時期によっては実はタチウオも捕食しているのです。

タチウオといっても普段遊漁船などで狙っているような80センチを超えるようなサイズはさすがにエサにはなりませんが、30センチ程度の小型のものから60センチ程度の中型のものなら十分にベイトとなります。

そこで今回はタチウオがベイトになっている青物をジギングで狙う方法についてタックル面なども含めて紹介したいと思います。



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タチウオを捕食しているハマチは大型が非常に多い

一般的にアジやイワシをメインに捕食している場合と比較して、タチウオを捕食している場合のハマチは平均して大型のものが多いです。

これはエサのサイズによるものと思われますが、タチウオをエサにするにはかなり口が大きくないと捕食出来ないので自然と大型のものが中心になるのではないかと言われています。

大きさとしては60センチ~70センチの中型はあまりおらず、80センチを超えるようなものから中には1メートル級の大型のブリクラスも釣れます。

タチウオベイトの時期は一発大物を狙いたいという釣り人にはうってつけのシーズンと言えます。

タチウオはハマチにとって食べやすい

アジやイワシと違って50センチ前後もあるようなタチウオを一体どうやって食べるのかと不思議に思われるアングラーの方も多いと思いますが、胴体の真ん中から半分に折りたたむようにして胃袋に収める場合が多いです。

また、泳ぐ速度もタチウオは遅いので遊泳力のあるハマチにとっては非常に食べやすいと言えます。

使用するロッドについて

後述しますが、使用するジグもある程度重さのあるタイプが中心となってきて水の抵抗などもかなりのものになる事に加えて先述のようにヒットしてくる魚は大型がメインなので、しっかりとした作りのロッドを使用することをおすすめします。

ライトジギングロッドではアクションを加えようと思っても力が思うようにジグにまで伝わらずに1日を通して釣りをすると非常に体に負担となります。

なので、ミディアムクラスから水深が深いエリアを探る場合などはヘビークラスのロッドを使用しても良いです。

バット部分が硬く、反発力があって力を効率よくジグに伝えてアクションを加えられるようなものが理想です。

大抵のロッドに表示されているメタルジグの適合重量としては、100gから200g前後のものを取り扱えるようなものを目安に選んで下さい。

使用するリールについて

リールは中型スピニングリールあるいは中型ベイトリールを使用して下さい。

この釣りは、時にはブリクラスもヒットしてくるのである程度の巻き取りパワーが無ければヒットしても対応することが難しくなります。

ちなみに、早巻きのようなアクションは必要ではなく、タチウオの動きを模した大きくゆったりとした1ピッチジャークが基本となるので、スピニングリールでなければならないということもありませんので、最終的にはどちらを使用するのかはその人の好みになるかと思います。

使用するラインについて

相手の大きさを考えるとPEラインの3号は欲しい所です。

PEラインの2号と3号の間には号数表示以上に大きな強度の差があるので、強いラインを使用する方が安心です。

糸巻量は最低でも200メートルほど巻いておけば高切れを起こしても釣りを続けられます。

もし不安であればスペアのリールも1台用意しておくと良いです。

使用するメタルジグ

この釣りはタチウオパターンのハマチやブリをどう攻略するかが重要なので、ジグはロングジグ一択です。

色は当然タチウオに似せたシルバーを使用して下さい。

カラーと大きさが決まっているので自ずと選択肢も限られてくると思いますが、不安であればこの釣りに精通したアングラーや釣具店のスタッフに聞いてみると良いです。

釣り方について

釣り方としてはジグを着底させた後に1ピッチでゆっくりと大きな動きを意識しながらしゃくり上げて誘って下さい。

ただ、その日によって活性が大きく変わってくるので、アタリパターンをいち早く探ることが重要となります。

固定観念に捉われずに、ゆっくりとしたアクションで食いが悪ければ早いアクションも織り交ぜるなど工夫をしてみると良いです。

また、同船者で多くヒットさせている人がいる場合は、その人のアクションも参考にしてみると良いです。

竿先にアタリが来たらすぐにアワセて下さい。

一度針掛かりしなくても、活性が高いと何度もアタックしてくるので誘いの手を止めずにそのままアクションを続けて下さい。

ドラグの調整について

相手が大型のブリクラスとなるとなかなかの抵抗を見せて、強引にやり取りすればリーダーの部分から切れてしまうこともあります。

なので、釣りを始める前にドラグをしっかりと設定して強く引っ張れば少し出るくらいにしておくとラインブレイクの危険性を少なく出来ます。

大型相手には多少時間を掛けて取り込む意識の方が上手くやり取り出来ます。

根掛かりやトラブルに備えてジグの予備は多めに用意

根掛かりや高切れなど船釣りは意外にトラブルが多いので、ジグはある程度の数を予備で揃えておくことをおすすめします。

10本程度をタックルボックスに用意しておけば、無くなることはそうそうありません。

釣れたらすぐに血抜き

ハマチは血が非常に多いので釣り上げて針を外したらすぐにナイフで〆ましょう。

この作業をせずにそのまま潮氷に漬けてしまうと、血が全身に回ってしまい食べる際にとても生臭くなってしまいますから注意して下さい。

美味しく食べるには必須の作業と言えます。

針を外す際にはプライヤーが必須

ジギングで使用する針は太軸で大型のものが多いです。

また、がっちりと針掛かりしている場合は外す際にもかなりの力が必要となりますので、プライヤーがあると便利です。

素手で外していると突然魚が暴れた際に針先が手に当たって貫通するなどの事故が起きかねませんので気を付けて下さい。

大型の魚になればなるほど暴れた際のパワーも相当なものになるので、人間の指であれば簡単に貫通してしまいます。

万が一に備えて救急箱などは用意しておいた方が良いかもしれません。

まとめ

今回はジギングロッドとロングジグの組み合わせで大型の青物を狙う釣り方を紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?

この釣りは普段ジギングに馴染みが無い人にはどうにも釣れるイメージが無いかもしれませんが、そうした固定観念に捉われずに新鮮な気持ちで取り組んでみると釣りの新しい魅力に気が付くかもしれません。

興味がある人は挑戦してみて下さい。







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