高級魚のサワラをショアからジギングロッドで狙い撃ち

ジギングロッド

プロマリン(PRO MARINE) CB ブレイザーライトジギング B632M

大きいものでは1メートルを超え、市場でも高値で取引されるサバ科の魚と言えば、皆さんは何を想像されるでしょうか。

答えはサワラです。

今回は身近な堤防からジギングロッドで手軽に狙うサワラ釣りを紹介したいと思います。

これまで一度も釣ったことが無いという方や外道としてしか釣り上げた事が無いという方も必見の内容です。



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ジギングロッドで高級魚のサワラを狙う方法について

西京漬けの材料としても広く知られているサワラですが、実はこの魚は冬場から春先にかけて身近な防波堤からも狙うことができます。

スーパーなどでもたまに切り身の状態で見かけますが、サバ科の魚であることから分かるように鮮度の落ちが非常に早く、刺身で味わおうと思えば釣りたてのしっかりと処理したものを食べるしかありません。

すなはち、新鮮な刺身の味を経験できるのはまさに釣り人の特権とも言えます。

今回はそんなサワラを堤防などからジギングロッドを使用したルアー釣りで狙う方法について簡単に紹介したいと思います。



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サワラについて

ここではサワラという魚について簡単に紹介したいと思います。

サワラはスズキ目サバ科の魚で、最大全長は1メートルを超えます。

サワラも出世魚のようなもので60cmくらいまでのものを「サゴシ」と呼んでそれ以上の大きさのものをサワラと呼びます。

ショアから安定して狙えるものは40cmから50cmほどのサゴシクラスで、60cm以上のサワラクラスとなると沖合を回遊するようになる為、釣るのはかなり難しくなります。

身質は淡白で西京焼きや刺身などにして食べると非常に美味です。

食性は完全な肉食で、小アジやカタクチイワシなどを捕食します。

カタクチイワシなどが大量に接岸している場合は、稀にサワラクラスが爆釣することもあります。

基本的には中層付近を回遊していますが、活性が高くなると上層付近にまで上がってくることもあります。

使用するロッドについて

この釣りではとにかく飛距離を稼ぐことができるかどうかが釣果への分かれ目となってきます。

ベイトの接岸状況にもよりますが堤防際まで回遊してくるパターンはそれほど多くないので、沖合を攻める釣りとなります。

よって、ジギングロッドも遠投性能を売りにしているものを選択して下さい。

ある程度バットにパワーがあるものが、キャストする際に反発力を生かすことができるので有利となります。

ショアジギングの分野は近年かなりの進化を見せているので、サワラやハマチを狙う事ができるショアジギング専用ロッドもダイワやシマノといった各メーカーから発売されているのでそちらを使用しても良いと思います。

ロッドの長さとしては、10フィート前後ある長めのものがおすすめです。

ルアーの耐重量は可能であれば50g前後まで扱う事ができるものであれば最高です。

フルキャストする場合は、キャスト時にロッドに瞬間的に掛かる負荷も考慮して耐重量の少し下の重さのジグを使用することをおすすめします。

また、適当なジギングロッドが無い場合は、長めのシーバスロッドを使用しても構いません。

使用するリールについて

リールはサワラや外道として青物などがヒットする可能性も考慮して、中型スピニングリールを用意したい所です。

40cm前後のサゴシクラスであれば小型スピニングリールでも全く問題ありませんが、サワラクラスにもなるとかなり強烈な引きを見せるので対応しきれない可能性があります。

シーバス用などに普段使用しているものがあれば、そちらを流用したので問題ありません。

使用するラインについて

ラインはPEラインを使用して下さい。

号数としては1,5号から2号クラスを巻いておけば安心してやり取りすることができます。

上記のようにサワラクラスやハマチなどの青物がヒットする可能性のある釣り場では2号を巻いておいた方が無難です。

ナイロンラインの10号程度をショックリーダーとして結んで下さい。

サワラは歯が大変鋭く、仮にルアーを飲み込まれてしまうと何号のラインを使用していても一瞬で切られてしまいます。

太刀魚釣り用のワイヤーリーダーを使用しても良いのですが、食いがかなり落ちるので大規模な群れに遭遇して入れ食い状態になった時以外はあまりおすすめしません。

ショアからの釣りになるので、糸巻量は200メートルもあれば十分です。

ルアーについて

使用ルアーは圧倒的な飛距離が出て、表層から底層までくまなく探ることができるメタルジグをメインルアーとして使用して下さい。

ブルーのイワシカラの実績が高いですが、ホログラム系の側面がキラキラと反射するタイプのものもおすすめです。

光るものに興味を惹かれる習性があるようなので、参考にしてみて下さい。

この釣りはサワラの歯によるラインブレイクとそれに伴うジグのロストが大変多いので、あまり高価なジグの使用は避けた方が良いと思います。

予備のジグも数はある程度欲しいので、安いものでも構わないので揃えて下さい。

カラーに関してもその釣り場やエリアに応じてヒットカラーは確実に存在するので、事前に釣具店などで店員に聞いておくと良いかもしれません。

釣り方について

釣り場に到着してサワラが飛び跳ねているのが実際に目視できる場合は、メタルジグを遠投して着水後にすぐにリーリングを開始して下さい。

活性の高い時はかなり動きの早いアクションに好反応を示すので、できる限り高速でリーリングして引いてくると良いです。

この際にあまりロッドを上下にしゃくってアクションを与える必要はありません。

真っ直ぐにジグが泳ぐように引いてきて下さい。

特にナブラが発生しているわけでもなく、サワラが飛び跳ねているような状況でもない場合は、海底から丹念に探るようにして下さい。

海底に張り付いているような魚では無いので、中層付近でヒットする可能性が高いです。

アタリがあれば

基本的にルアーは生エサと違って魚がニセモノだと認識するとすぐに離してしまうので、アタリがあればすぐにフッキングして下さい。

特にサワラは歯が鋭いのでアワセのタイミングが遅れてしまうと、飲み込まれてラインが切られてしまうので、早アワセが求められます。

あとは相手の引きに応じてやり取りをして下さい。

堤防際まで巻き上げてくれば、サゴシクラスであればそのまま引き抜いて、サワラクラスであれば玉網で掬うようにして下さい。

玉網で掬う際には、メタルジグが網に引っ掛かってバラしに繋がる恐れがあるので注意して下さい。

釣った後の処理について

サワラは冬場などベイトが大量に接岸していれば、入れ食い状態となることがあります。

こうした場合でも基本的に釣れたらすぐに血抜きを欠かさないようにして下さい。

血抜きをしなければすぐに全身に血が回って身が生臭くなってしまうので美味しく食べたい場合は面倒でも必ず行って下さい。

小物類について

サワラをフックから外す際は必ず素手ではなくてプライヤーやペンチを使用して下さい。

歯が鋭くかなり暴れまわるので、素手で外すと突然魚が暴れた際にフックが手に刺さったり、サワラに噛まれたりする恐れがあるので大変危険です。

まとめ

今回はジギングロッドを使用して手軽にショアから狙うサワラ釣りについてご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。

サワラ釣りは本格的に行っているアングラーはまだまだ少なく、それだけに隠れた魅力に満ちた分野です。

興味のある方は是非とも挑戦してみて下さい。

寒さを忘れさせる熱いファイトをきっと体験できると思います。







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