おすすめのヘアオイルってどれ?ヘアオイルの種類について
髪の毛は、紫外線や生活環境によりダメージを受けてしまいます。
ダメージを受けると髪はパサパサになり、切れ毛や枝毛の原因となります。
そのため、ヘアトリートメントが必要になりますが、ヘアトリートメントでおすすめなものがヘアオイルになります。
ヘアオイルには髪の毛を外からの刺激から守り、髪に潤いを与える効果があります。
そして、ヘアオイルといっても様々な種類があります。
ここでは、その種類について紹介していきます。
ホホバオイル
ホホバオイルは、砂漠地帯で生きている「ホホバ」という植物の種子から作られるオイルになります。
ホホバは砂漠のような厳しい環境でも育つことができ、生きる力がとても強い植物です。
そのホホバから作られるホホバオイルの主な成分は、「ワックスエステル」です。
この成分は人間の肌にも含まれているため、髪や肌に馴染みやすく低刺激になります。
そのため、肌の弱い方にもおすすめできるオイルになります。
これらのことから、ホホバオイルは髪や肌に相性の良いオイルと言えます。
そして、ワックスエステルは髪に潤いを与える効果があります。
また、髪を外からの刺激から守る効果もあるため、ドライヤーを使用する前に髪に塗ることにより、ドライヤーの熱から髪を守ります。
それと、クレンジング効果に優れており、頭皮に使用することによって毛穴の汚れを浮かし、除去する効果も期待できます。
頭皮の汚れが落ちて綺麗になれば、頭皮環境が良くなるので、育毛や発毛に繋がります。
そのようなホホバオイルは、無色透明のものと金色をしたものが販売されています。
オリーブオイル
オリーブオイルは、オリーブという果実から作られる油になります。
料理に使用することから有名なオイルですが、オレイン酸やビタミンEなどが豊富に含まれており、美容効果も期待することができます。
そのため、ヘアトリートメントとしても使用することができます。
オリーブオイルに含まれているオレイン酸には、髪を保湿し水分の蒸発を防ぐ働きがあるため、髪がパサパサになるのを防止する効果が期待できます。
オレイン酸は人間の皮脂にも含まれているため、肌や髪に馴染みやすく、肌や髪のケアに効果を発揮します。
そして、オリーブオイルの魅力は二つあり、一つ目は頭皮を綺麗にし血流を良くすることです。
この働きによって頭皮環境が良くなるため、頭皮に栄養が届きやすくなり、健康的な発毛や育毛に繋がります。
魅力の二つ目は、髪を保護することです。
この二つの魅力(効果)により、美しく綺麗な髪になることが見込めます。
アボカドオイル
アボカドは、昔はあまり見かけることはありませんでしたが、いつからか徐々に注目を浴びるようになり、スーパーなどでもよく見かけるようになりました。
アボカドは栄養価が高いことから「森のバター」とも呼ばれており、人々の食生活に浸透しています。
そのようなアボカドを使って作ったオイルが「アボカドオイル」になります。
アボカドオイルは先程説明した「オリーブオイル」と同じオメガ9系脂肪酸のオイルになり、その主成分はオレイン酸になります。
オリーブオイルで説明した通り、オレイン酸には髪を美しくする効果があるため、アボカドオイルもヘアトリートメントに最適なオイルと言えます。
オレイン酸以外にも、ビタミンA・ビタミンB・ビタミンE・βカロテン・食物繊維・マグネシウム・葉酸・鉄・亜鉛・カリウム・レシチン・ペクチンなどが含まれています。
その中のβカロテンやビタミンEには抗酸化作用があり、頭皮にそれらの成分を浸透させることによって、皮脂が原因となる毛穴の酸化を抑えることができ、活性酸素の生成も抑制します。
アボカドオイルにはこのような働きがあるため、頭皮環境を良くする効果が望めます。
椿油
椿油とは、基本紅い花を咲かす「ヤブツバキ」の種子から取れる油脂のことを言います。
椿油は古くから親しまれており、日本では馴染みのある油になります。
そのような椿油の主成分もオレイン酸となっています。
そのオレイン酸の含有量は、オリーブオイルよりも多くなっています。
オリーブオイルに含まれているオレイン酸の割合は7、8割くらいですが、椿油は8、9割くらいになります。
この数字から、椿油にはオレイン酸が飛びぬけて多く含まれていることが分かります。
そして、人の皮脂にもオレイン酸が多く含まれていることから、椿油は髪や肌に馴染みやすく低刺激と言えます。
このような椿油は保湿する力が高く、皮膚を柔らかくする働きもあります。
その他にも、殺菌効果に優れており、頭皮の炎症を防止する効果も期待できます。
アルガンオイル
アルガンオイルとは、「アルガンノキ」の種子から取れるオイルになります。
アルガンノキはアフリカ大陸北西端部に生息し、アカテツ科アルガンノキ属の被子植物に分類されています。
そのようなアルガンオイルの主な成分はオレイン酸とビタミンEになります。
ヘアオイルの種類をここまで紹介してきて、読んでいる方は「またオレイン酸」と思うことでしょう。
ですが、オレイン酸には髪を美しくする効果があるため、多くのヘアオイルに含まれています。
そして、アルガンオイルに含まれているビタミンEには抗酸化作用があります。
抗酸化作用は、老化の原因となる活性酸素を除去する働きがあることから、アンチエイジング効果があるといわれています。
その他にも抗酸化作用には、頭皮環境を良くし、血流を促す作用があるため、ビタミンEを配合している育毛剤は多くあります。
ココナッツオイル
ココナッツオイルとは、ヤシ科の高木である「ココヤシ」になるココナッツから取れるオイルになります。
ヤシ油とも呼ばれており、ビタミンやミネラルを豊富に含んでいます。
頭皮に使用すると、それらの栄養を頭皮に与えることができ、発毛や育毛を促進させることが期待できます。
また、抗酸化作用に優れたビタミンEが多く含まれているため、髪が生えている土台(頭皮)から改善することが見込めます。
そのことにより、抜け毛や薄毛を予防する効果が期待できます。
そして、自然由来の成分なため、子供から高齢者まで安心して使えるのもメリットとなっています。
これらの効果以外にも、頭皮や髪の乾燥を防止する働きもあり、髪をサラサラにする効果も望めます。
グレープシードオイル
グレープシードオイルとは、ブドウの種子から取れるオイルになります。
ワインを造る過程で出る種子を搾ることにより造られています。
グレープシードオイルにはポリフェノールが多く含まれており、オレイン酸やビタミンE、リノール酸なども多く含まれています。
その中のリノール酸は酸化しやすい成分ですが、抗酸化作用に優れたビタミンEがそのことをカバーしているため、酸化が抑えられます。
そのビタミンEは、オリーブオイルの2倍含まれているといわれており、頭皮環境を良くする効果が期待できます。
また、豊富に含まれているポリフェノールにより、血流を促す効果も期待できます。
そして、料理にも使用されていることから、人の肌に優しいオイルとなっており、肌が弱い敏感肌のような方でも安心して使用することができます。
セサミオイル
セサミオイルとは、ゴマ科に分類されるゴマの種子から抽出されたオイルのことを言います。
一般的な食用のごま油とは異なり、焙煎されていない油になります。
そのため、食用ごま油のような匂いはせず、無臭で色はありません。
このように食用のごま油とセサミオイルは性質が異なるため、食用の方は髪に使用しないようにしましょう。
そして、セサミオイルに含まれている成分になりますが、セサミンやオレイン酸やリノール酸、ビタミンやミネラルなどが含まれています。
このように、髪に嬉しい栄養成分が豊富に含まれているため、ヘアトリートメントには最適なオイルになります。
効果は主に、髪や頭皮を保湿させる効果や毛穴の汚れを除去する効果、代謝を促進させる効果や酸化を防止する抗酸化作用が期待できます。
まとめ
以上、ヘアトリートメントに最適なおすすめのヘアオイルを紹介してきましたが、いかがでしたか?
ヘアオイルと言っても様々な種類があり、ここで紹介した以外にも色々な種類があります。
ヘアオイルでヘアトリートメントを試そうと思っている方は、自分が気に入りそうなヘアオイルを選ぶと良いでしょう。
また、色々な種類のヘアオイルを試してみるのも面白いと思います。