ニキビのお手入れは洗顔料が明暗を分けるってホント?
ニキビは肌の悩みの中でも非常に厄介なトラブルです。
洗顔をすることで悪化を防ぐことが出来ますが、その洗顔料も成分や使い方によってはニキビをさらに悪化させてしまう逆効果を招く場合があります。
洗顔料を選ぶ場合、ニキビ肌を改善するにはどんなことに注意をすればよいのでしょうか?
その注目ポイントを5つに分けて解説します。
ニキビの種類を知る
ニキビには出来る原因と症状によってお手入れの仕方を変えなくてはなりません。
どのようなニキビがどんなふうにできてしまっているのか原因と状態を知ることが大切です。
白いニキビ
一般的に白っぽくうんだようなニキビは角質のなかに脂肪や油分がたまって角質が詰まってしまうのが原因です
黒いニキビ
白くうんでいた固まりが空気にふれて酸化して黒ずんでしまう状態です。
赤いニキビ
これは角質の中でアクネ菌が繁殖して炎症を起こしている状態をいいます。
ニキビの状態別洗顔料の選び方
白いニキビに効く洗顔料つかってみんしゃいよか石鹸とは?
白いニキビは白く見えているのが角質そのもので、今は毛穴に詰まった状態になっています。
この状態はまだ初期の段階ですので、洗顔をきっちりすることで改善していきます。
おすすめは非常に細かい粒子のパウダーが入ったピーリング効果があるものが有効的です。
最近非常に話題を集めている商品に「つかってみんしゃいよか石鹸」があります。
この石鹸には火山灰シラスパウダーという毛穴よりも細かい粒子が配合されていて、毛穴の奥に入り掃除をしてくれます。
火山灰のミネラル成分が余分な皮脂や老廃物を良く吸収し、正常力を高めてくれます。
黒いニキビに効く洗顔料ACアクティブとは?
黒いニキビは白ニキビの進行形です。
この黒ニキビは触ってしまうことで悪化したり、つぶそうとして炎症を起こしたり、繰り返しニキビができてしまう傾向にあります。
扱い方は白ニキビと同様、ピーリング効果がある洗顔料は効果がありますが、それに加え毛穴を引き締めるビタミンC誘導体が成分に含まれているとより一層効果が高くなります。
そこでおすすめなのがNOVの「ACアクティブ」ですこの洗顔料は皮膚科医8000人が推奨するといううたい文句で有名なニキビに特化した洗顔料で、ソフトなピーリング効果と肌に引き締めと栄養をもたらすビタミンC誘導体が配合され美白にも効果がある洗顔料です。
赤いニキビに効く洗顔料Non Aとは?
赤くなったニキビは完全に毛穴が炎症をおこしてしまい、肌自体の抵抗力も失ってしまっている敏感な状態です。
こうなった肌にはニキビ専用の洗顔はかえって刺激をもたらすことになります。
ニキビ用とされる洗顔料にはグリコール酸という砂糖作物の中にある成分で水に非常に溶けやすく、皮膚への透過性も優れている成分が良く配合されていて、家庭用のスキンケアにはピーリング剤として10%くらいの濃度で使用されています。
しかしグリコール酸には強い刺激性があり、毒性のあるシュウ酸にも代用されるほどで安全性に問題があります。
このような刺激成分を使った間違ったニキビ用洗顔料を使わないよう注意が必要です。
そこでおすすめは細かい泡のたっぷりでる弾力のある泡が作れる洗顔せっけんです。
「Non A」は固形石鹸で鉱物無添加、無香料、無着色のエタノール無使用の敏感肌専用に開発された固形せっけんで、普通の石鹸の4倍もの弾力を持つ泡が立てられるこの洗顔は毛穴の奥に到達し、指が直接肌にあたり摩擦を起こすことなくきれいに洗いあげることが出来るのです。
またローヤルゼリーとヒアルロン酸を配合することで洗いあがりの肌に潤いを与えてくれます。
ニキビ肌の洗顔のコツ
ニキビが繰り返しできる原因に間違った洗顔のやり方があげられます。
気になるからといって、指でごしごしとこすったり、皮脂をなくそうと一日何回もアクネ洗顔料をつかって洗顔をしたりすると、肌の皮脂バランスが壊れてしまいかえってニキビを増殖させてしまいます。
そこで正しい洗顔の方法をご紹介します。
- 毛穴を広げるために桶にためたぬるま湯で洗います。
- 専用ネットなどを利用して石鹸を弾力ある細かい泡に泡立てます。
- 顔の上で円を描くようになるべく指での摩擦をさけて石鹸を伸ばします。
- ため桶にぬるま湯で完全に石鹸がなくなるまで時間をかけてすすぎます。
- 柔らかいタオルで顔に優しくおしあてて水分をふき取ります。
この方法で朝晩2回が原則ですが、特に赤いニキビの肌には洗いすぎは逆効果になりますので、朝は水洗い、夜はこの方法で洗顔をすることをおすすめします。
洗顔後のお手入れ
ニキビ肌は肌の角質が壊れて非常に敏感になっています。
肌のターンオーバーが正常に行われていない不安定な状態ですので、洗顔だけではなくニキビによく効く成分を補充してお肌を健康な状態に導いてあげることが大切です。
ニキビを治すのに特に有効的な成分がいくつかありますのでご紹介します。
炎症を緩和する成分
ニキビ肌は清潔にすることが一番です。
アクネ菌やその他のばい菌を抑えるためにも炎症を抑える努力をしたいものです。
皮膚炎などの治療でも良く使用されるのが「カンゾウ」と呼ばれるマメ科の植物で甘草の根っこや茎を熱水などでエキスを抽出し、あまくさとも読めるその語源は砂糖の50倍もの糖質があるためです。
食品添加物として認可されているため、醤油、お菓子、甘味料に使用されたりしています。
この甘草は漢方としても利用されるほど効能が高く、特に鎮痛や解毒作用、抗炎症、抗ウイルスに優れています。
保湿成分
ニキビ肌は油分と水分のバランスがうまく保たれていませんので、乾燥とオイリーが共存します。
洗顔後の肌は水分を吸収しやすくなっていますので十分に保湿をして皮下にある水分を逃さないように心がけたいものです。
洗顔料にもこの保湿成分が配合されているものを選ぶと効果的です。
主に、「ヒアルロン酸」や「ローヤルゼリー」「ハチミツ」などが代表的です。
ヒアルロン酸はもともと体内にあるムコ多糖と呼ばれる物質でヒアルロン酸の重量の6倍もの水を貯える力があります。
ローヤルゼリーはミツバチが作る嬢王バチのための栄養剤で、その65%が水分でできており、13%ものアミノ酸と高タンパク質を含んでいるパワーフードなのです。
またハチミツもその80%は水分で残りは糖質とわずかなミネラルで構成されています。
ハチミツが非常に優れているの殺菌作用です。
グルコン酸というのは医療現場でも消毒に使用され傷の治りも早くする効能があります。
肌を引き締める成分
殺菌をして保湿をした肌には毛穴に雑菌を入りにくくするために肌を引き締めることが必要になります。
引き締めに有効的なのは「ビタミンC誘導体」「大豆エキス」などです。
ビタミンC誘導体はビタミンCを酵素反応によって安定化させた物質で抗酸化作用や美白にも効能があります。
大豆エキスに含まれるイソフラボンが皮脂のコントロールをする役目と、サポニンが皮脂の汚れを落とす役目も果たしてくれます。
まとめ
ニキビ肌は非常に敏感でデリケートになっています。
単純に洗顔が足りていないと判断して間違った洗顔の方法で害のある洗顔料を使用しているといつまでたってもニキビは改善しません。
正しいお手入れを定期的に続けることで徐々に改善していきますので、焦らずにじっくりとニキビと付き合っていくように心がけたいものです。
ニキビの改善は正しいお手入れにも心にもゆとりを持つ必要がありそうですね。