パウダーファンデーションについて…お悩み別・解決策のご提案
日本では、パウダーファンデーションの愛用者は非常に多く、ナチュラルメイク志向になってからは特にその傾向が強くなりました、それに伴い、様々なお悩みがあるのではないでしょうか。
ファンデーション自体を乗り換えるのもかなりの徒労・コストがかかりますし、簡単に解決できるに越したことはありません。
そこで、お悩み別に解決の案を出していきたいと思います。
粉っぽくなる
パウダーファンデーションでもっとも多い悩みがこちら。
この類の化粧品特有とも言えます。
ブラシを活用する
ファンデーションを買うとついてくるものや、100円ショップなどで購入できるようなパフをつかっていませんか?
もしお心当たりがあれば、ブラシの購入を検討されてはいかがでしょうか。
無印良品であれば2500円から、高級なものでも1万円弱で購入できますし、お手入れ次第で2~3年程度は使えます。
ディオールやクリニークのものが有名ですが、国産の天然動物毛を使用したものであれば、アレルギー体質の人でも安心して使えます。
お手入れの方法としては、お休みの日に毛の流れを乱さないように洗浄・陰干ししてあげることをおすすめします。
いま現在ブラシを使っている…というかたは、塗り方に問題があるのかも。
コツとしては、
- 肌をなでるのではなく、叩くように置く
- Tゾーンなど脂が溜まりやすい部分には、薄付けにする
この2点です。
併せて言えば、~ファンデーションまでの工程を焦らないことも大切です。
基礎化粧品が完全に浸透していない状態で下地を塗ると、お肌に残留している成分が混ざってしまい、下地としての効果が非常に薄くなる場合があります。
こういった場合、ファンデーションを乗せたときのキメが乱れがちになり、ちいさくダマが出来て粉っぽく見えることも。
早起きが苦手・お化粧にあまり時間を割きたくない…というかたは、下地も兼ねるミネラルパウダーファンデーションがおすすめ。
色んな商品をためしてみてもよいでしょう。
脂が浮いてくる
これも、夏場は特に多いお悩みではないでしょうか。
パウダーファンデーション自体、どちらかと言えば脂性肌の人向けのものではありますが、それでも発汗などによりどうしても浮きがち。
さて、どうすればよいのでしょうか。
~化粧下地までがポイント
粉っぽくなる…というところで簡単に触れたことではありますが、洗顔~基礎化粧品~化粧下地までの工程が最も大切になります。
意外にも思うかもしれませんが、脂っぽくなるお悩みの場合、朝の洗顔で洗顔料を使用するのはあまりよくないそうです。
不要に皮脂を落としすぎてしまい、脂の分泌を促進してしまうとか。
ニキビ肌の人は洗顔料を使ってもよいと思われますが、このとき、泡をたっぷりとたてて手で直接お肌をこすらないように注意しましょう。
なお、どうしても朝しっかりとお顔を洗いたい…という方は、例えば枕カバーを毎日取り換えるなどといった工夫で、夜間に雑菌・皮脂の類が溜まらないような工夫が最適だと思われます。
また、基礎化粧品はなるべく薄付けで、乳液・美容液などの浸透しにくいものはつけすぎに注意しましょう。
乾燥を防ぐためのこういった類のものを塗る時は、少量を手に取り、下から上へマッサージするようにつけると良いでしょう。
毛穴は下に向かって開いているので、より素早く浸透し・保護する力やお化粧のノリも向上します。
化粧下地を塗る場合も、ほんの少量を「下から上に向かって」塗ることをおすすめします。
重ねて述べることになりますが、ここでは強くマッサージしすぎないのがコツ。
お肌の表面を軽くならす程度の意識が丁度よいです。
全体のコツとしては、ファンデーション前の支度を出来るだけシンプルに済ませる事。
是非実践してみて下さい。
毛穴に詰まる
帰宅してお化粧を落とすと、お肌に黒いボツボツが目立つ。
なんだかファンデーションが落ちきっていないよう…そんなご経験はないでしょうか。
しっかりとお化粧をする人に比較的多いようで、この悩みを抱える人は非常に多数います。
こういった場合、どうすればよいのでしょうか。
オイルクレンジングを活用する
クレンジングにも様々なタイプがあります。
- ふきとりタイプ
- ミルククレンジング
- オイルクレンジング
等々。
結論から言うと、ふきとりタイプのクレンジングはあまりおすすめできません。
毛穴につまったファンデーションまでを落としきるには、少し力不足といえます。
となると、水で洗い流すクレンジングが候補になるのですが、どちらがよいのでしょうか?
傾向として言えば、ミルクタイプのほうがオイルタイプよりも洗浄力に優れ、しっかりと落とせると言えます。
しかし、クレンジングはその洗浄力が強いほどお肌の乾燥が深刻になるのも事実。
そこでおすすめしたいのが、濡れた手でも使えるタイプのオイルクレンジングです。
水につけると水性になって流れていくタイプのものは、マッサージ中のお肌との摩擦が高くなる傾向にあるため、あえて上述のものを推しました。
軽く手を濡らしてタオル等でふたい後、クレンジングオイルをたっぷりととってお肌にただ「なじませる」ようにして落としていくのが吉です。
このとき、手のひらでお顔の肌を温めながら、時間をかけて落とすことを心がけましょう。
もう一つのご提案が、一度入浴をしてからクレンジングをすることです。
血流がよくなって毛穴が十分に開いた状態になるので、簡単にクレンジングオイルが毛穴まで浸透し、すばやく確実にファンデーションを落とせます。
角栓が溜まっている部分は、優しく時間をかけてマッサージをしていきましょう。
ちなみに、小鼻用のパックのお話をすると、きれいに洗顔できていない状態ではあまり効果を発揮しません。
クレンジングは、翌日のきれいなお化粧の為の要でもあります。
ご注意を。
カバー力が足りない
最後に、パウダーファンデーションならではのカバー力に関する葛藤のお話で終わりたいと思います。
持ち運びが簡単・お化粧直しも手軽ということで愛用者は非常に多いようですが、お肌のくすみやそばかす・ニキビ跡などをきれいに消すのに苦労されていないでしょうか。
コンシーラーを併用すれば大丈夫ともなりますが、ナチュラルメイクの場合はなかなか難しいところではあります。
そこで、下記の提案をします。
コントロールカラーを活用する
すでに愛用されている方にとっては不要な情報かもしれませんが、意外とコントロールカラーを利用されている方は少ないようです。
お肌の赤みや血色の悪さなどを補ってくれるのがこれの役割でありますが、均一でなめらかなお肌をつくるのにも一役買ってくれます。
ニキビ跡が目立つようであれば赤みを足すようなものを、そばかすやくすみがお悩みであればしっとりとした寒色のものをつかうのがいいのではないでしょうか。
これについては非常に様々な商品・使い方があります。
もし可能であれば、お近くのデパートなどにあるお化粧品コーナーで、ご自身に合うコントロールカラーのアドバイスをしてもらうことをおすすめします。
まとめ
パウダーファンデーションを使う上での最大のコツは、とにかく化粧下地までの工程に心を砕くこと・ナイトケアに力をいれて朝の調子を万全にしておくことです。
愛用していく上で一番高いお買い物になるのは「ブラシ」になると思いますが、これも一本あれば心強い味方になってくれるでしょう。
是非ご参考に、より理想的なお化粧を楽しんでいただければとおもいます。