乾燥肌や年齢肌の人に適しているのはパウダーファンデーションか、それともリキッドファンデーションか?
もともと乾燥肌の人や加齢により肌が乾燥しやすくなった年齢肌の人の場合、リキッドファンデーションの方が肌になじみやすく粉吹きがないということで、愛用している人も少なくありません。
ところが一方で、乾燥肌や年齢肌の人にはパウダーファンデーションの方が良いといった見解もあります。
では実際のところはどうなのか、パウダーファンデーションとリキッドファンデーションを比較してみて、検証していきたいと思います。
リキッドファンデーションの方が、断然保湿力が強いですよね?!
メイクをする時にリキッドファンデーションをつけると、保湿力がアップし北風のような乾燥した風にもしっとり感が持続すると思い込んでいます。
たしかに肌に合ったリキッドファンデーションではそう実感している人も少なくありません。
ところが一方で、リキッドファンデーションが肌の乾燥や肌荒れを助長させているといった考え方もあります。
その理由がリキッドファンデーションに含まれている合成添加物や界面活性剤です。
一般的にリキッドファンデーションのように水分が多い化粧品の場合は、水分の少ないパウダーファンデーションに比べると腐敗しやすいので、合成防腐剤や保存料が比較的多くに含まれています。
さらにファンデーションと水が分離しにくいよう、他の化粧品に比べて界面活性剤が多く配合されているのです。
とは言っても、パウダーファンデーションでは粉浮きが気になることも否定できません。
パウダーファンデーションの粉浮きを防ぐためには?
しかしリキッドファンデーションは仕上がりが良いので、やはり乾燥肌や年齢肌の人には手放せない化粧品であるといえます。
一方、最近では乾燥肌や年齢肌の人でも粉浮きせず、保湿力をアップしたパウダーファンデーションも販売されるようになりました。
特にパウダー状の顔料にシリコンをコーティングしてあり、リキッドタイプよりも添加物が少なめにしてあるパウダーファンデーションは、粉浮きの心配がない上に保湿作用のある美容成分も含まれていますので、乾燥肌や年齢肌の人にはおすすめです。
さらにミネラルファンデーションのパウダータイプの場合は、合成添加物や界面活性剤を一切使用していませんので、敏感肌の人でも安心して使用できます。
ミネラルファンデーションは化粧ブラシでつけることで、ファンデーションの塗りムラを防ぐことができます。
ただしカバー力を期待して多めにつけると、乾燥肌の場合は粉浮きすることがありますのでマットなメイクはあまりおすすめできません。
ところでパウダーファンデーションの粉浮きを防ぐためには、やはり化粧下地が必要になります。
ただ化粧下地にも合成添加物や界面活性剤が含まれているものが多いので、一概にはどれが良いとは言い切れない部分もあります。
パウダーファンデーションの効果的なつけ方とは?
パウダーファンデーションできれいにメイクアップするには、効果的なつけ方を身に付けるようにしましょう。
パウダーファンデーションをパフにつけて、そのまま肌の上を滑らせてつけると肌にうまくパウダーが乗らず粉浮きやよれの原因になります。
パウダーファンデーションをきれいに肌につけるには、ポンポンと軽く押さえるようにつけていくと、きれいに仕上がり粉浮きやよれを防ぐことができます。
またパウダーファンデーションで保湿力が足りないと感じる人は、化粧下地を塗る前に美容液で肌を十分保湿してからつけると、しっとり感が出てメイクもきれいに仕上がります。
ただしつけ過ぎるとテカりの原因になりますので注意しましょう。
まとめ
パウダーファンデーションはリキッドファンデーションよりも、肌に負担が掛かりにくいと言われてきました。
しかし最近ではオーガニックコスメのリキッドファンデーションのように合成防腐剤や保存料、界面活性剤を一切使用していないものや、配合量を減らしたものなども登場し、最近ではパウダーファンデーションに比べてもそれほど肌に負担が掛からないものも登場しています。
一方、パウダーファンデーションの場合はメイクの仕上がりもずいぶんと向上し、粉浮きやよれも気にならず下地なしでもきれいに仕上がるものも登場しています。
一番大切なことは、自分の肌に合うかどうかです。
使っていて自分の肌と心がきれいになれるものがベストだといえます。