放置時間は長いほど良いの?白髪染めの放置時間の注意点
市販の白髪染めを使って自分でお手入れしている方の中には、放置時間を長くした方が綺麗に染まるとお考えの方もいるようです。
しかし、白髪染め製品は配合成分や特徴に違いがあり、それぞれ決まった放置時間があるため長く放置するほど良いというわけではありません。
ここでは、白髪染めの放置時間の注意点をご紹介したいと思います。
白髪染めの放置時間の注意点
化学染料の白髪染めの放置時間
化学染料を含む白髪染めは放置時間が短く、1回のお手入れでしっかり染まるところが大きな魅力です。
しかし、化学成分によって髪のキューティクルを開いて内部に染料を定着させることから、繰り返し使用すると髪が乾燥してごわごわした手触りになってくることもあります。
また、化学成分が頭皮に悪影響を与えることがあるので、髪と頭皮のどちらにもダメージを与えてしまいます。
化学染料を含む白髪染めを髪に塗布した状態で長く放置すると、化学成分によって髪へのダメージが大きくなる可能性があるので注意が必要です。
自然由来の染料の白髪染めの放置時間
自然由来の染料を含む白髪染めは、髪や頭皮に優しいところが大きな魅力です。
しかし、化学染料を含む白髪染めと比較すると、放置時間が長いので時間をかけてお手入れする必要があります。
また、1回のお手入れでしっかり染まるものもあれば、綺麗に染まらないものもあるので自分の髪質に合った最適な白髪染めを選ぶことが大切です。
自然由来の染料を含む白髪染めはもともと放置時間が長いことから、必要以上に時間を置く方がいるかもしれませんが、塗布した白髪染めが乾燥してしまうほど時間を置いたとしても綺麗に染まらない可能性があります。
決められた放置時間より短くても長過ぎてもうまく染まらないので、適切な放置時間をしっかり守りましょう。
トリートメントの白髪染めの放置時間
トリートメントの白髪染めは、自然由来の染料配合で髪と頭皮に優しくバスルームで使用できるところが大きな魅力です。
シャンプー後にトリートメント感覚で使用しながら白髪染めできるので手軽ですが、1回のお手入れですぐに染まるのではなく、お手入れを繰り返すことで少しずつ髪に色をつけていきます。
人によっては1回で髪に色がつくことを期待して長時間放置する方がいるかもしれませんが、製品ごとに放置時間の目安があり、長く放置したからと言ってしっかり色がつかないこともあるので注意しましょう。
白髪染めの最中に注意したいこと
白髪染めをしている間、時間を効率良く使うために放置時間にネットをしたりテレビを見たりしていると、気づかないうちに時間が経過している場合があります。
自然由来の成分で作られた白髪染めなら、ある程度の時間が経過しても頭皮や髪へのダメージが少ないかもしれませんが、化学成分を含む白髪染めは頭皮や髪へのダメージが大きいので白髪染めの最中であることを忘れてネットやテレビに夢中になっていると髪が酷く痛んでしまう原因となります。
最も注意が必要なのが、市販の化学成分を含む白髪染めを放置している間にうたた寝してしまうことです。
本来は10~20分程度放置した後で洗い流す必要があるので、白髪染めを髪に塗布したまま長時間経過してしまった場合、髪に深刻なダメージを与えてしまう恐れがあります。
白髪染めの放置時間を守ることのメリット
化学染料の白髪染めの放置時間を守ることのメリット
化学染料の白髪染めの放置時間を長くしても、髪が傷むなどのデメリットしかありません。
きちんと放置時間を守りながら白髪染めをすることで綺麗な髪色を目指すことができます。
また、中にはトリートメント成分配合の化学染料タイプの白髪染めもあるので、本来なら髪が乾燥しやすい製品ではあるものの、放置時間を守ることで髪の乾燥を抑えながら根元までしっかり染めることが可能です。
自然由来の染料の白髪染めの放置時間を守ることのメリット
自然由来の染料の白髪染めは、十分に放置時間を取らないと髪にうまく色が付かないことがあります。
特に根元の部分が染まりにくい場合があるので丁寧に染料を塗布することが大切です。
適切な放置時間を守ることで、白髪の根元の部分や毛先など理想的な髪色に染まるのを期待することができます。
トリートメントの白髪染めの放置時間を守ることのメリット
トリートメントの白髪染めは髪に潤いを与えることから、髪の痛みが気になっている方は放置時間を長く取ろうとするかもしれません。
しかし、トリートメントタイプの白髪染めにも放置時間の目安があるので、それに合わせてきちんと洗い流す必要があります。
放置時間を守ることで頭皮がムレずに済み、軽やかな仕上がりを目指すことができます。
白髪染めの放置時間を守るためのアイディア
ながら染めをしないようにする
白髪染め製品によって放置時間に違いがあります。
製品の説明書に目を通すことで放置時間を確認することができますが、白髪染めをする際にはお手入れに集中することをおすすめします。
ながら染めをすると放置時間が過ぎてしまうことがあるので、時間をこまめに確認することが大切です。
放置時間を守ることで、頭皮や髪へのダメージを抑えながら白髪染めをすることができるでしょう。
白髪染めは時間の余裕がある時にする
大切な予定が入っている当日に白髪を見つけてしまい、慌てて白髪染めをする方がいるかもしれません。
白髪染めをする時は、染料を髪に塗布して放置時間を守り洗い流す必要があるので時間がない時には放置時間が短くなってしまいがちです。
慌てていると肝心な根元の部分が染まらないこともあるので、白髪染めは時間の余裕がある時にすることをおすすめします。
タイマーを使用して時間を計る
白髪染めをしながらほかのことをしていると、放置時間のことを忘れてしまうことがあります。
別の用事をするなど目の前のことに集中していつの間にか時間が経過してしまうことがあるので、白髪染めをする時にはタイマーを使うと良いでしょう。
時間経過後に音を鳴らして知らせてくれるので、放置時間を忘れることが少なくなります。
放置時間を気にせず白髪染めしたい場合には
髪に塗布したまま流す必要がない白髪染めを使用する
白髪染めは放置時間を気にしながら時間を置いて洗い流す必要があるので、中にはそのプロセスを面倒に思う方がいるかもしれません。
そんな時は、髪に塗布したまま流す必要がない白髪染め製品でお手入れすると良いでしょう。
白髪染め製品の中には、お出かけ前の僅かな時間に髪の根元を綺麗に染めて白髪を隠すことができるものがあります。
1日の終わりにシャンプーをする時に洗い流せば良いので、放置時間について気にする必要がありません。
一時的に白髪を隠しながら、繰り返し使用することで少しずつ白髪に色をつけることができる製品もあるので手軽なお手入れで髪色を整えることができます。
毎日の中でシャンプータイプの白髪染めを使用する
シャンプータイプの白髪染め製品は、毎日の中でシャンプーするだけで少しずつ白髪に色をつけることができます。
1回で綺麗に染まるわけではありませんが、くり返し使用することで髪色を整えることができます。
シャンプータイプの白髪染めは放置時間がなく、シャンプー後に洗い流せば良いので面倒なお手入れのプロセスが苦手な方におすすめです。
まとめ
自宅での白髪染めは気になる時にすぐにお手入れできるところが大きなメリットです。
しかし、白髪染めの放置時間を守らないことで綺麗な髪色にならないばかりか、頭皮と髪に大きなダメージを与えてしまうことがあるので注意が必要です。
自分にとって使いやすい白髪染めを選んできちんと放置時間を守ることで、理想的な仕上がりを期待することができます。