毛穴の開きが気になる人は保湿不足かも? しっかり保湿してくれるクリームはこれ!
ファンデーションを塗ると、毛穴が目立ってしまうことがあります。
なんとかしたくて厚塗りすると、さらに毛穴が広がって見えて困った…、ということはありませんか?
そんな方はお肌の保湿が足りていないのかもしれません。
実は乾燥肌ほど毛穴が開き、皮脂が出やすくなっているのです。
毛穴が開く原因と保湿におすすめのクリームを見てみたいと思います。
毛穴はどうして開いてしまうの?
ファンデーションの見栄えを悪くするものの一つに「毛穴」があります。
特に大きく開いている毛穴はファンデ―ションのヨレや色むらを引き起こし、綺麗な仕上りを阻害してしまいますよね。
どうして毛穴が開いているのかを知るためには、お肌のしくみを理解するとわかりやすいのではないでしょうか。
美肌の秘密はキメ?
人間の肌には無数の毛穴があります。
特に顔の部分には多く存在するので、毛穴が気になるという方が多いのです。
この毛穴、メイクを邪魔する際は忌々しく感じてしまいますが、実はお肌にとってとても重要なもの。
お肌を保護してくれる役割を持っているのです。
表皮の下には角質層と呼ばれる層があり、ここに角質細胞が綺麗に並んでいます。
角質細胞同志をつなぎとめるセメントのような役割をしているのが「角質脂肪幹細胞」。
水分を蓄え、角質細胞同志を隙間なく埋めているのです。
この角質層にある角質細胞がしっかりと水分をとどめていれば、角質層は隙間なくきっちりと綺麗な層になっています。
角質層の下層から水分が逃げ出すのをしっかりとブロックし、肌内に留めることができるのです。
このようなお肌は表皮も綺麗にととのって、いわゆる「きめ細かな肌」と言われるものになります。
きめ細かい肌は光を多く捉え、反射させるため、お肌のトーンを明るくみせてくれます。
肌の感触もふっくらとして、透明感のある肌になるのです。
お肌に水分が足りないと…
それでは角質層に水分が足りなければどうなるのでしょうか。
角質細胞が水分不足になると、角質細胞はいびつな形にしぼんでしまいます。
角質細胞同志をつなぎとめる角質脂肪幹細胞の結合も緩くなり、角質層はスカスカの状態になってしまうのです。
こうなると、肌の深部に蓄えられている水分が角質層をスルーして、肌の外へ放出されてしまいます。
肌内部の乾燥が進み、お肌のキメも乱れてしまいます。
キメが乱れると光を取り込む量が減りますから、お肌の色はくすみがちに。
さらに、水分の抜けた角質細胞はゴワゴワとして硬くなりますから、肌そのものの手触りも固くなってしまうのです。
水分がたりないと…皮脂を分泌!
お肌から水分が抜けている状態は、とても不安定です。
本来なら角質層がみっしりと埋まっていれば、お肌に刺激になるものは深部へは届きません。
しかし、スカスカになっている角質細胞からは様々な物質が侵入できるのです。
そんな弱った肌機能を回復させようと、肌は皮脂を多めに分泌するようになります。
角質層は肌内部へのダメージを弱めます。
これに対し、お肌の表面で細菌や外的刺激をブロックするのが皮脂なのです。
皮脂は顔全体に広がり、ヴェールのように覆います。
常に肌バリアの役割を果たしているのですが、肌が乾燥してしまうと、ガード機能を高めようと過剰分泌されてしまいます。
この皮脂が分泌されるのは毛穴から。
過剰な皮脂を分泌し続けると毛穴自体が大きくなり、さらに毛穴の中で皮脂が詰まると開いたままの状態になり、元に戻らなくなります。
この状態が「毛穴が開いた」状態というわけなのです。
毛穴の開きはどうすればいい?
毛穴が開く原因の一つである「肌の乾燥」。
これ以外にも、加齢によって肌内部のハリやツヤの元となる成分が減少し、肌がたるむことから生じる毛穴開きもあります。
しかし、どんな場合でも重要なのは肌コンディションを整えること。
つまり、お肌の内部に水分をしっかりと取り込み、抱え込むことが重要なのです。
お肌のコンディションが整っていれば余分な皮脂は分泌されませんし、肌のたるみの対策にもなります。
そのため毛穴の開きでお悩みの方は、お肌の保湿にポイントを置いてスキンケアを行うことがおすすめなのです。
お肌の保湿に重要なのは…水分と「フタ」!
お肌を潤った状態に保つために、重要なのは「水分」。
洗顔後はたっぷりと水分を補給し、ハンドプレスで角質層までしっかりと水分を届けましょう。
しかしこれだけですと、肌の水分はやがて内部から蒸発し、逃げてしまいます。
そうならないために、化粧水でしっかりと保湿した後は油分でフタをしましょう。
乳液とクリームがおすすめです。
特に最後につけるクリームは成分の中でも油分が多め。
乾燥が気になる時は必ずスキンケアの最後につけておきたいものです。
栄養たっぷりのクリームで、お肌をシールド!おすすめの保湿クリームは…
スキンケアの締めとしてきちんとつけておきたい保湿クリーム。
お肌への栄養分の高いものですと、さらに効果的です。
おすすめの保湿クリームを見てみたいと思います。
潤浸保湿フェイスクリーム
花王の「キュレル」の保湿クリームです。
キュレルは敏感肌の方でも安心して使用できる、お肌に優しいアイテムが揃うブランドです。
このキュレルの保湿クリームは潤い成分がしっかりと角質層の奥まで浸透します。
外部刺激を受けにくい、ふっくらとハリのある肌へと導いてくれます。
やわらかで伸びの良いテクスチャー。
無香料・無着色・弱酸性の優しい成分で、お肌が敏感になっている時でも使用できます。
エッセンス クリーム
小林製薬のブランド「ヒフミド」の保湿クリームです。
肌の潤いを保ち、ふっくらとしたハリのある肌をキープしてくれます。
3種類のヒト型セラミド配合で、肌内部まで潤いを届けることで肌の乾燥を防ぎます。
保湿クリームは表面だけ潤わせるものが多いですが、こちらのクリームはしっかりと角質層内部まで浸透。
肌が内側から潤っているのを実感することが出来ます。
バイタルコンディショニング セラム
サイエンスボーテのブランド「FINE VISUAL」の保湿クリームです。
正電荷多重層ナノカプセルを採用しています。
ナノカプセルが肌の奥まで浸透し、コラーゲンやエラスチンの生成に働きかけるので、肌内部から潤い、ふっくらとハリのある肌に導いてくれます。
肌の保水力をアップし、弾力を作る「海洋性コラーゲン」やヒアルロン酸も配合。
スクワランやセラミドが角質層のバリア機能をアップさせ、潤いをしっかりと保護してくれます。
スパチュラ付きで衛生的に使用できます。
カネボウ ナイト リピッド ウェア
カネボウ化粧品の保湿クリームです。
カネボウ独自の「ベビーソフトオイル」処方により、潤い膜を形成してお肌をしっかりと保護します。
ナイトボタニカルコンプレックス配合で、眠っている間も豊かな潤いでお肌を満たしてくれます。
夜のスキンケアに加えることで、翌朝の肌をワンランクアップ。
肌が柔らかくほぐれて、手に吸い付くような肌触りに代わります。
毎日使い続けることで、乾燥知らずのふっくら美肌をキープすることができますよ。
まとめ
毛穴が開くのはオイリー肌だから、と思っている方が多いです。
しかし実際はお肌の「乾燥」から来ていることが多く、スキンケアには注意が必要です。
肌がガサガサする、シワっぽいという方は乾燥肌が進行している証拠。
しっかりと保湿し、肌内部から潤わせることで毛穴から余分な皮脂が分泌されないようにしましょう。
保湿の最強アイテムは、油分の入ったクリームです。
お手入れの最後には必ずつけることを習慣にして下さいね。