肌を傷めないクレンジングをする秘訣はホホバオイルにあった
その日のメイクはしっかりとクレンジングで落としてあげて、清潔な肌をいつでも保っておきたいものです。
しかし、肌に合わないクレンジング剤を使っていて、肌が乾燥したり肌荒れに悩んでいたりする方もいらっしゃいます。
万能オイルとして知られるホホバオイルは実はクレンジングに最適なんです。
肌を労わりながらクレンジングできるホホバオイルの魅力を紹介しましょう。
目次
洗浄力が高いクレンジング剤のリスク
クレンジング剤にはスルっとメイクが短時間で簡単に落ちるタイプがたくさんあります。
お風呂や塗れた手でも使えるなど、ものの数十秒でメイクや汚れを浮き上がらせてくれて、ぬるま湯で洗い流せばすっきりメイクオフできてしまいます。
簡単にメイク汚れが落とせるクレンジング剤には要注意です。
短時間で落ちるクレンジング剤ほど洗浄力が強くて、デリケートな肌の方やニキビなどの肌トラブルがある方にとっては負担が大きすぎます。
クレンジング剤の界面活性剤
オイルタイプやミルクタイプなど洗浄力には違いがあっても、どんなクレンジング剤でもぬるま湯で洗い流せば、すっきりメイクが落ちてくれます。
これは合成界面活性剤が含まれているからです。
本来、油と水は混じり合わないものですが、合成界面活性剤のおかげで簡単に混ざり合ってメイクをスルっと落としてくれます。
これが肌にダメージを与えてしまって肌トラブルの原因になってしまいます。
合成界面活性剤だけでなく、クレンジング剤には様々な化学成分が含まれていて、それが肌に様々なダメージを与えているのです。
ホホバオイルでメイクが落ちる仕組み
ホホバオイルは天然のビタミンや脂肪酸などがたっぷりと含まれていて、ノンケミカルでとても肌に優しいオイルです。
加齢でバリア機能が弱っている方、乾燥肌や敏感肌でクレンジングすると肌が乾燥し刺激を感じる方などは、ホホバオイルでのクレンジングがおすすめです。
油は油で落とすの原理で、ホホバオイルは肌表面や毛穴に詰まったメイク汚れをしっかりと浮かせてくれますから、クレンジングに適しています。
また、肌に必要な皮脂や角質を奪うことなく、肌に優しくクレンジングできます。
一般的なクレンジング剤のように合成界面活性剤は含まれていませんから、そのまますすぎを行うだけではメイクは落とせません。
必ず洗顔とセットで行うようにして、肌に負担をかけずにメイクをすっきりと落とすのがセオリーです。
ホホバオイルのクレンジング方法
通常のクレンジング剤と同じで、ポイントメイクは専用のリムーバーであらかじめ落としておきましょう。
まとめて全顔クレンジングしようとすると、どうしても濃いポイントメイクを落とすのにこすってしまって、肌に負担がかかってしまいます。
ポイントメイクを落とし終わったら、たっぷりとホホバオイルを手のひらに取ります。
Tゾーンなどの皮脂がたくさん出る部分から肌になじませてあげて、メイクを浮かせるように指や手を動かしていきます。
ホホバオイルが潤滑剤の役目をしてくれるように、不足しないようたっぷりと使うのがコツです。
丁寧に優しくクレンジングして、肌をこすらないように注意しましょう。
ホホバオイルには合成界面活性剤が含まれていませんから、このままぬるま湯ですすいでもオイルが肌に残ってしまいます。
そこで、ティッシュなどでいったんメイク汚れとオイルを吸い取ってあげましょう。
その後、たっぷりの泡で丁寧に洗顔してあげると、メイクも汚れもすっきりと落ちてくれます。
デリケートな肌のクレンジングのポイント
バリア機能が低下しているトラブル肌や乾燥肌、敏感肌の場合は、極力ダブル洗顔を避けるのが大切です。
洗顔料の洗浄成分は皮脂などを多少なりとも奪ってしまって、さらにバリア機能を低下させてしまいます。
また、洗顔で角質が水分をたっぷり含んでしまうとふやけやすくなり、ちょっとした刺激で角質がはがれたりダメージを負ったりしてしまいます。
角質の乱れが肌の水分を蒸発しやすくさせてしまいますから、乾燥が進みやすくなります。
そんなデリケートな肌の方がホホバオイルでクレンジングするなら、クレンジング後のオイルの吸い取りをしっかりと行います。
その後、通常なら洗顔するところですが、代わりにホットタオルを用意しておきましょう。
ホットタオルで肌に残ったオイルや汚れをしっかりと吸い取るように押し当ててあげると、ダブル洗顔しなくてもクレンジングできます。
普通肌の方でも冬場の乾燥する時期にダブル洗顔したくないなら、ホットタオルでの拭き取りをしてみましょう。
ポイントメイクのクレンジング方法
ウォータープルーフタイプのメイク用品やガッツリ濃いポイントメイクでないなら、ホホバオイルでもポイントメイクをクレンジングできます。
ポイントメイクリムーバーの要領で、ホホバオイルをポイントメイクの部分にのみなじませてあげて、優しく浮かせた後ティッシュオフしましょう。
手で落としにくい細かい部分には、綿棒にたっぷりとホホバオイルを染みこませてクレンジングしてあげるときれいに取れます。
この後全顔をホホバオイルでクレンジングしますから、少しポイントメイクが残っていても、次のクレンジングでしっかり落とせば大丈夫です。
毛穴の大掃除をする方法
毎日しっかりクレンジングや洗顔をしていても、毛穴に汚れが詰まってしまうこともあります。
この汚れには皮脂やメイク汚れの残りも含まれていて、油分たっぷりですから、空気に触れて酸化してしまうと黒ずみになってしまいます。
毛穴汚れが目立たないうちに毛穴の大掃除をしてあげましょう。
ここでも、ホホバオイルが役立ってくれます。
通常のクレンジングはすませておいて、肌にメイク汚れがない状態にしておきましょう。
たっぷりとホホバオイルを手にとって、毛穴汚れが気になる部分をクルクルとマッサージしてあげます。
そのまま10分から15分ほど放置してあげるとホホバオイルの成分が浸透して毛穴汚れをしっかりと浮かせてくれます。
後はオイルと汚れをティッシュで吸い取ってあげて、軽く洗顔してあげると毛穴汚れがすっきりと落ちてくれます。
毎日クレンジングは行っていますから、毛穴の大掃除は週に一度くらいにしておきましょう。
古い角質を取り去ってくすみ対策
加齢や乾燥などでターンオーバーが遅くなってしまうと、古い角質が肌に残りやすくなります。
がさがさと肌触りの悪い肌になって角質を固くしてしまいますし、くすみの原因にもなります。
ピーリングはデリケートな肌にとっては鬼門ですから、ホホバオイルで優しく不要な角質を取り除いてあげましょう。
通常のクレンジングまで終えた後、ホホバオイルをたっぷりと肌に伸ばしてあげてマッサージをしてあげましょう。
一般的なリンパマッサージと同じ要領で、顔の中心から外へと指を動かしてあげれば大丈夫です。
ホホバオイルにはワックスエステルという成分が含まれていて、角質を柔らかくしてくれて、古い角質を落としやすくしてくれます。
そのまましばらく放置してあげて、ホホバオイルの栄養分を肌に浸透させてあげましょう。
マッサージとパックをした後に洗顔すると、古い角質が取れてくすみのない透明肌になれます。
スペシャルケアとしてのマッサージとパックですから、週に1回くらいで充分です。
まとめ
いかがでしょうか。
ケミカル成分を含まないホホバオイルは肌に優しくメイク汚れなどを落としてくれます。
通常のクレンジング剤のように短時間ですっきりとはいかないものの、肌に負担がかかりませんから肌状態が良くなってくれます。
スペシャルケアにも活用することで肌の悩みも改善しやすくなりますから、クレンジングや毛穴の汚れ落としなどに活用してみましょう。