肌トラブルが起きやすい赤ちゃんにはホホバオイルがおすすめ?
生まれたばかりの赤ちゃんは、肌トラブルが起きやすいので、お母さんとしては「私の赤ちゃんも肌トラブルが起きたらどうしよう」と不安に感じてしまうでしょう。
そのような方におすすめするのが『ホホバオイル』です。
ホホバオイルは肌にかける負担が少ない上に、肌トラブルを抑える効果があるのです。
そこで、赤ちゃんが肌トラブルを起こしやすい理由とホホバオイルの効果について説明しましょう。
赤ちゃんの肌トラブルが起きやすい理由
赤ちゃんは、なぜ肌トラブルが起きやすいのか疑問に感じるお母さんは多いでしょう。
もしかして、私のせいかもしれないと責任を感じる方もいるかもしれません。
しかし、それは誤解で、赤ちゃんは肌トラブルが起きやすい理由があるので説明しましょう。
乾燥肌になりやすい理由
生まれたばかりの赤ちゃんのすべすべした肌を見たお母さんは、その若さに感動するかもしれませんが、赤ちゃんの肌は乾燥しやすくなっています。
その理由は赤ちゃんの肌の薄さに関係しています。
私たち大人の肌に比べて、赤ちゃんの肌の厚さは半分程度しかありません。
さらに、赤ちゃんの皮膚の外側を覆っている角層も未発達で、水分が失われやすいのです。
なぜなら、角層は体内にある水分が失われるのを防ぐ働きがあるので、その角層が未発達になっていれば水分も失われやすくなるのです。
さらに、生まれたばかりの赤ちゃんは皮脂が過剰分泌しているのですが、生後2~3カ月で皮脂の分泌が収まって肌の水分量まで減少していきます。
この時が、赤ちゃんが乾燥肌になりやすいタイミングなので、お母さんの育児に問題がある訳ではないので責任を感じる必要はありません。
ただし、肌のバリア機能が弱い状態で紫外線を浴びるのは危険なので、紫外線対策は行っておきましょう。
アトピーになりやすい理由
アトピーになる原因はいくつかありますが、その中でも考えられるのが『アレルゲン』と呼ばれているアレルギーを引き起こす物質が、悪影響を与えてアトピーになる場合です。
赤ちゃんがアトピーになるのは生後4ヶ月以降が多いと言われており、結膜炎や鼻炎に苦しむ赤ちゃんは多いと言われています。
アレルゲンが原因でアトピーになるのに、アトピーになる赤ちゃんとならない赤ちゃんがいるのは、その他にも原因があるからです。
まず両親もアトピー体質の場合は、赤ちゃんもアトピーになる確率が高くなってしまいます。
さらに38度以上の高熱になってしまう回数が多くなった場合には、アトピーになる可能性が高くなってしまうのです。
あまり神経質になる必要はありませんが、赤ちゃんが高熱を出さないように注意したほうが良いでしょう。
赤ちゃんの乾燥肌にはホホバオイルがおすすめ?
赤ちゃんが乾燥肌にならないためには、様々な方法がありますが、その中でもホホバオイルをおすすめするのは肌に優しくて潤い成分が多く含まれているからです。
それでは、ホホバオイルが肌に優しい理由や、どのような潤い成分が含まれているのか説明しましょう。
肌にかかる負担が少ない
ホホバオイルは肌にかかる負担が少ないとは言え、全てのホホバオイルが肌にかける負担が少ないという訳ではありません。
ホホバオイルには、不精製オイルと精製オイルの2種類があります。
不精製オイルは、精製されたオイルではないのでミネラルなど多くの成分が含まれています。
それにひきかえ精製オイルは、成分がいくつか失われていますが、不純物を取り除いてくれているのです。
そのため乾燥肌になっている赤ちゃんの肌には、不純物が少ない精製オイルのほうが合っているのです。
この時に、不精製オイルのほうが多くのビタミンが含まれているので、赤ちゃんの肌に合うと考えてしまう方はいるかもしれませんが、それは大きな誤解なので間違えないようにしましょう。
ホホバオイルに含まれている潤い成分
ホホバオイルには、ワックスエステルというものが含まれており、肌の潤いが損なわれないようにしてくれる働きがあります。
このワックスエステルに、そのような効果がある理由は、私たちの身体に多く含まれているためと言われているのです。
さらにホホバオイルには、UVカット機能が含まれているので、紫外線によるダメージまで抑えてくれます。
紫外線を浴びたら、肌トラブルを起こすだけでなく、潤いまで損なわれてしまうので、UVカット機能を備えているホホバオイルを使用する事は重要です。
赤ちゃんのアトピー肌にはホホバオイルがおすすめ?
赤ちゃんがアトピー肌になった場合でもホホバオイルは有効と言われており、ホホバオイルにはアトピーを予防する働きあるので、その理由を詳しく説明します。
肌のバリア機能を向上
アトピーは、アレルゲンが原因なので、肌のバリア機能を高める必要があります。
その時におすすめなのがホホバオイルで、ホホバオイルには肌のバリア機能を高めてくれるのです。
このバリア機能を高めてくれるのもワックスエステルが関係しており、ワックスエステルは水分を損なわないようにするだけではなく、肌のバリア機能を高める働きまであるのです。
アトピーの病原菌を殺菌
ホホバオイルには、殺菌や抗菌作用があると言われており、細菌を抑制する働きがあります。
そのためアトピーの病原菌の一つである『黄色ブドウ球菌』を破壊する働きがあるのです。
特に肌のバリア機能が弱い赤ちゃんは、些細な刺激でも細菌感染しやすい状況なので、黄色ブドウ球菌を破壊する働きがあるホホバオイルを塗る事は重要なのです。
赤ちゃんの肌にホホバオイルを塗る際の注意点
ホホバオイルは、赤ちゃんの乾燥肌やアトピー肌に有効ですが、いくつか注意点があります。
この注意点を守らなければ問題になる事があるので確認しておいて下さい。
パッチテストで確認
ホホバオイルを使用する際には、まずパッチテストを行う必要があります。
これは赤ちゃんだけでなく、大人でもそうですが、肌トラブルを起こすのかどうか確かめる事は重要です。
赤ちゃんに塗る場合には、腕に少しだけ塗って肌アレルギーが起きてしまうのか確認します。
パッチテストを行って肌アレルギーが出ない事を確認してから、ホホバオイルを使用するようにして下さい。
100%天然由来を選ぶ
赤ちゃんの肌はデリケートなので、ホホバオイルは100%天然由来で出来ているものを使用したほうが良いです。
ホホバオイルの中には、化学物質を使用しているものがあるので、そのようなものを使用したら赤ちゃんの肌に負担をかけてしまうからです。
仮にアトピーではない赤ちゃんでも、化学物質を使用している化粧品を使用したら、アレルギーを起こす場合があるので気を付けなければいけません。
大量に塗らないように注意
ホホバオイルを初めて使用する方は驚くかもしれませんが、オイルという名前が付いているのにあまりベタつかなくて使用しやすくなっています。
そのため赤ちゃんの健康のために、ホホバオイルを多く塗りたくなるかもしれません。
しかし、肌にかかる負担が少ないホホバオイルでも、大量に塗ってしまえば赤ちゃんの肌に負担をかける事になるので、塗る際には適量で使用しましょう。
まとめ
ホホバオイルは赤ちゃんの乾燥肌やアトピー肌にも有効と言われていますが、その理由は私たちの身体に含まれているワックスエステルが使用されているからです。
このワックスエステルのお陰で、肌に潤いを与えてくれたり、肌のバリア機能を高めてくれます。
もしも、大事な赤ちゃんが肌トラブルを起こさないか心配をしているのなら、肌に優しいホホバオイルは試してみる価値はあるでしょう。