ヘアカラーとヘアマニキュアの白髪染めの違いはどんなこと?
最近はいろいろなタイプの白髪染めが出てきました。
でも「ヘアカラー」と「ヘアマニキュア」は、今でも根強い人気があり、店頭で並んでいることが多いです。
白髪染めとしてポピュラーな「ヘアカラー」と「ヘアマニキュア」ですが、その仕組みや使い方など、違いがあります。
ここでは「ヘアカラー」と「ヘアマニキュア」の違いについて、説明します。
目次
ヘアカラーとヘアマニキュアの仕組みの違い
ポピュラーな白髪染めとして、「ヘアカラー」と「ヘアマニキュア」があります。
でもそれぞれ根本的な仕組みが違います。
白髪染めと長く付き合っていくためにも、具体的に染まっていく仕組みを、しっかり理解しておくことが大切です。
ヘアカラーは内部まで染料が浸透する白髪染め
「ヘアカラー」を購入して箱を開けると、1剤と2剤が入っており、基本的にこの2つを混ぜて使っていきます。
髪に塗ると中に含まれる「アルカリ剤」が、髪のキューティクルを開いていきます。
内部に染料が浸透して、メラニン色素を分解して脱色します。
そして化学反応により、カラーを発色させて、定着させるという仕組みになっています。
ヘアマニキュアは髪の外側だけを染める白髪染め
一方で「ヘアマニキュア」の染料は、「タール色素」です。
髪を「イオン結合」させて、カラーを発色させます。
「タール色素」は、「ヘアカラー」と違って、髪の内部まで浸透しません。
そのため髪の外側だけを染めていく、仕組みになっています。
ヘアカラーとヘアマニキュアの種類
「ヘアカラー」や「ヘアマニキュア」は、ドラッグストアなどに行くと、たくさんの商品が並んでいます。
また商品によっては、インターネット広告も見かけることがあります。
「ヘアカラー」や「ヘアマニキュア」には、それぞれどのような種類があるのか、説明します。
ヘアカラーは泡や乳液などの種類がある
「ヘアカラー」には、「泡タイプ」や「乳液タイプ」、「クリームタイプ」などの種類があります。
「泡タイプ」は、その名の通り「泡」を髪に塗っていくので、扱いやすいというのが魅力です。
染料を塗っている時に気になる、「液だれ」がしにくいです。
「乳液タイプ」は乳液状の「ヘアカラー」で、染まりやすさは、「泡タイプ」よりも上です。
染料は伸びやすいですが、「泡タイプ」の方が、素早く髪全体につけやすいという面もあります。
一方で「クリームタイプ」は、「泡タイプ」や「乳液タイプ」より、染まりやすい「ヘアカラー」です。
昔からよく使われていた方法ですが、染料がよく伸びないので、現在では部分的に使うというケースが多いです。
ヘアマニキュアも液状やクリーム状など様々
「ヘアマニキュア」にも、いろいろなタイプがあります。
液状の染料をくしになじませてから塗っていくタイプや、容器から液を出して、手に取って塗っていくタイプなど様々です。
またチューブの容器に入った、クリーム状のタイプなどもあります。
ヘアカラーとヘアマニキュアの使い方や放置時間
「ヘアカラー」や「ヘアマニキュア」の使い方や放置時間は、どのように違うのか、説明します。
手軽さや放置時間の長さなど、使う前に理解しておくことが大切です。
ヘアカラーは混合液にして使う
「ヘアカラー」は、前述したとおり、1剤と2剤を混ぜて、混合液にして髪に塗っていきます。
混合の仕方は種類によって様々です。
「泡タイプ」や「乳液タイプ」は、2剤の容器に1剤を加えて塗っていきます。
容器から泡を手に出して塗るタイプや、容器にくしをつけてそのまま塗るタイプもあります。
「クリームタイプ」の場合は、容器に1剤と2剤を出して、混ぜて使っていきます。
混合液は乾いた髪に塗っていきます。
濡れた髪でも使えるヘアマニキュアは手軽さが魅力
「ヘアマニキュア」は、乾いた髪専用という商品や、両方使えるタイプもあります。
濡れた髪でも使えるタイプの場合、お風呂場でシャンプーの後に使えるので、「ヘアカラー」より手軽さが魅力です。
さらに濡れた髪、乾いた髪の両方使える商品の場合、状況によって使い分けることができます。
でも染まりやすさには個人差があり、濡れた髪では染まりにくいという人もいます。
この場合乾いた髪で使うと、染まるという人もいます。
「ヘアマニキュア」は「ヘアカラー」のように、液を混ぜるという手間はありません。
でもそれ以外の手間は、それほど変わりません。
放置時間は商品や染め方等で違いがある
「ヘアカラー」、「ヘアマニキュア」ともに、染料を塗った後、放置時間を作る必要があります。
「ヘアカラー」の場合、放置時間は15分くらい、「ヘアマニキュア」では、10分くらいという商品が多いです。
「ヘアカラー」の中には、10分で良いという「早染めタイプ」もあります。
私も白髪が多いので、白髪染めをよく使います。
どちらかと言えば、染まりにくい髪質です。
でも「早染めタイプ」の「ヘアカラー」でも、しっかり染まります。
また「ヘアマニキュア」で染まりにくい場合は、少し長めに放置時間を取るケースもあります。
濡れた髪、乾いた髪でも、放置時間は変わってきます。
放置時間はできるだけ早い方が楽ですが、商品や染め方などによって、違いがあります。
ヘアカラーとヘアマニキュアの色持ちの長さ
白髪染めの色持ちについては、個人差があります。
髪質や髪の量、使い方などによって変わってきます。
でも「ヘアカラー」と「ヘアマニキュア」では、一般的にどちらの方が色持ちが長続きするのか、説明します。
ヘアカラーの方が色持ちが長続きしやすい
一般的に「ヘアカラー」の色持ちは、3週間から4週間くらいという人が多いです。
「ヘアマニキュア」は、それより短くて2週間から3週間くらいです。
そのため色持ちについては、「ヘアカラー」の方が上になります。
白髪染めは何度も行うと、手間がかかりやすかったり、それだけコストもかかってしまいます。
そのため色持ちが長続きしやすい「ヘアカラー」は、人気が高いです。
ヘアマニキュアと比べて1週間くらい違う
私は「ヘアカラー」、「ヘアマニキュア」を両方とも使っています。
「ヘアカラー」で染めた後、だいたい1カ月くらい経つと、白髪がぼちぼち目立ってきます。
それでも「ヘアマニキュア」と比べて、1週間くらい色持ちが長続きしています。
ヘアカラーとヘアマニキュアの髪へのダメージ
白髪染めを使い続けていると、髪の傷みが気になります。
では「ヘアカラー」と「ヘアマニキュア」、どちらの方が、髪の傷みが少ないのか、説明します。
ヘアカラーの方が髪が傷みやすい
髪を染める仕組みから、「ヘアカラー」の方が、髪が傷みやすいです。
前述したとおり、髪を脱色して内部からカラーを浸透させるので、それだけダメージを受けやすくなります。
でも「ヘアカラー」にも、トリートメント効果のある成分を配合している商品もあります。
できるだけ髪を傷めたくないならヘアマニキュア
「ヘアマニキュア」は、商品によって違いはありますが、天然成分が多めに使われている商品もあります。
また髪にツヤが出やすいです。
そのため「ヘアマニキュア」は、髪をできるだけ傷めず、白髪染めを行いたいような人におすすめのタイプです。
まとめ
「ヘアカラー」は髪の内部まで浸透、脱色して、カラーを出す白髪染めです。
一方で「ヘアマニキュア」は、髪の外側だけ染めるタイプです。
白髪染めの仕組みから、「ヘアカラー」は、髪は傷みやすいですが、色持ちが長続きしやすく、「ヘアマニキュア」はその逆です。
両方の白髪染めの特徴をよく把握して、使っていくことが大切です。