CCクリームの役割と使い方を知って使いこなそう
化粧品に詳しくない方にとって「CCクリームってなに」と疑問に思う方はいることでしょう。
店員さんに勧められるままに使っていて、その役割をあまり理解していない人も多いと思います。
しかし、CCクリームの役割をしっかりと把握したうえで正しく使えば、ナチュラルで美しい化粧が出来るようになるのです。
そこで、CCクリームの役割と使い方についてまとめてみました。
CCクリームの役割
CCクリームとは「下地」+「コントロールカラー」の役割を持った化粧品です。
そのため、1本でベースメイクが完成するBBクリームとは違い日焼け止めやファンデーションをする必要があります。
その分素肌を美しく見せるのが得意であり、ナチュラルな感じの化粧をしたいという方におすすめです。
また、CCクリームの多くの商品にはスキンケア成分が含まれているため、比較的肌に優しい化粧品になります。
ただ、BBクリームほどの強いカバー力はないため目立つ濃いシミなどはコンシーラーを使って隠した方が良いでしょう。
CCクリームの仕上がり
CCクリームは素肌をカモフラージュする程度なのであまりマットな仕上がりにはなりません。
また、油分は控えめで、サラッとした感触であり肌に伸ばしやすいです。
素肌の色を補正して、自然なツヤのある滑らかさを出すことが出来るでしょう。
CCクリームの使い方
CCクリームは量と使い方に気をつければ誰にでもきれいなナチュナルメイクが可能になります。
ポイントをおさえてCCクリームを使って上手に化粧が出来るようになりましょう。
①下準備
CCクリームで下地を作る前に、化粧水と乳液でしっかりとスキンケアをします。
中には化粧水の後に乳液の感覚で使用出来ると宣伝している商品もありますが、きちんと肌を水分補給と油分で保湿しましょう。
しっとりとした肌にすれば、CCクリームののりも良くなり化粧も失敗しにくくなります。
②適量
CCクリームは基本的にパールの大きさを目安に使います。
ただし、メーカーが勧めている適量があればそちらに従います。
多過ぎると化粧崩れの原因になりますし、少な過ぎてもムラが出来てしまいます。
適量を守って使うことが、上手なメイクの第一歩です。
また、ワンポイントとして、手に乗せて指で絵の具を混ぜるようになじませてから付けると良いでしょう。
③5点におく
適量を取ったら顔の5箇所にCCクリームをのせていきます。
場所は、額・両目の下・あご先・鼻筋の5箇所です。
いきなり塗り始めるのではなく、この5点におきてから伸ばすように塗るとムラなく塗ることが出来ます。
この時のワンポイントとして、あご先と鼻筋におくCCクリームの量は他の箇所よりも少なくしておきましょう。
④顔の中心から伸ばしていく
顔の中心から外側に向かってCCクリームを伸ばしていきます。
力の入りやすい人差し指ではなく、中指と薬指を使えばこすり過ぎを防ぐことが出来ます。
顔の外側に向かってフェードアウトするようなイメージで塗っていくと良いでしょう。
⑤生え際を塗る
額の中心から、髪の生え際に向かってCCクリームを伸ばすように塗っていきます。
この時、生え際はの部分だけCCクリームが固まらないように注意しましょう。
指でCCクリームをなじませつつフェードアウトさせるように塗ると、より自然な感じに仕上がります。
⑥鼻筋を塗る
鼻筋は上から下へ伸ばしていきます。
ヨレを防ぐためにも、細かく塗りにくい箇所はより丁寧にやりましょう。
毛穴を隠したいからと、CCクリームをたくさん使ってくりくりと円を描くように塗ってはいけません。
方向を一定にして軽く塗るほうが綺麗に仕上がります。
⑦まぶたや目の端を塗る
まぶたと目の際は、顔の中でもまばたきなどでよく動く部分になります。
ここを厚く塗ってしまうとヨレの原因になってしまうので、指に余ったCCクリームで軽くなじませるように塗りましょう。
⑧スポンジを使ってなじませる
スポンジを使って全体をなじませます。
そうすることでCCクリームが肌とよくなじみ、化粧崩れなどを防ぐことが出来ます。
また、CCクリームをなじませておかないとファンデーションが上手くのらなくてヨレを作ってしまいます。
綺麗な化粧をするための大切なステップなので、省かずにやりましょう。
⑨ファンデーションを塗る
CCクリームを塗り終えたら、その上からファンデーションを塗っていきます。
リキッドファンデーションの場合、優しくなでるように塗っていきましょう。
スポンジで全体をなじませてやれば、ファンデーションが薄くてもきれいにムラなく化粧できます。
また、より素肌に近い自然な形を出したいならフェイスパウダーだけでももちろん構いません。
シミなどをカバーしたい場合は、コンシーラーなどで上手に隠しましょう。
CCクリームを使う上でのポイント
①スキンケアをしっかり行う
CCクリームの多くはスキンケア成分や保湿成分が含まれています。
これらの成分を最大限に発揮させるためにも朝のスキンケアは大切になります。
化粧液で水分補給をして、乳液などで保湿を十分にすれば、肌が潤いCCクリームとの密着度が高まります。
また、CCクリームののりも良くなるだけでなく、化粧が崩れてしまうことも減るのです。
②優しくなじませるように塗る
力を入れ過ぎないように塗ることは、化粧品全般で言えることです。
摩擦が起きなようになでるように優しく伸ばしながら塗りましょう。
強く塗り込むように使うとシミの原因になってしまいます。
③油分をコントロールする
素肌の油分のバランスはベースメイクをする上で大切なポイントになります。
スキンケアをする際は肌がべたつかないようにハンドプレスをしてなじませて、数分時間をおくと良いでしょう。
その後、肌をチェックして油分が多いようならティッシュオフをしてからCCクリームを塗り始めます。
また、日中は汗などで油分のバランスが崩れやすくなるため、こまめにチェックして余計な油分が出ないようにしましょう。
油分を適切にコントロールすれば、CCクリームが肌と密着して崩れにくくなります。
CCクリームの化粧直しの仕方
CCクリームは手軽に保湿と化粧直しが同時に出来るおすすめのアイテムになります。
化粧直しのセットの中にCCクリームを入れておけば役に立つでしょう。
①崩れた部分を拭き取る
メイクが崩れた部分にティッシュをあて、浮いたファンデーションを取り除きます。
崩れたファンデーションは汚れているので肌のトラブルの原因にもなります。
こすらないように注意しながら拭き取りましょう。
②CCクリームを塗る
CCクリームをスポンジなどを使って塗ります。
この時厚く塗ってしまうと、化粧が崩れやすくなってしまうため薄く塗るように気をつけましょう。
③コンシーラーでカバーする
コンシーラーでシミや赤みが目立つ箇所をカバーします。
CCクリームの時と同じ様に薄くのせるように塗りましょう。
隠すためにと厚く塗ってしまうと、その部分だけ色が変わってしまい逆に目立ってしまいます。
④パウダーで仕上げる
色のないルースカラーのパウダーで仕上げます。
化粧崩れを起こした場所にファンデーションをのせると、化粧崩れはさらに起きやすくなってしまいます。
パウダーのみで仕上げることで、さらなる化粧崩れを防ぎつつ肌の透明感を演出出来ます。
化粧直しの注意点
化粧直しをする際に使用するティッシュや脂取り髪は肌に優しい素材でできたものを使いましょう。
また、化粧スプレーをメイクの上からかけるのは避けた方が良いです。
化粧崩れを引き起こす可能性がありますし、化粧水の水分が蒸発した時に肌の表面の水分も一緒に蒸発してしまい肌が乾燥してしまいます。
まとめ
CCクリームは綺麗なナチュラルメイクが出来て、さらに素肌のスキンケアも一緒に行えるとても便利な化粧下地になります。
また、メーカーによって色や特徴などが違うのも素敵なところです。
そして、正しい使い方をすれば誰にでも簡単にメイクが出来ます。
自分が気に入ったCCクリームを見つけたら、ムラなく上手に化粧をして素肌を美しく見せましょう。