医薬品の方がいいの? 医薬部外品の育毛剤とはどんなものか
育毛剤には、医薬部外品の育毛剤と、医薬品の育毛剤があります。
そんな二つがあるのですから、なんとなく医薬品を使う方が良いのではないかと思っている方も多いでしょう。
では、実際のところ医薬部外品の育毛剤を使うメリットはどんなところにあるのでしょうか?
ここではそんな、医薬部外品の育毛剤とはどんなものかということについて紹介していきます。
医薬部外品とは効果の強くないもの
医薬部外品と医薬品の違いを簡単に説明すると、効果の違いがあると言えます。
医薬品というのは、そのまま読んで字のごとく正に薬になるので、医者から処方されないと使えないというようなものになります。
でもそもそもなぜそれは医者から処方されないと使えないのでしょうか?
答えはすごく簡単かつ単純です。
それくらいに効果が強いからです。
効果が強いということは、それだけ強力な成分が入っているということになります。
そういう強力な成分というのは、使い方を間違えるとすごく危険だということになります。
すごく危険だからこそ、医者から処方されないと手に入らないのです。
医薬品がそういうものであるということは、医薬部外品とは、そういうものではないということになります。
つまり、効果がそこまで強くないのが、医薬部外品になるのです。
強力な成分はあまり使っておらず危険ではない代わりに、効果はそこまで強くはないのです。
それが、医薬部外品です。
医薬部外品は手に入りやすい
でも効果がそこまで強くないということでのメリットもあります。
なんとなく分かるかもしれませんが、それは、簡単に手に入るという事です。
効果が強くなくて、そこまで危険ではないので、いちいち医者にいく必要もないのです。
つまり、医薬部外品の育毛剤であれば、そのあたりのドラッグストアやコンビニでも手に入るということになります。
いちいち育毛剤を貰いに医者に行くと、その度再診料もかかるでしょう。
そして当然初めて買う時には、初診料もかかります。
だから、医薬部外品を買う時に比べて高くつくことが多いです。
医薬部外品の育毛剤の場合は、診察がないので、そのお金がかかることがありませんから。
病院に行くのが嫌な人は医薬部外品しかない
もし育毛のことで相談するのが嫌な人は、医薬部外品を使うしかなくなります。
女性で薄毛に悩んでいる方の中には、病院に行くのは抵抗があるという方も多いのではないでしょうか?
最近では女性専用のクリニックなどもありますから、相談に行くことも昔よりは恥かしくはなくなってきている傾向にはありますが、それでも恥ずかしい人はいるでしょう。
そういう人には医薬部外品がおすすめです。
というよりも相談に行かないと医薬品はもらえないのでこうするしかないのですが、簡単に手に入るというのは、そういう方にとっては何よりも大きなメリットと言えるでしょう。
医薬部外品でも効果が無いわけではない
医薬部外品は医薬品にくらべると効果が弱いと言われると、医薬部外品を使うことに抵抗を感じる人もいるかもしれません。
でも一つ言えることがあります。
それは、医薬部外品は、きちんと効果が認められているという事です。
医薬部外品というのは、医薬品より効果の薄いものすべてをさすわけではないのです。
医薬部外品というのは、厚生労働大臣から認定されているものをさします。
そしてその認定はやはり、医薬品よりは効果が薄いながらも、きちんと効果があるとわかったからこそ認定されます。
もし全く効果がないのであれば、医薬部外品に認定されることはないでしょう。
だから、医薬部外品は安心して使っていって良いと言えるでしょう。
効果が強くないという言葉を悪い方に取るのではなく、強くはないかもしれないけど、そういう働きはしてくれるという意味でとるとよいでしょう。
医薬部外品は種類がすごく多い
医薬品と違って医薬部外品の育毛剤は種類がすごく多いと言えるでしょう。
というのも、医薬部外品の認定を受けるのは、そこまですごく難しいというわけではないからです。
しっかりと有効成分があることが確認できたら、その認定はとれると言えるでしょう。
でも、医薬品の場合はそういうわけにはいきません。
何度も言うようですが、効果が強くて危険になることもあるような薬なのですから、どういうリスクがあるのかなどとも見ないとなりませんし、どういう効果が期待できるのかというのも、長い時間をかけてみていかないとなりません。
だから必然的に早々数が増えていかないのです。
ということは当然、医薬品を選ぼうと思うと、いまいち選択肢がないということになります。
もちろんその少ない選択肢の中でも自分の育毛に効果が出せていたというのであれば、それを継続して使用すれば良いですが、効果がなかった時が困るので、代用品がないことになりますから。
でも、医薬部外品であれば、選択肢が多く色々と試していけるので、自分にあう育毛剤をみつけることが出来る可能性が高くなります。
女性の場合は医薬品の選択肢はさらに少ない
女性の場合は、医薬品の育毛剤の選択肢はさらに少なくなると言えるでしょう。
女性の育毛に必要なのは、男性ホルモンの働きを抑制するというようなことではありません。
でも、医薬品の育毛剤の多くは、男性ホルモンの働きを抑制するような作りになっています。
だから、女性がそれを使ってもあまり意味がないと言えるのです。
寧ろ逆にホルモンバランスが崩れたりして、薄毛が促進されてしまうこともあるかもしれません。
それはやはり避けないとなりません。
ということで女性の医薬品の選択肢からは、そういうものは外れていきます。
すると、もうほとんどなくなると言えるでしょう。
なので女性が育毛剤を使おうと思ったら、選択肢の理由から、自然と医薬部外品の育毛剤を選ぶことが多くなるでしょう。
医薬部外品は発毛力は弱い
医薬部外品の育毛剤と、医薬品の育毛剤との明確な違いがもう一つあります。
それが、医薬部外品の育毛剤は育毛力はアリ、育毛に関しては効果が認められているけれど、発毛力はまた別の話だという事です。
育毛というのはどういう意味か一度よく考えてみる必要があります。
育毛というのは、今ある髪の毛を育てていくことになります。
発毛というのは文字通り0から髪を生やしていくことです。
もしかしたら育毛剤を使おうと考えている人の多くは、0から髪を生やしていくことを期待しているのではないでしょうか?
もし0から髪を生やしていくことを期待しているのであれば、使用するのは医薬部外品ではなく、医薬品の方が良いでしょう。
医薬部外品でも脱毛の防止は期待できる
そう聞くと、医薬部外品では育毛以外は期待できないのかと思う方もいるかもしれませんが、そんなことはありません。
医薬部外品でも、脱毛の防止は期待できます。
だから、これ以上髪の毛を減らさずに、今ある髪の毛を増やしていくというのが、医薬部外品の育毛剤の特徴と言えるでしょう。
そうこうしているうちに自然に0から髪がはえたら、それも育てていけるので、そうして薄毛が改善することはあるでしょう。
まとめ
医薬部外品の育毛剤とはどういうものかというのは、なんとなくわかりましたでしょうか?
それを使うメリットもあれば、それではあまり期待通りの効果が期待できない人もいるかもしれない、それが医薬部外品です。
ただ女性はやはり医薬部外品から入ることにはなると思うので、医薬部外品の育毛剤の中から、良さげなものを探していくと良いでしょう。