全ての肌トラブルを解消する魔法のオイル「ホホバオイル」の超絶効力とは?
最近美容に気を使う人の間で色々なオイルが流行っていますが、その中で「ホホバオイル」というものが注目を集めています。
このホホバオイルは、人間の皮脂と似ているとされ、高い浸透力と保湿力を持っています。
すべての肌質に合う「美容液」「保湿液」として最も理想的と言われ、また、豊富な栄養素を含有する特徴から、あらゆる肌トラブルを解消してくれる、とても優秀なオイルを紹介します。
1.ホホバオイルとは
ホホバオイルの歴史はアメリカ西部に住むネイティブアメリカンによって始まったとされています。
ホホバオイルはその名の通りホホバと呼ばれる植物から出来おり、元々先住民族がその効果に着目し、「金の液」と呼び、肌や髪など、様々な目的に使用していました。
また、砂漠でも育つ性質から、ホホバはとても熱に強い植物であることから、ホホバオイルは酸化安定性が驚くほど高く、370℃以上の高温で4日間熱し続けても品質の変化がないと言われ、半永久的に腐らないと言われるほどです。
その力は、肌の保湿、肌荒れだけでなくエイジングケアにも使用されます。
オイルには、透明と金色と2種類あり、生産効率を上げるため加熱処理で精製された透明なホホバオイルは、ビタミンなどの有効成分が壊れてしまっています。
非加熱のコールドプレスで抽出された、鮮やかな金色の物は、天然トコフェロール、アミノ酸、ミネラル、ビタミンA、ビタミンD、ビタミンEが豊富に含まれています。
できれば金色の物を選ぶようにしましょう。
現在では、その優れた効果は世界中で認知される様になり、地球上のオイルで唯一人工心臓の潤滑油としても使用されるほど信頼性が高く、敏感肌の方等、あらゆる肌質の方にフィットします。
2.ホホバオイルの効果
皮脂バランス調整作用があり、脂性肌には皮脂を抑制し、逆に乾燥肌には皮脂分泌を促進できます。
また、保湿力が高いので、皮膚を柔らかくし、肌に弾力を持たせ、セルライトや妊娠線を予防します。
それと、吹き出物などを予防や、ニキビ跡の改善にも効果があります。
ニキビに効果的な成分であるミネラルなどが肌の代謝を促し、綺麗な肌へと導いてくれます。
他にも、皮膚炎・アトピーにも効果があります。
アトピーは黄色ブドウ球菌が炎症を起こす原因と言われていますが、ホホバオイルはその黄色ブドウ球菌を消滅させる効果があることがわかっています。
紫外線からもガードしてもらえるため、日焼け止め効果とともに、頭髪のダメージもケアしてくれます。
抜毛、フケ、痒みなどの頭皮及び頭髪にも作用します。
その上、低刺激なため、どんな肌質にも使えるというもはや何でもありのな万能オイルと言えそうです。
3.使用方法
クレンジング
肌のよごれを落とす作用があるので、ホホバオイルはクレンジングに使用することができます。
保湿作用もあるので、肌に必要な油分まで落としきってしまう心配もありません。
特に女性はメイクをしますが、ホホバオイルは分子構造が小さく浸透力に優れ、汚れやメイクをしっかり落とすだけでなく、顔に付着した雑菌から肌を守ります。
人肌程度に温めたオイルを500円玉程の量を手に取り、Tゾーン・Uゾーン・目元と顔全体に馴染ませていき、最後はぬるま湯で洗い流します。
ゴシゴシと擦るのは厳禁です。
クレンジングの後や、入浴後の化粧水の様な使い方もできます。
化粧水をつけてからホホバオイルを3~4滴お肌に広げます。
美容液と乳液・クリームなどをつけます。
さらに最後に1~2滴ホホバオイルを手に取り、軽く手で温めてから肌に浸透させて使います。
保湿効果や、アトピー、皮膚炎、ニキビなど肌のあらゆる悩みに良いホホバオイルは、化粧水やクリームに混ぜて使用することもおすすめです。
お手持ちの美容液、乳液などに2~3滴ほど混ぜて使用するのも効果的と思います。
頭髪・頭皮のケア
頭皮や髪にいいホホバオイルは、頭皮マッサージに最適です。
髪の健康は地肌からと言います。
抜毛を緩和し、髪のコシ・ツヤを取り戻すには頭皮を健康にする事が大切です。
ホホバオイルはべたつきが少ないオイルなので、髪や頭皮にも使いやすいです。
油分と水分のバランスを調節してくれるので、頭皮の乾燥・べたつきを整えたり、髪の乾燥を防いでくれます。
シャンプーの前にホホバオイルを数滴手に取って、両手の指の腹を使って頭皮をやさしくマッサージしていきます。
マッサージが終わったら、ホットタオルなどで保温をしながら30分程度待ちます。
最後にシャンプーで洗い流せばOKです。
ホホバオイルは、乾燥などで傷んだ髪に潤いを与え、紫外線から髪を守るので、トリートメントとしても使えます。
髪の水気をよく取り、ホホバオイルを2~3滴手に取って、手で温めてから毛先・痛んでいる部分を中心に優しく馴染ませます。
そして、優しくブラッシングして全体的に馴染ませます。
その後ドライヤーをかけ、乾かします。
肌トラブル解消
私たちの皮脂に似た構造なので、ほかのオイルよりも毛穴での詰まりが起きにくいと言われます。
毛穴に油分が詰まってしまうとニキビなど肌トラブルの要因となるので、毛穴に詰まりにくいホホバオイルは、ニキビ・吹き出物などの防止に有効です。
また、添加物を使用せず、人の皮脂に近い成分であるホホバオイルは、アトピー肌に刺激を与えず、必要なうるおいのみを供給することができます。
ホホバオイルには、アトピーの原因となる黄色ブドウ球菌などのバクテリアの繁殖を抑え、アトピーの原因そのものを阻害する働きがあります。
荒れたかゆみの強い肌にはオイルをたっぶりと塗り、15分ほど経ったら柔らかい布やコットンなどで、優しく拭き取ってください。
洗浄と保湿を同時に行えます。
紫外線から皮膚を守り、かつ日焼け後の肌の炎症を緩和させる働きがあります。
市販の強力な日焼け止めに比べるともちろん効果は穏やかですが、日焼け止めとしては一番ナチュラルで安全に使えます。
気になる場所にたっぷりとホホバオイルをやさしく塗って下さい。
エイジングケア
ホホバオイルの主成分である「ワックスエステル」が肌表面のバリアの働きをします。
肌の水分が蒸発するのを防いで、肌にハリ・潤いを与えます。
また、唇の荒れなどにも有効とされています。
ホホバオイルは、その作用の代表がビタミン類です。
ビタミン群には新陳代謝を促し、血流を良くする働きがあり、顔のくすみにも効果的です。
ホホバオイルに含まれるビタミンEには抗酸化作用があり、シミやしわを防いだり新陳代謝を高めたりしてくれます。
また、ビタミンAは皮膚を健康な状態に保つ作用があります。
日焼け止めの下に塗ると防止効果は長くなる事は考えられます。
マッサージオイル
ホホバオイルは頭皮や顔以外にも、全身に使用できます。
皮膚を柔らかくし、セルライトのような皮膚の悩みにもいいので、ホホバオイルを使った定期的なボディーマッサージはおすすめです。
マッサージオイルとして使用することで、セルライトの予防妊娠線の予防になります。
クレンジングした後、洗顔をしたあとにお風呂に入り、ある程度お風呂の湿度で毛穴を開かせたあとで、ホホバオイルでマッサージして、オイルを洗い流す、といった順番で良いと思います。
低刺激なホホバオイルですから妊娠中でも安心です。
このオイルマッサージは実際の医療機関でも行われているそうですよ。
4.保存方法
ホホバオイルは、厳密に言うと植物性の天然の「ワックス」に分類されます。
10℃以下でどろどろとした固形になり、常温で液体に戻ります。
一度固まっても品質に問題はありませんが、固まるのが気になる方は、温度の低い場所での保管は避けましょう。
オイル自体は酸化しにくく長期保存が可能ではありますが、封をあけると外からの雑菌などが混ざってしまう事もあります。
開封後は1年程度を目安に使い切るようにしましょう。
ホホバオイルはとても安全な物質ですが、植物性オイルそのものにアレルギーがある等、希に体質や使用箇所によっては合わない事もあります。
その場合は使用を中断し、直ぐに専門医にご相談ください。
ご心配な方は使用前に、腕内側など皮膚の柔らかい部分に10円玉大に塗り、20分放置し状態を見るパッチテスト(アレルギーテスト)をおすすめします。
赤みやかぶれなどがなければ使用しても問題ないと思います。
まとめ
手軽に入手できて、一本でこれだけ肌や髪など全身に使え、しかも、ここまでデメリットが少ないオイルは珍しいのではないでしょうか。
普段のケアにほんの少しホホバオイルを足してみるだけで、肌が綺麗なり、気持ちの面でも穏やかになると思います。
肌や髪の乾燥・荒れなどに悩んでいる方や、肌や髪をもっとキレイにしたい、という方は一度試してみては如何でしょうか。