脂性肌にぴったりなのはパウダーファンデーションだった
脂性肌のメイクの悩みで一番多いのがファンデーションです。
メイクして半日も経たないうちに肌がテカテカになったりファンデが毛穴落ちしたり、ドロドロになって崩れ方が汚いと悩んでいるのではないでしょうか。
脂性肌でも安心して使えて化粧崩れしにくく、たとえ崩れても汚くならないファンデーションのタイプがありますから、それを見ていきましょう。
目次
脂性肌に合うファンデと合わないファンデ
皮脂の分泌が多い脂性肌は油分の少ない化粧品を使うのがセオリーです。
皮脂も油分の一つですからそれに化粧品の油分がさらに加わると、余計にテカってしまってメイクが崩れやすくなります。
脂性肌と一番相性の良いファンデはパウダーファンデーションです。
油分が少なく水分も含まれていませんから、テカリやベタつきを抑えてくれて化粧崩れしにくいです。
逆に相性が悪いのがリキッドファンデやクリームファンデ、スティックファンデなどのカバー力が高いものです。
油分や保湿成分がたっぷりと含まれていますから、テカリやすく化粧崩れしやすくなってしまいます。
パウダーファンデーションのどこがいいの?
パウダーファンデはその名の通り、パウダーを固形化したファンデーションで、油分があまり含まれていません。
脂性肌の弱点である皮脂との相性がとても良くサラっとしていて、テカリにくくて化粧崩れしにくいという特徴があります。
また、パウダーは皮脂を吸収してくれますから、皮脂が出やすい脂性肌にとってはありがたい機能が備わっています。
普通肌より皮脂がたくさん出たとしてもパウダーが吸収してくれますから、サラサラ肌が長続きしてくれます。
リキッドタイプなどと比べると薄付きで毛穴をふさがないので、毛穴詰まりが起こりにくくなり、ニキビもできにくくなります。
こんなパウダーファンデーションがおすすめ
オイルフリーのものを選ぼう
パウダーファンデーションにも少なからず油分が含まれています。
肌に密着しやすいとか、カバー力が高いと謳われているものほど油分が多く、脂性肌には向きません。
オイルフリーで軽めに仕上がるパウダーファンデなら皮脂と油分が混ざる心配がなく、長時間サラサラ肌でいられます。
無添加タイプのメリット
毛穴をカバーしたり肌につやを与えたりなど、肌をきれいに見せてくれるファンデーションにはたくさんの化学物質が使われています。
この化学物質に油分が多く含まれていたり、皮脂との相性が悪くてテカリやくすみ、毛穴詰まりなどが起きやすくなります。
無添加タイプならこのようなリスクを減らせてファンデが崩れにくく、肌にも優しいです。
毎日使うファンデーションですから、安全性が高く化粧持ちの良い無添加タイプを選びましょう。
マットな仕上がりのもの
パールなどが入っていてつやを与えるタイプのファンデは脂性肌には要注意です。
ただでさえ皮脂で肌がテカテカになりやすいですから、その上にパールでテカリを加えてしまうので、ベタついたような印象を与えてしまいます。
つやのないマットな仕上がりになるオーソドックスなファンデを選ぶと、自分の皮脂で自然なつやが出てくれます。
パールなしでもつや肌になれますから、マットタイプのよさを生かせます。
どうしてもつやが欲しい場合には、つやあり効果のあるハイライトを部分使いすると良いでしょう。
UVカット効果は必須
化粧下地やファンデーションにはUVカット効果のあるものを選びましょう。
日焼け止めクリームをメイクにプラスしてしまうと、脂性肌の場合は皮脂の分泌が増えてしまって、化粧崩れしやすくなります。
あらかじめ化粧下地とファンデーションにUVカット効果があれば、日焼け止めを別に塗る必要もなくなり、皮脂の過剰分泌を防げます。
パウダーファンデーションだとカバー力が心配
薄付きのパウダーファンデーションだと、ある程度のカバー力しかありません。
毛穴や濃いシミ、ニキビ跡などの肌のアラを隠せなくなります。
ファンデーションで全ての肌の悩みを隠そうとしないで、コンシーラーを使うのが良いでしょう。
深刻な肌の悩みもしっかりカバーしてくれて、スポット使いなので化粧崩れにも影響しません。
また、高機能な下地を使うのも手です。
最近は光の反射で毛穴などの肌の悩みを目立たなくしてくれるタイプがありますから、化粧下地でカバーするのも良いでしょう。
また、オイルコントロール効果があって化粧崩れしにくいタイプもあります。
パウダーファンデーションは薄く塗れ
パウダーファンデーションを厚塗りしてしまうとおばさんぽくなりますし、化粧崩れしやすくなります。
また、厚塗りだと皮脂でファンデが浮きやすいですし、特に表情を作る目元や口元はよれやすいです。
薄く均一に塗ることでこれらの化粧崩れを防止できますし、崩れ方も汚くなりません。
ファンデーションが厚くなればなるほど化粧崩れしやすくなりますから、皮脂が多い部分には極力薄く付けるようにしましょう。
ルースパウダーをプラスしよう
皮脂を吸収してくれるのはパウダーファンデーションだけではありません。
粉タイプのルースパウダーなら油分はおろか水分すら含まれていませんから、皮脂吸収能力はパウダーファンデ以上です。
パウダーファンデーションだけでテカリやベタつきが気になるなら、ルースパウダーを使ってみましょう。
メイクの最後にポンポンと粉をプラスするだけで、驚くほど皮脂の分泌が少なくなります。
使うパウダーは色が付いていなくて、パールなども入っていないタイプがおすすめです。
サラサラに仕上がって、メイクを長持ちしてくれます。
フェイスラインの乾燥が気になる場合には部分使いがおすすめです。
Tゾーンなどの皮脂が多い部分にのみパウダーを付けてあげると、フェイスラインに影響なくテカリを鎮められます。
ミネラルファンデーションという選択肢
脂性肌のもう一つの悩みでもあるのがニキビです。
皮脂の分泌が多いとどうしても毛穴詰まりを起こしやすく、他の肌質よりもニキビができやすいです。
ニキビのある肌にファンデーションを塗ってしまうとニキビが悪化しやすいです。
しかし、仕事などでノーメイクというわけにもいかないでしょうから、ニキビを悪化させずに使えるファンデーションとなれば、ミネラルファンデーションが最適です。
パウダーファンデと同じで、ミネラルファンデーションでも化学物質が含まれている場合がありますから、ミネラル100%の安全性の高いものを選びましょう。
ミネラルファンデーションのメリット
天然のミネラルのみで作られているファンデーションなので、ニキビを悪化させることもなく、毛穴をふさがないのでニキビの回復を妨げません。
また、含まれているミネラル分の中には皮脂の分泌を抑える効果を持つものがあります。
皮脂となじみやすいので時間が経つと肌により密着しやすく、自然なつやを与えてくれてきれいに見えます。
ニキビにも良いですが脂性肌とも相性が良いので、ニキビや肌荒れに悩んでいたり、肌に優しいファンデーションを使いたい方におすすめです。
ただ、カバー力や化粧持ちはパウダーファンデーションよりも低いですから、化粧下地やコンシーラーで工夫したり、こまめに化粧直しするようにしましょう。
まとめ
皮脂が出やすくテカリやすい脂性肌でも、パウダーファンデーションを使うことでテカリや化粧崩れを防ぐことができます。
ファンデーション次第でサラサラ肌が長続きしてくれますから、脂性肌だからと諦めず自分に合ったファンデーションを探してみましょう。
ルースパウダーをプラスしたりなど、ほんのちょっと工夫するだけでも違いますから、自分なりのベースメイクを楽しんでみてください。