肌の乾燥対策の秘訣は？どんな保湿美容液を使えばいいの？
いつも肌がかさかさと乾燥していて、保湿しているのに持続力がないとお悩みなら、保湿美容液を使ってみましょう。
美容成分が濃縮して入っている美容液は、乳液やクリームよりも保湿効果が高いですから、肌に潤いを与えてくれて乾燥を和らげてくれます。
肌が乾燥してしまう原因や乾燥しやすい肌に向いた保湿美容液の選び方、注目すべき有効成分について紹介します。
肌が乾燥する原因
生まれつき乾燥肌だという方もいらっしゃいますが、実は肌の乾燥は色々な原因によって起こります。
まず、加齢によって潤いをキープする成分が作られにくくなり、肌が乾燥しやすくなります。
また、洗浄力の強すぎる洗顔料や化学物質が多い化粧品など、肌に合っていない化粧品が原因にもなります。
スキンケアのやり方が間違っていると、毎日のように肌に刺激を与えることになります。
こすったり力を入れたりすると手と肌との間に摩擦が起きてしまって、肌の角質層が傷ついて乾燥を引き起こします。
紫外線対策がしっかり行われていないと、紫外線のダメージで肌が乾燥しやすくなりますし、食生活の乱れや無理なダイエット、ストレスなど、生活習慣が影響している場合もあります。
乾燥による肌トラブル
乾燥はあらゆる肌トラブルの原因になってしまいます。
乾燥していると毛穴に皮脂や古い角質が詰まりやすくなりますから、毛穴の開きや詰まりを引き起こしてニキビの原因にもなります。
ターンオーバーが乱れてしまいますから、古い角質がはがれにくくなり、くすみが起きて顔を曇らせてしまいます。
乾燥していると外の刺激に弱くなりますから紫外線に影響を受けやすくなり、しわやたるみ、ほうれい線などの肌老化が早く進むようになります。
このように、乾燥による肌トラブルには様々なものがありますから、保湿ケアを重視して乾燥から肌を守るのが大切です。
肌のバリア機能の低下
肌には天然のバリア機能というものが働いています。
皮脂とNMF、細胞間脂質という3つのものが混ざって、肌の水分が蒸発しないようにしっかりと守っていて、肌の水分量を一定に保ち潤いのある肌を作っています。
ところが、様々な要因によってバリア機能が弱くなってしまうと、弱っている部分から水分の蒸発が起きてしまって肌が乾燥してしまいます。
また、その隙間から外の異物が入り込んだりすると肌荒れを起こしたり、ピリピリと刺激を感じてしまいます。
つまり、肌の乾燥を改善していくためには、保湿美容液でのバリア機能を回復させるのがポイントです。
保湿美容液のメリット
保湿するなら化粧水やクリームでもいいのでは思うかもしれません。
健やかな肌の場合なら化粧水や乳液、クリームなどのベーシックなケアで充分保湿ができるのですが、それでも肌が乾燥してしまう場合には保湿美容液をスキンケアに取り入れるのがおすすめです。
保湿美容液は美容成分がギュギュっと凝縮されて詰まっていますから、通常の化粧品の何倍もの保湿効果を持っています。
1、2滴程度の少量使うだけでもしっかりと肌の潤いを守ってくれて、乾燥しないしっとり肌でいられます。
保湿力が高くて肌に合った保湿美容液を使うことで、短期間で乾燥を改善してくれて肌トラブルの原因を減らすのにも役立ちます。
最強の保湿成分セラミド
先ほど肌にはバリア機能が備わってるとお話しました。
そのバリア機能の中でも重要な役割を果たしているのがセラミドです。
角質というのはレンガのように積み重なって規則正しく並んでいて、レンガとレンガの隙間を埋めているのがセラミドを含む細胞間脂質です。
水分をしっかりと挟み込んで逃げないようにガッチリと保湿してくれて、潤った美肌でいられるのもセラミドがたっぷりと肌にあるからです。
セラミドがしっかりと肌にある状態なら、カラカラに乾燥した砂漠に行っても、肌が乾燥しないほどの威力を持っています。
逆に乾燥してバリア機能が弱っているということは肌のセラミドが少なくなっていて、水分が蒸発しやすい状態にあります。
つまり、保湿美容液でセラミドをしっかり補ってあげると肌が乾燥しにくくなり、本来のバリア機能を回復させる手助けにもなります。
どんな保湿美容液を選べばいいのか悩んでいるなら、まずはセラミドが含まれているものを選びましょう。
角質層の潤いをしっかり守ってくれて肌表面を整えてくれますから、きめ細かな美肌を目指せます。
保湿美容液に求めるセラミドのタイプ
セラミド入りの保湿美容液を選ぶ時に注目したいのが、セラミドの含有量です。
セラミドが多く入っていればいるほど乾燥対策にも効果的ですから、含有量の多いものを選びましょう。
セラミドにもいくつかの種類がありますから、天然セラミドかヒト型セラミドを選びましょう。
天然セラミドとは馬などの動物から抽出されて作られていて、セラミドとしての効果が高いです。
ヒト型セラミドとは私達の肌にあるセラミドと似た構造をしていますから、肌になじみやすく安全性が高いというメリットがあります。
また、成分表を見るとセラミドの後ろに数字が書いてあり、セラミド1とか2などと表記されています。
これはセラミドの機能によって分類されているからで、乾燥対策に有効なセラミドはセラミド1、2、3です。
保湿効果を高めて外部刺激から肌を守る役割をしてくれますから、乾燥を和らげるのに役立ってくれます。
セラミド入りの保湿美容液を選ぶなら、セラミドの種類とタイプをしっかりと確認してみて、効果が期待できるものを選ぶようにしましょう。
他の保湿成分にも注目
保湿効果の高い成分はセラミドだけではありません。
定番のヒアルロン酸も水分保持力に優れていて、1gで6Lもの水分を蓄積することができます。
しっとりとみずみずしい肌を作ってくれて、乾燥をしっかりと和らげてくれます。
保湿の要となるのがコラーゲンです。
肌の7割くらいを占めていて、肌の奥で表皮などを支える土台のような役目をしています。
しなかやでふっくらとした肌でいられるのもコラーゲンが豊富にあるおかげで、ハリや弾力を維持してくれて乾燥しない肌でいられます。
どちらもセラミドと同様に保湿力の高い成分ですから、これらが含まれている保湿美容液なら乾燥対策として理想的です。
低刺激で安全性の高いものを
バリア機能が弱っていると水分が蒸発して肌が乾燥するだけでなく、外からの刺激にも弱くなります。
紫外線の影響を受けやすくなり、花粉やウイルスなどが肌に侵入しようとして、肌トラブルや炎症を起こすことも少なくありません。
保湿美容液に含まれている成分によっても肌が敏感に反応する場合もありますから、化学物質が極力含まれていない無添加タイプを選ぶようにしましょう。
肌に刺激を与える成分の代表的なものは、合成界面活性剤、着色料や香料、鉱物油などたくさんのものがあります。
成分表示や保湿美容液の公式サイトをチェックして、肌に刺激を与える成分が使われていないかどうかを確認してみましょう。
敏感肌用と表記されていても、意外と添加物が含まれている場合がありますから、事前に自分で安全性を確認した上で使うのが大切です。
まとめ
肌の乾燥はしっかりと保湿すれば改善してくれます。
様々な肌トラブルを回避するためにも、乾燥対策はスキンケアの重要なポイントです。
メインとなる成分セラミドが入っていて、高保湿で安心して使える保湿美容液を選んで、肌の保湿力を万全にしましょう。
また、選んだ保湿美容液を継続して毎日使うのが重要なので、少なくとも3ヶ月は使い続けるようにましょう。