皮脂の落とし過ぎに注意！ 大人ニキビの原因と洗顔料の選び方
思春期の頃にできるニキビは体内のホルモンの変化によって皮脂分泌が活発になることで生じます。
ところが大人になってからできるニキビは、思春期の時にできるニキビとは違った原因から生じるものです。
洗顔はニキビケアには欠かせない重要なケア方法のひとつですが、洗顔を通して皮脂を取り過ぎてしまうとかえってニキビを悪化させてしまうこともあるので注意が必要です。
ここでは、大人ニキビの原因と洗顔料の選び方をご紹介したいと思います。
大人ニキビの原因が知りたい！
保湿不足で肌が乾燥することが原因
肌が乾燥することでニキビができるとは想像しにくいかもしれませんが、肌の乾燥が大人ニキビの原因となってしまうことがあるのです。
その理由は、保湿不足によって肌が乾燥すると皮膚に備わっている防衛機能の働きによって、外部の刺激から肌を守るために皮脂をより多く分泌しようとするからです。
角質層は水分と油分のバランスを保つことで肌を守ることができるのですが、肌の水分が不足するとそれを補うかのように皮脂が分泌されるのです。
その結果、過剰に分泌された皮脂は毛穴に詰まりやすくなるためニキビができる原因となるのです。
ストレスによる男性ホルモンの分泌が原因
ストレスによってニキビができるメカニズムは、体内から分泌される男性ホルモンが原因となっています。
女性であっても女性ホルモンと男性ホルモンのどちらも分泌されており、その分泌量のバランスをとりながら体内活動を営んでいるのです。
ストレスが生じると外部のストレスから体を守ろうとする体勢を整えようとしてコルチゾールトいうホルモンが分泌されます。
このホルモンは男性ホルモンの分泌を増やす作用があるため、女性であっても体内の男性ホルモンの分泌量が増えるのです。
男性ホルモンの分泌が活発になると、それに伴い皮脂の分泌量も活発になります。
すると過剰に分泌された皮脂が毛穴に詰まってニキビの原因となってしまうのです。
間違った洗顔方法で皮脂分泌が活発になることが原因
ニキビ予防対策として洗浄力が強い洗顔料を使用していると、必要な皮脂まで奪われてしまうので肌が酷く乾燥することがあります。
肌の乾燥は皮脂の過剰分泌を誘発しますから、余分な皮脂が角質に詰まりやすくなり、大人ニキビができる原因となってしまうのです。
また、洗浄力の強い洗顔料を泡立てずに肌に擦り込むように洗顔をすると、肌がダメージを受けて乾燥してしまうので洗顔料の選び方や洗顔方法を変えることが大切です。
肌質に合わないファンデーションの使用が原因
乾燥しやすい肌質であるのにも関わらず、皮脂を吸収する性質を持つファンデーションを使っていると、メイクをすることで肌がどんどん乾燥してしまいます。
崩れにくいとされるファンデーションには皮脂を吸収する性質を持つ成分が配合されていることがあるので、一見するとニキビができにくそうなイメージがありますが、肌が乾燥して水分と油分のバランスが崩れると皮脂が過剰に分泌されやすくなるので、大人ニキビができる原因となるのです。
メイクをしっかり落とせていないことが原因
リキッドファンデーションのように毛穴をうまくカバーしてくれるタイプのファンデーションは、毛穴の奥にメイク汚れが詰まりやすくなることがあります。
1日の終わりにはクレンジングと洗顔を通してメイクをしっかり落とすことが大切ですが、メイクを落とせていない場合に毛穴に皮脂やメイク汚れが詰まることで大人ニキビができることがあります。
加齢によるターンオーバー機能の低下が原因
肌は肌周期という一定のリズムを通して古い角質が垢となって排出されていきます。
ところが、加齢によってターンオーバーのリズムが乱れると古い角質がうまく排出されずに肌に留まり、角質層が厚くなって毛穴が詰まりやすくなるのです。
毛穴が詰まりやすい状態が続くと、余分な皮脂が詰まりやすくなるので大人ニキビができやすくなります。
大人ニキビの洗顔料の選び方を教えて！
石油系合成界面活性剤不使用の洗顔料を選ぶ
汚れ落ちを良くするために、洗顔料に石油系合成界面活性剤が配合されていることがあります。
しかし、石油系合成界面活性剤はタンパク質を溶かしてしまう性質を持つため、角質層のバリア機能を壊してしまうことがあります。
角質層のバリア機能は肌内部の水分が蒸発しないように維持する働きや、外部の刺激から肌を守る働きを備えているため、これらの働きが低下すると肌の乾燥や肌荒れを招くことがあります。
その結果、肌に不足している水分や油分を補うかのように過剰に皮脂が分泌されるため、かえってニキビができるようになるので注意が必要です。
洗顔料を選ぶ時には、石油系合成界面活性剤不使用のものを選ぶようにしましょう。
自然由来の成分配合の洗顔料を選ぶ
洗顔料には化学合成物質が多く含まれているものと、自然由来の成分が多く含まれているものがあります。
大人の女性の肌はとてもデリケートなので、体調や季節の変わり目などに肌のコンデションがいつもと違った状態になることもあります。
そんなデリケートな肌を洗い上げるには、自然由来の成分が多く配合された肌に優しい洗顔料がおすすめです。
中には潤い成分配合で肌に潤いを与えながら汚れを落としてくれるものもあるので、毎日の洗顔を通してニキビ予防対策をとることができるでしょう。
泡立ちが豊かな洗顔料を選ぶ
泡立ちが悪い洗顔料を使用していると、洗顔料を肌に擦りつけるようにして洗顔してしまうことがあります。
すると、肌に摩擦を加えることでダメージを与えてしまうことがあるので、肌の乾燥の原因となってしまいます。
泡立ちが豊かな洗顔料は、きめ細やかな泡で毛穴の奥の汚れに働きかけると同時に洗顔時の摩擦を防ぐ対策がとれるのでニキビ予防におすすめです。
毛穴の奥の汚れに働きかける洗顔料を選ぶ
自然由来の成分の中には毛穴の奥に働きかけて、汚れを優しく吸着する働きが期待できるものがあります。
泥洗顔は古くから多くの方に親しまれているものですが、泥が持つ特徴によって毛穴の汚れを優しく洗い上げることができるのです。
洗顔を通して毛穴の汚れをすっきり落とし清潔な肌を保つことができれば、ニキビ予防対策をとることができるでしょう。
大人ニキビにおすすめの洗顔料を紹介します！
ルナメアAC ファイバーフォーム
ルナメアAC ファイバーフォームは植物繊維由来のファイバースクラブ配合で、毛穴の奥の汚れに働きかけてくれます。
余分な角質なども併せて落とすことができるので、角質層が厚くなることで毛穴に皮脂が詰まりやすくなっている場合におすすめです。
さらに、潤い成分とニキビ有効成分配合で、肌に潤いを与えながらニキビの原因にアプローチします。
ビーグレン クレイウォッシュ
ビーグレン クレイウォッシュは、マイナスイオンを帯びている泥が配合されていることによって毛穴の奥の汚れを優しく吸着する働きが期待できます。
洗顔料を優しく肌に馴染ませてから洗い流すケア方法なので、洗顔時に摩擦が加わりにくく肌へのダメージを抑えることができます。
オルビス薬用クリア
オルビス薬用クリアは、肌のバリア機能の低下によるニキビが気になる方におすすめの洗顔料です。
肌のバリア機能は、肌の乾燥や洗顔時のダメージでその機能を低下させてしまうことがあります。
また、女性ホルモンのバランスの乱れによる一時的なバリア機能の低下もニキビの原因となることがあります。
オルビス薬用クリアには、肌のバリア機能をサポートする紫根エキス・ニキビの原因にアプローチする甘草エキスと保湿成分配合でお肌を多角的にサポートします。
大人ニキビが気になる時の洗顔料の選び方
大人ニキビが気になる時は、ニキビの原因を知ることが大切です。
そして、自分自身のニキビの原因に働きかける性質を持つ洗顔料を選ぶことで、効率良くニキビケアすることができます。
また、肌に十分な潤いを与えることが健やかな肌をキープするポイントなので保湿成分配合のものを選ぶと良いでしょう。
まとめ
大人ニキビは、皮脂を取り除くだけの洗顔方法ではニキビの原因を絶つことができません。
まずは、ニキビの原因が一体どこから来ているものなのかを突き止めることが洗顔料選びの第一歩となります。
肌に最適な成分がバランス良く配合されており、肌に優しく働きかけるものであれば大人ニキビが気になる方を優しくサポートしてくれるでしょう。