オーガニック成分のCCクリームって肌にやさしいの?
少しでも肌にやさしいもの、肌に負担のないものを使いたいと思うのは自然なことです。
香料や着色料の中には、肌に負担になる物も多いので、できる限りシンプルで安全なものを使用することで肌を守ることが出来ます。
オーガニック成分で出来たCCクリームは本当に肌にやさしいのかということや、デメリットはないのかどうかをご紹介します。
オーガニック成分は実は曖昧
化粧品だけではなく、食べ物の面でも安全性を重視する人が増え、いまや世の中はオーガニックブームと言っても過言ではありません。
しかし、オーガニックという表現は実に曖昧です。
化粧品に配合されているすべての成分がオーガニックとは限りません。
また、オーガニック成分を使っていることと、添加物を使っているかどうかは別問題。
敏感肌の人の場合は、オーガニック成分の方が肌への負担が少ないのではと考えるかもしれませんが、どのような成分に対して敏感になっているかどうかを知らなければ
意味がありません。
成分そのものに反応してしまうのであれば、オーガニックかどうかは関係ないからです。
敏感肌の人は、どのような化粧品で、どのような症状が出たのかを冷静に判断していく必要があると言えます。
CCクリームは肌への負担が少ないって本当?
ファンデーションを塗ると肌呼吸がしにくいように感じたり、肌が荒れたりするという敏感肌の人にはCCクリームがおすすめです。
ファンデーションで肌が荒れてしまう原因は様々ですが、一番大きな要因と言われているのがカラー成分。
自分の肌に合わせるために配合されている色味です。
オークルやライトオークルといったファンデーションの色の違いは、カラー成分によってコントロールされています。
この成分が肌に負担となっている可能性が高いのです。
CCクリームは、カラー成分を配合していません。
クリームを肌に乗せることで光の反射を利用して、肌の色を明るく見せたりくすみを取る効果があります。
ファンデーションと比べると自然な仕上がりにはなりますが、肌への負担が気になる人にはピッタリのメイクアイテムです。
ただし、CCクリームの中にも最近はファンデーション機能が付いたものが増えており、カラー成分が配合されているものもあります。
気になる場合には、ミネラル成分などを使用したものを選ぶといいでしょう。
CCクリームはパッチテストして使うべき
肌にやさしい成分が配合されているCCクリームですが、他のメイクアイテムと同じように肌に合うかどうかは個人差が大きなところです。
特にオーガニック成分を配合したものに関しては注意が必要。
オーガニック成分は本来自然の物から抽出されていますから、人工的に作られた成分に比べるとバラつきがでやすく、人によってはかぶれなどの症状が出ることもありま
す。
初めて買ったCCクリームをいきなり顔につけてしまってトラブルが起きると、外出するのも億劫になってしまうもの。
最初は目立たない部分にCCクリームを塗布して肌状態を観察するようにしましょう。
おすすめは二の腕の内側です。
この部分であれば、万が一肌トラブルが起こったとしても目立ちにくいでしょう。
実際に数時間塗ってみて、肌が赤くなったり痒くなったりしないかどうかを確かめてから顔にも使用すると安心です。
このひと手間で肌トラブルを防ぐことが出来ます。
まとめ
オーガニック成分を使用しているというと、肌にやさしいというイメージがありますが必ずしもそうではありません。
オーガニックの基準はあいまいですし、敏感肌の人はかぶれてしまう可能性もあります。
CCクリームはもともと肌にやさしい処方の物なので、オーガニックにこだわる必要はないのかもしれません。
いずれにしてもパッチテストを行うなどして肌への安全性を確かめるのがおすすめです。