ローラータイプの美顔器は、ただ転がしてもダメ!たるみ解消には、リンパの流れを意識しよう
女性のお肌の悩みに合わせて、美顔器のバリエーションはとても豊かです。
そんな美顔器の中でも、手軽に行えるとして人気が高いのが「ローラー美顔器」。
コロコロと顔の上を転がすだけで、たるみの解消ができると言われています。
しかし、このローラー美顔器、やみくもに転がせばいいわけではありません。
使用法を誤るとお肌のトラブルを生む恐れがあるのです。
ローラー美顔器の効果的な使用法を見てみたいと思います。
目次
ローラー美顔器ってどんなもの?
ローラー美顔器は、電源が不要ですし、特別なジェルなどもいりません。
寝転がって、テレビを見ながらコロコロと顔の上を転がすだけでOKのお手軽さが人気。
お値段もお安いものはかなり低価格なので、お試し気分で購入される方も多いようです。
ローラー美顔器は慎重に選ぶべし!
ローラー美顔器とひと口にいっても、価格帯は驚くほど広いです。
数千円のものから、何万円もするものまであり、どれを選んだらいいのか迷ってしまいますよね。
こうした価格の違いは、やはり材質と製品のつくりによるところが大きいようです。
お肌のトラブルの少ないプラチナをメインで使用しているものは高価ですし、プラスチックのものは安価です。
しかし、値段でローラー美顔器を選ぶと、思わぬトラブルが生じるおそれがあります。
ローラー美顔器は「つまむ」「リンパを流す」のがメイン。
クオリティの低いものはこの機能が弱いです。
つまり、上手くお肌をつまむことが出来ず、ただ転がっているだけという場合があるのです。
ただ転がっているだけの美顔器を長期間使用すると、肌に加わる摩擦によって「シミ」が促進されたり、肌の角質が剥がれたりといったトラブルを招く恐れがあります。
ローラー美顔器は「肌に吸い付くような」使用感のあるものがおすすめです。
正しく使えば、小顔になれる?
ローラー美顔器は顔のマッサージをしてくれるもの。
ですから、むくみなどによって顔がたるんでいる場合、即効性が期待できます。
エステサロンに行ってマッサージを受けると、施術後はびっくりするほどむくみがとれて、すっきりした顔になりますよね。
それと同じことが、ローラー美顔器を使用することによって可能なのです。
新陳代謝アップで、肌の質感もアップ
ローラー美顔器を使用し続けると、血行を促進し、新陳代謝のアップを促すことができます。
ですから、使い続けるうちに肌の底力がアップし、引き締まった印象になることができるのです。
また、溜まった疲れやコリがほぐれるので、くすみなども消えて、肌の血色感もアップ。
見た目にも美しいお肌になることが可能です。
ローラー美顔器を使う時は、「リンパ」を意識する!
ローラー美顔器を使用したいと考えている方は、顔のむくみやたるみのお悩みがある方が多いです。
そんな方がローラー美顔器を使用する際は、やみくもにコロコロしてはいけません。
意識すべきは、「リンパ」。
リンパの流れを正してやることでむくみが解消され、たるみにくい小顔が実現するのです。
リンパってどんなもの?
リンパという言葉をご存知の方は多いでしょうが、どんなものなのかきちんと理解していますか?
リンパとは、皮膚の中に張り巡らされているリンパ管・リンパ液・リンパ節をまとめて「リンパ」と呼んでいるのです。
リンパ液が流れるリンパ管は皮膚の表面から約2mmのところにあります。
リンパ液とは血液から染み出る組織液。
血液の中の血しょうの一部が血管の外に染みだし、リンパ管に吸収されたものがリンパ液となるのです。
リンパの役割とは…?
リンパ管は血液と同様に、体中に張り巡らされています。
その役割は、「体内の老廃物の回収と運搬」「細菌や異物が体内に侵入するのを防ぐ免疫機能」があります。
リンパ管の通り道には800箇所ほどの「リンパ節」があり、ここでリンパ液に含まれた細菌や異物を除去しているのです。
リンパの流れが悪くなると、顔がたるむ?
リンパと同じように体中を駆け巡る血液は、心臓をポンプとして全身を流れています。
これに対しリンパは自発的に流れるもので、筋肉の動きに沿っています。
そのため、運動不足など、筋肉を使わなくなるとリンパの流れが悪くなってしまうのです。
むくみが、たるみの原因になる!
リンパの流れが悪くなると、老廃物や疲労物質が流れずに停滞してしまいます。
老廃物が排出されないために免疫力も低下し、栄養素の取り込みが十分に行われなくなってしまうのです。
結果としてお肌は不要なものをため込み、必要な栄養を受けることが出来ない状態に。
老廃物の停滞からむくみが発生し、その重みで皮膚が下垂してしまうことになります。
むくみから生じるたるみはこうして引き起こされるのです。
ローラー美顔器でリンパを流して、たるみを解消!
リンパの流れが悪くなることによって引き起こされるたるみは、原因となるリンパを流してやれば解消されます。
そこでおすすめなのがローラー美顔器。
お肌に刺激を与え、簡単にリンパの流れを促すことが出来るのです。
しかし、そのためにはリンパの流れをきちんと理解しておくことが必要です。
リンパの流れと逆にローラー美顔器を使用したり、不要な力を加えたりすると、さらなるトラブルを生むおそれがあるので注意しましょう。
ローラー美顔器は内から外へ!
ローラー美顔器を使用する際に気をつけたいのは、一定方向に流すということ。
コロコロと往復させてはいけません。
顔のマッサージを行うなら、中心から外側へとローラー美顔器を転がしてください。
この時、強い力を加えてはいけません。
優しく、ゆっくりと行いましょう。
左右の頬を鼻から耳側へと転がしたら、顔の上部もマッサージします。
眉間から頭皮まで、じっくりと転がします。
この時頭頂部まで転がすのもおすすめです。
顔のたるみは頭皮のたるみとも関係があります。
頭皮のマッサージを行うことで、血行がよくなり、頭皮の環境も改善されるはずです。
フェイスラインは下から上!
二重あごやたるみが気になるフェイスラインは顎から耳の方へと引き上げるようにローラー美顔器を転がしてください。
往復させてはいけません。
たるみがひどいなと感じても、強い力は加えないようにしましょう。
ローラーが肉をつまんで引き上げてくれるよう、優しく転がします。
首は上から下へ!
顔を内側から外側へと転がしたら、つぎは首筋です。
首は耳の下あたりから始めます。
ゆっくりと上から下へと流しましょう。
この時も強い力を加えてはいけません。
優しくローラーをした向きに数度流してください。
これも左右行ってくださいね。
鎖骨は内から外へ!
首が終わったら、鎖骨部分です。
鎖骨の中央から外側に向かって美顔器を転がします。
鎖骨の下あたりを中心に、コロコロと美顔器を沿わせてください。
最後は、ヘッド部分でぽんぽんと内側から外側にプッシュを行います。
この時も優しい力で行ってくださいね。
どのくらいの頻度でローラー美顔器を転がすべき?
きちんと行えば、一度のマッサージで小顔を実感できるのがローラー美顔器のポイントです。
しかし、この効果は持続しません。
すぐに皮膚のたるみは再発してしまいます。
ですから、効果をキープするためにも、このマッサージは毎日行うのがおすすめです。
老廃物を流しても8時間後にはまた蓄積されると言われています。
こまめにリンパを流してやることで、むくまないお肌に近づくことができるのです。
まとめ
ローラー美顔器は簡単で手軽なのが人気の秘密。
しかし、きちんと行わないと効果を得るどころか肌に悪影響を与えてしまいます。
また、どんなローラー美顔器を選ぶかはかなり重要。
プラスチック製などは避け、「肌をつまんでいる」と実感できるものを購入しましょう。
ただ転がるだけのものはたるみのケアには不向きです。
実物を見ることができない時は、口コミを熟読することをおすすめします。
お肌に直接使用するものですから、安全で納得のいくものを選んでくださいね。