化粧崩れやヨレをなくす、パウダーファンデーションの正しい塗り方とコツとは?
パウダーファンデーションは手軽にメイクできる半面、皮脂や汗などによる化粧崩れやヨレが起こりやすいといったデメリットがあります。
最近では化粧崩れしない、ヨレないとうたったパウダーファンデーションも数多く出回っていますが、正しい塗り方をしなければせっかくの高機能性も十分に発揮されません。
そこで今回はプロに近いくらいにきれいなメイクに仕上がる、パウダーファンデーションの正しい塗り方とコツについて伝授していきたいと思います。
目次
パウダーファンデーションの仕上がりはスキンケア次第
まずパウダーファンデーションでメイクをする前に知っておきたいことが、スキンケアの重要性です。
夜眠る前はしっかりとスキンケアを行っている人も多いかと思いますが、忙しい朝だとどうしても手入れを怠りがちになります。
特にスキンケアの基本中の基本である洗顔が正しく行われていなければ、いくら高機能なパウダーファンデーションでメイクをしても仕上がりが悪くなり、化粧崩れしやすい、ヨレやすいといったことになるのです。
朝起きた時は特にTゾーンの皮脂分泌がさかんになりますので、洗顔でしっかりと皮脂を落としていないとテカリや化粧崩れの原因になってしまいます。
さらに洗顔後は化粧水や乳液などで肌をしっかり整えないと、化粧乗りが悪くなりヨレやすいメイクになってしまうのです。
メイクをする前のスキンケアの行い方
スキンケアはまず洗顔から始まりますが、洗顔料は必ず十分に泡立ててから肌の上に泡を滑らすような要領で洗います。
決して指先でゴシゴシと摩擦をかけてはいけません。
泡で洗う要領で洗っても余分な皮脂は十分に落ちていますし、やさしく洗うことで必要な皮脂と水分まで洗い流さずに済みます。
次に化粧水や乳液などで肌を整えますが、化粧水も乳液もしっかりと肌になじませて浸透させることで、パウダーファンデーションの乗りも良くなります。
その上から美容液やクリームをつける場合は、化粧下地を塗ることを考慮に入れてあまりつけ過ぎないようにすれば、気になるテカリや化粧崩れは起こりにくくなります。
基礎化粧品だけでなく化粧下地も肌質に合ったものを!
基礎化粧品は肌質に合ったものを選ぶ人が大半だと思われますが、化粧下地の場合は肌質のことをあまり考えず、同じメーカーのものを選んでいるといった人も多いようです。
ところが化粧下地はパウダーファンデーションの乗りを左右する、とても大切なメイクアイテムなのです。
自分の肌質に合わない化粧下地を使用すると、化粧崩れやヨレが起きやすいばかりでなく、素肌にダメージを与えてしまうこともありますので要注意です。
例えば乾燥肌の人がエタノールを配合した化粧下地を使用すると、肌の乾燥をさらに加速させてしまいますし、脂性肌の人が美容オイルをたっぷり含んだものを使用すると、余分な皮脂が肌の表面ににじみ出てくるので余計にテカってしまいます。
さらに敏感肌の人の場合は、紫外線吸収剤が合わないといった場合もありますので、化粧下地の成分を十分に確認したうえで、自分の肌質に合ったものを選ぶことをおすすめします。
パウダーファンデーションメイクの4つのコツとは?
スキンケアと化粧下地で素肌のベースを整えたら、いよいよパウダーファンデーションの出番です。
パウダーファンデーションできれいなメイクを完成させるためのコツは、以下の4つです。
まず、気になるところからつけていきましょう!
皆さんは鏡を見ながらパウダーファンデーションでメイクをする時、いちばん最初にどの部分からつけていきますか?
だいたいの人が鼻のてっぺんや、頬からつけるといったケースが多いのではないでしょうか?
ところがそのつけ方はあまり正しくありません。
最初にパウダーファンデーションをつけるべき部分は、自分がシミやソバカス、シワ、くすみや目もとのクマなど気になるところです。
最初に気になるところをポイントメイクすることで、肌の欠点をうまくカバーできます。
コンシーラーを使用する場合はパウダーファンデーションの前に使用すれば、コンシーラーをつけた部分をうまくカモフラージュすることができます。
コンシーラーをうまく使うコツ
パウダーファンデーションでのメイク時にコンシーラーで肌の欠点をうまくカバーするコツは、気になる部分はトントンと軽くたたくように少し厚めにつけ、周囲はコンシーラーをなじませるようにしてぼかしていくということです。
気になる部分はコンシーラーをなじませ過ぎると、パウダーファンデーションを塗る時に隠したい部分が露出してしまうこともありますので注意しましょう。
ポイントメイクの次ぎに、面積の広いところを!
気になる部分をパウダーファンデーションでカバーした後は、顔の面積が広い部分にスポンジを滑らすような要領でファンデーションをつけていきます。
面積の広い部分にファンデーションをつけた後は、新たにパウダーファンデーションを取るのではなく、スポンジに残ったもので目の周りや小鼻の部分につけていくと部分的に濃くなったりムラになったりせずに済みます。
ちなみに摩擦に弱い敏感肌の人で、肌に滑らすようにパウダーファンデーションをつけると刺激になるという人は、スポンジで軽く抑えるようにつけていくとストレスフリーのメイクができます。
フェイスラインにもつけて、白浮きを防ぐ
顔の部分をいくらきれいにメイクしても、顔と首の肌色の違いがクッキリ分かるのはいかがなものでしょうか?
このように顔の白浮きが目立たないようにするためのメイクのコツが、フェイスラインにもパウダーファンデーションをつけることです。
フェイスラインにパウダーファンデーションをつけることで、顔と首の境目が目立たなくなり、顔だけ白く浮き上がるようなことはなくなります。
色白に見られたいと思って白いカラーのパウダーファンデーションをつけても、首を見ると色黒だった、なんて周囲から悟られないようスキのないメイクをしましょう。
スポンジとファンデーションブラシの違いとは?
パウダーファンデーションでメイクをする時は、コンパクトに入っている付属のスポンジを使用している人が大半だと思います。
スポンジでパウダーファンデーションをつけると、しっかりとしたマットメイクがしやすくなります。
しかしより素肌に近い感じのナチュラルメイクを好む場合は、ファンデーションブラシの使用がおすすめです。
最近ではミネラルパウダーファンデーションが人気で愛用者も増えていることから、スポンジではなくファンデーションブラシでメイクをしているといった人も増えてきています。
ファンデーションブラシの使い方
ファンデーションブラシのメリットは、広範囲に均一にパウダーファンデーションがつけられることと、スポンジのように指の力が入って肌に摩擦がかかりにくく、負担が少ないということです。
ファンデーションブラシの使い方は、まずパウダーファンデーションの上に乗せてクルクルと円を描くようにしてファンデーションを軽くつけます。
次に頬にスタンプを押す感じでパウダーファンデーションを乗せ、目の下や額、眉の間とブラシを左右に動かして伸ばしていきます。
小鼻の部分は小さな円を描くように、パウダーファンデーションをつけていくときれいに仕上がります。
ちなみにマットメイクがお好みの場合は、スポンジでのメイクがおすすめです。
パウダーファンデーションをスポンジでつけた後、仕上げにファンデーションブラシを使用すると、ムラなくきれいなマットメイクに仕上がります。
まとめ
普段何気なくパウダーファンデーションを使って、ササッとメイクを済ましている人も多いかと思いますが、忙しい朝でも少しの手間をかけることで、メイクの乗りと持ちが格段に違ってきます。
せっかくメイクをしてきれいにするのですから、正しいパウダーファンデーションの使い方をマスターして、明日からもっときれいになってみませんか?
メイクの仕方一つで、周囲の見る目ももっと変わるかもしれませんよ。