女性ホルモンの低下を原因とする40代からの薄毛におすすめの育毛剤5点

育毛剤

女性用 薬用育毛剤 デルメッド ヘアエッセンス 120ml 医薬部外品

様々な女性用育毛剤が出回っていますが、薄毛の原因によって合う製品は違ってきます。

ここでは40代からの女性の、女性ホルモンの低下を原因とする薄毛に対応する育毛剤をご紹介します。

まずこの年代の女性ホルモンと育毛の関係をご説明します。

そして次に、女性ホルモンの低下による薄毛に対応したおすすめの育毛剤5点をご紹介します。




40代、50代の髪のトラブルと薄毛

女性は30代後半から女性ホルモンの分泌が低下し始め、40代頃からそれによる髪のトラブルが始まります。

髪の艶がなくなる、ハリやコシがなくなる、髪が乾燥する、櫛の通りが悪くなる、髪が細くなる、白髪が増えるといったことが自覚されます。

これらはすべて、女性ホルモンの低下によって起こることで、後々の薄毛の前兆です。

それがさらに進むと、全体的に髪のボリュームが減る、抜け毛が多くなる、地肌が見えるようになる、頭頂部に禿ができる、というふうに薄毛が進行していきます。

ストレスや不規則な生活、過度なダイエットなどの要因が加わると、女性ホルモンのバランスが崩れて、もっと若い年齢でこうしたことが起こる可能性もあります。




薄毛と女性ホルモンの関係

このような髪のトラブルは、女性ホルモンの低下が加速する閉経の前後から急速に進行します。

女性の体には女性ホルモンの「エストロゲン」のほか、微量ですが男性ホルモンの「テストステロン」も存在します。

「エストロゲン」は毛根の毛球細胞に働きかけて髪の成長を促す働きを持ち、「テストステロン」は逆に髪の成長を阻害する働きを持ちます。

テストステロンそのものが育毛を阻害するというよりも、テストステロンが体内の脱毛酵素「5aリアクターゼ」という物質と結びついて「DHT」という物質を作り、これが脱毛を引き起こすホルモンに変化するのです。

女性ホルモンの分泌が盛んな若いころはテストステロンの働きが抑えられているのですが、加齢によって女性ホルモンの分泌が減ると、テストステロンの影響が強まって多くのDHTを作り出し、髪質の低下や薄毛が起こるのです。

40代以上の女性におすすめの育毛剤とは

40代以上の女性におすすめの育毛剤は、このような女性のホルモンのメカニズムを考慮して作られた製品、そして年齢とともに衰える頭皮や髪をいたわる成分の製品です。

以下のようなものがおすすめの育毛剤です。

•女性ホルモンと同様の働きをする成分を含むもの
•抗男性ホルモンの働きをする成分を含むもの
•頭皮や髪へのアンチエイジング成分を含むもの
•自然成分中心に作られていて有害な添加物を含まないもの

女性ホルモン(エストロゲン)が入った育毛剤というのはありません。

女性ホルモンはほんの微量でも体に大きな影響を与えて危険なので、医薬部外品には使用できないのです。

ただ女性ホルモンと似たおだやかな働きをする自然成分を含む育毛剤はあります。

イソフラボンを含む「大豆エキス」が代表的ですが、その他「ヒオウギエキス」「ノコギリヤシエキス」「オウゴンエキス」などです。

「抗男性ホルモン」の成分とは、毛根が男性ホルモンの影響を受けないように阻害する物質のことで、「5aリダクターゼを阻害する」または「FAF-5の作用をブロックする」などの説明がある育毛剤に含まれています。

以上の点から40代以上の女性におすすめできる育毛剤を5点ご紹介します。

イクオス

男女兼用の育毛剤ですが、女性ホルモンの減少による女性の薄毛に効果が高い製品です。

イクオスの育毛のメカニズムは、男性ホルモンの毛乳頭に対する働きを阻害することです。

オウゴンエキス、ヒオウギエキス、大豆エキスなどの女性ホルモン様の成分は、脱毛酵素5aリアクターゼの働きをブロックして、男性ホルモンと結びつかないようにします。

また脱毛の指令を出す脱毛因子「TGF-B」や「FGF-5」を、数々の植物エキスが包囲して、脱毛指令が出されるのを阻害します。

イクオスには血行を促進させる有効成分のセンブリエキス、16種のアミノ酸、またエイジングケアに効果があるアシタバエキス、ローズマリーエキスその他を含んでいます。

有効成分を微小化した「低分子ナノ水」を使用しているので成分が毛根まで確実に届きます。

頭皮のケアに有効なヒアルロン酸も配合しています。

天然成分なので肌や髪にやさしく「男性用だから刺激が強い」ということは全くありません。

ポリピュアEX

【医薬部外品】ポリピュアEX シャンプーセット[男性用/女性用]【薬用育毛剤&薬用シャンプー】

「育毛のメカニズムは男女とも同一」との立場から開発した男女兼用の育毛剤です。

国際的な品評会のモンドセレクションで5年連続金賞を獲得していて、世界的に評価が高い製品です。

楽天のランキングNo.1にもなっていますが「男性用の育毛剤」というイメージが先行して、女性の育毛剤としての認知度は今一つという感じです。

ポリピュアの一番の特徴成分「バイオポリリン酸」は、細胞を増殖させる働きをするもので、その成分を毛乳頭にいきわたらせる働きもします。

また「ヒオウギ抽出液」は、5aリアクターゼの働きをブロックして抗男性ホルモンの役割を果たします。

育毛効果がある有効成分のセンブリエキス、低分子コラーゲンなども含んでいます。

香料、着色料、鉱物湯、界面活性剤、パラペンなど頭皮や髪に悪い成分は一切含んでいません。

クオリティが高く安全性も認められていて、男性のみならず女性の育毛剤としても優れています。

ブブカ

濃密育毛剤BUBKA

男女兼用の育毛剤です。

男性用の育毛剤のイメージが強いですが、女性ホルモン低下を原因とする薄毛に効果を発揮します。

ブブカが含む「オウゴンエキス」はコガネバナの根から取ったエキスで、5aリアクターゼの働きを抑制して脱毛の原因の77%をブロックします。

「海藻エキスM-34」は育毛促進と栄養浸透、頭皮や髪に潤いを与える効果があります。

「大豆エキス」「ヒオウギエキス」は女性ホルモンに似た働きをして育毛を促します。

その他、育毛効果が高い有効成分「センブリエキス」、頭皮の炎症を抑える「シャクヤクエキス」など、なんと46種類もの天然成分を配合しています。

無添加、無香料、そしてアルコールフリーで頭皮と髪にやさしい作りです。

デルメッドヘアエッセンス

女性用 薬用育毛剤 デルメッド ヘアエッセンス 120ml 医薬部外品

デルメッドヘアエッセンスは、女性ホルモンが減少して起こる薄毛に特化して開発された育毛剤で、製薬会社が50年かけて開発した「CTP(6-ベンジルアミノプリン)」という有効成分を含んでいます。

女性ホルモンに含まれる「BMP」という物質は毛母細胞に働きかけて発毛を促す物質ですが、加齢とともに減少します。

「CTP」は元々植物の育成を促す成分ですが、女性ホルモンのBMTの生産を高め、発毛を促進して脱毛を防ぎます。

また女性ホルモンと似た働きをする「ホップ抽出液」、毛髪を保護する「マテ茶エキス」などの自然成分を配合しています。

比較的低価格なので、長期の使用に向いています。

スカルプDボーデスカルプエッセンス

2015年版 育毛剤 女性用スカルプDボーテ スカルプエッセンス(薬用育毛剤)

女性ホルモンの低下に着目して作られた育毛剤です。

3種類の国産大豆から作った「トリプルイソフラボン」は、低下した女性ホルモンを補うように働いて、健康なヘアサイクルを取り戻します。

「リデンシル」という成分は、生まれた髪をすぐに伸ばす効果を持っています。

「ジンセノリキッドEX」(ニンジンエキス)は血行を良くして新陳代謝を高め、髪の育成を促進します。

独自の「スペシャルブースト」という技術で有効成分を毛穴の奥底まで届けるように作られています。

合成着色料、香料、パラペン、シリコンなど髪や頭皮に良くないものは使用していません。

スカルプDボーデはシャンプーやコンディショナー、白髪染めなどいろいろなヘアケア製品が揃っているので、合わせて使用してさらに高い効果を得ることもできます。

まとめ

5点の製品をご紹介しましたが、うち3点が男女兼用の育毛剤です。

これらの共通点は「5aリダクターゼ阻止」、つまり抗男性ホルモンの構造を持つことです。

女性用の育毛剤で効果が得られない方は、このような製品を試してみることをおすすめします。

ここでご紹介した3点は明らかに「男女兼用」として販売されていて、天然成分主体で女性の肌や髪に優しい製品です。

しかし男性用の育毛剤の中には、女性に向かない成分を含んでいるものもあるので、「男女兼用」とされていない男性用育毛剤は使わないようにしましょう。






育毛剤