女性用育毛剤を選ぶ際の基本情報と今注目されている育毛剤7点
今までは育毛剤と言えば、男性のものがほとんどでした。
しかし最近は、脱毛、薄毛、髪質低下など、女性の髪のトラブルのための女性用育毛剤がたくさん発売されるようになりました。
まず女性用育毛剤を選ぶ際の基本情報をご紹介します。
そして口コミ評判が高いものなど、今注目されている女性用育毛剤を7点ピックアップしてご紹介します。
目次
「育毛剤」と「発毛剤」と「養毛剤」の違い
「育毛剤」というのは、毛を生えさせる薬「発毛剤」ではありません。
「発毛剤」「育毛剤」「養毛剤」の違いは以下のようになります。
発毛剤:脱毛した毛穴から発毛させる効果があるもの
育毛剤:今現にある毛を丈夫に成長させて脱毛を予防する
養毛剤:髪の毛に栄養を与えて保護するもの
「発毛剤」が一番効果が高く、「養毛剤」は低く、「育毛剤」は中間に位置します。
育毛剤は毛が生えていない毛穴から毛を生やすことはできませんが、今ある髪を丈夫にして脱毛を押さえます。
その間に新しい毛が育ち、結果として毛を増やす効果があります。
またやせ細った髪を太くすることで、髪全体のボリュームをアップします。
育毛剤はほとんどが「医薬部外品」
「医薬品」「医薬部外品」「化粧品」の違いは以下のようになります。
医薬品:病気の治療や予防を目的とする効果が認められたもので、厚生労働省から認定を受けたものに限られます。
医師や薬剤師のみが処方したり販売することができます。
効果が高い反面、副作用を持つものも多いです。
医薬部外品:厚生労働省が認可した有効成分を配合していますが、病気の予防のみを目的としていて、治療効果は認められないものです。
化粧品:人の体を清潔にしたり美化して皮膚や毛髪を健やかに保つためのものです。
市販されている育毛剤は、ほとんどが「医薬部外品」です。
(一部は化粧品)大体に分類すると「発毛剤=医薬品」「育毛剤=医薬部外品」「養毛剤=化粧品」です。
ときどき「薬用育毛剤」と記されたものがありますが、これは医薬品という意味ではありません。
有効成分が少なく「化粧品」にしか分類されない育毛剤もあるので、それと区別するために「薬用」としているのです。
育毛剤はすぐに効果があらわれるものではない
育毛剤は、毛を生やす効果を持つものではないので、効果が目に見えるようになるまでに時間がかかります。
今ある髪の脱毛が抑えられている間に新しい髪が生えて成長する、また今ある髪が太く立派に成長する...ということが起きて、さらに効果が実感としてわかるようになるには、普通6か月、早くても3か月はかかります。
髪は一か月に1cmくらいしか伸びないので、全体的にふさふさした状態になるにはもっと長くかかります。
もし「一か月で効果が表れた」などという育毛剤の口コミや広告があったら、それは疑わしいと思った方が良いでしょう。
これから以下に、今注目されている育毛剤を7点ピックアップしてご紹介します。
ベルタ(BELTA)
56種類の有効成分を配合して、そのうち53種が天然由来、アミノ酸は14種を配合しています。
天然成分中心なので、肌が弱い人にもおすすめできます。
様々な成分の中で特に注目されるのは「プラセンタエキス」です。
プラセンタは再生医療の場でも注目されている「再生因子」で、髪の成長を促進します。
その他、不飽和脂肪酸を含む「馬油」、細胞分裂を促進して発毛を促す「センブリエキス」などを配合しています。
成分が毛穴から毛根に浸透しやすいように、各成分を微小なカプセルに閉じ込めて送り込む「ナノ化」という技術を使ってさらに効果を高めています。
またスプレー式なので使いやすく、頭皮に成分が広くいきわたります。
マイナチュレ(MY NATURE)
女性の育毛剤の定番と言われるほど安定した人気を保っています。
自然、無添加にこだわって、香料、着色料、酸化防止剤、パラペン、シリコンなどの有害な成分は排除しています。
センブリエキス、グリチルリチン酸ジカリウム、酢酸DL-aトコフェロールが脱毛を防ぎ、新しい髪の生成を助けます。
昆布や植物など、27種のエキスが髪や頭皮に栄養を与え、自然な発毛を促します。
髪や頭皮を作る成分のアミノ酸は10種類を配合しています。
毛根に直接働きかけるために、効果的なノズル式を採用しています。
長春毛精(ちょうしゅんもうせい)
日本初の発毛と育毛の専門会社「バイオテック」が、中国の漢方生薬の権威「長春中医学院」と共同開発した薬用育毛剤です。
女性のために厳選した12種類の和漢の植物成分が、美しくハリとコシのある髪を育てます。
血行を促進する「ショウキョウエキス」、皮膚の炎症を抑える「シャクヤクエキス」、髪に栄養を与える「大豆たんぱく質水解物」などが頭皮と髪に働きかけて育毛を促進します。
無香料、無着色にこだわって、肌と髪にやさしい成分配合になっています。
有効成分が毛穴から髪に浸透しやすいように、世界で初めて開発した「ナノエマルジョン」という技術で、有効成分を髪の毛の直径の1000分の1のサイズに微粒子化しています。
これにより少量でも頭皮や毛根から成分が浸透して、効率的に育毛を促します。
花蘭咲(からんさ)
一年に一株しか増えない「エビネ蘭」の根から取った、独特の成分「カラントサイド」と「グルコインディカン」が育毛を促進します。
その他、センブリ、ゆず、トウガラシ、ローズマリーなど、10種の植物のエキスを配合しています。
香料、着色料、パラペン、合成界面活性剤など、髪の成長に良くないものは使用していません。
植物由来の自然成分が中心で、女性の頭皮と髪にやさしい作りになっている育毛剤です。
デルメッドヘアエッセンス(DERMED Hair Essence)
女性ホルモンとの関連に注目して作られた育毛剤です。
女性ホルモンが減少する40代からの薄毛や抜け毛に特に効果を発揮します。
デルメッドヘアエッセンスに含まれる「CTP」という成分は、女性ホルモン減少によって弱った毛の毛球に働きかけて、育毛を促します。
また「コエンザイムQ10」は、高いアンチエイジング効果と抗酸化効果で、新陳代謝と細胞の再生力を高めて、髪と地肌を健やかに保ちます。
他の育毛剤と比べると低価格でコスパが良い製品です。
ハリモア (HARI MORE)
育毛をスキンケアの一部ととらえて開発された育毛剤です。
「頭皮の環境を整える」「頭皮に育毛成分を与える」という2つの効果で髪を育てます。
椿オイルエキスをはじめとした25種類の植物由来の成分が頭皮に潤いを与えて、美しい髪を作ります。
センブリエキス、ニンジンエキス、グリチルリチン酸2Kの3つは、医薬部外品として認められる育毛有効成分です。
その名の通り「ハリとこしがある」髪を作る製品で、ストレスや加齢によって弱った髪におすすめできます。
ポリピュアEX
男性も女性も育毛のメカニズムは同じであるという立場から開発した、男女兼用の育毛剤です。
加齢によって女性ホルモンが減少して男性ホルモンの影響を強く受けるようになった人や、遺伝的に男性ホルモンの影響を受けやすく男性型薄毛に近い人には効果が期待できそうです。
ニンジンエキス、センブリエキス、グリチルリチン酸ジカリウムが育毛の有効成分として含まれています。
アルコールが含まれているので清涼感があり、皮脂が多めの人にはおすすめできますが、乾燥肌の人には刺激が強いかもしれません。
まとめ
ここにご紹介したのは、100種を超える育毛剤のごく一部です。
多くの中から、口コミなどで注目度が高いものをピックアップしました。
育毛剤はその成分もメカニズムも千差万別で、年齢や体質や薄毛の原因によって、効果のあらわれ方が様々です。
多くのものは初回の大幅割引や返金保障などの制度を設けているので、初めて使う方は積極的に利用して試してみましょう。