綺麗な茶髪に憧れる！白髪染めで白髪を茶髪にする方法とは？
髪がもともと濃い黒髪の方は綺麗な茶髪に憧れることがあります。
軽やかな印象を与える茶髪にするには、髪を脱色した上から茶色に染めるなどの方法がありますが、髪がかなり傷んでしまう場合があります。
白髪なら色がついていないので、手軽に茶髪にできるのではないかとお考えの方がいるかもしれませんが、果たして綺麗な茶髪にすることはできるのでしょうか。
ここでは、白髪染めによって白髪を茶髪にする方法をご紹介したいと思います。
髪を染める方法は二種類ある
髪を染める方法には二種類あって、まずひとつは薬品を使用してキューティクルを開いて髪の内部に色をつける方法と、自然の染料などを使って髪の表面に色をつける方法です。
色が染まりやすいのが薬品を使って髪の内部に色をつける方法で、色持ちが良いところがメリットですが、もともとの髪色よりも明るい色にしたい場合、脱色をした上で色を入れる必要があるのです。
髪の表面に色をつける方法は、自然由来の染料を使用した場合に髪が傷みにくいというメリットがありますが、色落ちしやすい特徴を持ちます。
濃い色に染めたい場合はどちらの方法でも染まりやすいのですが、もともとの髪色より薄い色の茶髪に染めたい場合、脱色が必要となるので髪の傷みを避けることができないのです。
白髪でも茶髪にするのが難しい理由
実は髪はもともと白髪なのですが、髪が作られる途中でメラノサイトの働きにより色がつけられて黒髪になります。
白髪はメラノサイトが色をつける働きが低下したことによって生じますが、白髪は色がついていないだけで黒髪と同じように健康な髪なのです。
白髪は色がまったくついていないことから、茶色などの薄い色を簡単につけることができそうな気がしてしまいます。
しかし、茶髪にしたい場合には黒髪と同じように一旦キューティクルを開いて色を入れる必要があるので髪へのダメージを避けることができません。
また、髪質によってはうまく茶髪にならず、傷んだだけで終わってしまうこともあります。
染料を使って髪の表面に色をつける方法は、たとえ白髪でも髪質によって色がうまくつかないこともある上に時間の経過で色落ちしやすいのです。
白髪が多い時に茶髪にする方法
市販のクリームタイプの白髪染めを使う
市販の1剤と2剤を混ぜ合わせるタイプの白髪染めは、キューティクルを開いて白髪の内部に色を入れることから色持ちが良い反面、髪が傷んでしまうことがあります。
白髪染めで濃い黒髪にする場合には色ムラになりにくいのですが、茶髪などの薄い色は色ムラになりやすいので、白髪染めを均等に伸ばしやすく液垂れしにくいクリームタイプの白髪染めがおすすめです。
特に全体的に白髪がある場合、自分でケアすると後頭部などの目が届かない部分が染めにくいこともあるので、どうしてもやりにくい場合には鏡を2つ用意して様々な角度から髪全体を確認できるようにすると良いでしょう。
美容室で理想の色に白髪染めしてもらう
白髪が多い場合、髪全体を茶髪に白髪染めするのはかなりの技術が必要となります。
市販の白髪染めは費用がかからず自宅で手軽にいつでもリタッチできるなどのメリットはありますが、髪質によっては理想通りの茶髪にならないこともあります。
どうしても理想的な茶色に染めたい場合には、美容室などに定期的に通ってプロの技術を通して白髪染めをすると良いでしょう。
髪質を見た上で最適な方法で白髪染めをしてもらえるので、理想に近い茶髪を目指すことができます。
白髪染めトリートメントを継続して使用する
白髪染めトリートメントは髪全体に手軽に働きかけることができるアイテムです。
豊富な種類の色が揃っている白髪染めトリートメントがあるので、理想に近い色に仕上がるものを選ぶと良いでしょう。
白髪染めトリートメントは髪の表面に色をつける方法ですが、1回のお手入れですぐに色がつくわけではないので継続的なお手入れが必要となります。
また、茶色の色がついたとしても時間の経過でどうしても色落ちしてしまうので、毎回のシャンプーの後に白髪染めトリートメントを使うようにすれば色落ちを防ぐ対策がとれます。
白髪がまばらにある時に茶髪にする方法
市販の泡タイプの白髪染めを使う
泡タイプの白髪染めも薬品配合で髪内部に色をつけるので色持ちが良いのですが、髪が傷みやすいという特徴を持ちます。
市販の泡タイプの白髪染めは色の種類が豊富で、液剤が出てくる部分に小さなブラシがついているものがあります。
まばらに白髪がある場合、白髪があまりない部分は使用を避けて白髪がある部分にだけ泡を馴染ませるようにすれば、髪全体の傷みを抑える対策がとれます。
しかし、髪にまったくダメージを与えない白髪染めがしたい場合、薬品配合タイプの白髪染めはおすすめできません。
ヘアマニキュアで髪全体に色をつける
白髪がまばらにある場合、通常の状態の髪の割合が多いことから、薬品配合の市販の白髪染めを使って茶色に白髪染めをしようとすると髪全体が傷んでしまいます。
白髪の部分だけを上手に茶髪にするには、ヘアマニキュアを使って茶色にコーティングすると良いでしょう。
あまりにも薄い茶色のヘアマニキュアは白髪の部分にほとんど色がつかないこともあるので、やや濃いめの茶色のヘアマニキュアを使うことで色をつけることができます。
白髪染めシャンプーを継続して使用する
白髪染めトリートメントに比べて白髪染めシャンプーは、より手軽に毎日の中で白髪染めケアをすることができます。
特にまばらに白髪がある場合には、髪の隅々まで白髪がある場所を確認しずらいので髪全体に働きかけるシャンプータイプの白髪染めの方がより手軽にケアすることができます。
白髪染めシャンプーも髪の表面に色をつける方法で、1回のお手入れですぐに色がつくわけではないので継続的にお手入れする必要があります。
茶髪に白髪染めをする時の注意点
白髪染めの放置時間をきちんと守るようにする
市販の白髪染めを使って茶髪を目指す時には、放置時間をきちんと守ることが大切です。
時間を置けば置くほど茶髪に近づくのではないかと考えてしまいがちですが、髪が傷むだけなので気をつけましょう。
製品によって放置時間にやや違いがありますが、説明書をよく読んで正しい使用方法を守りましょう。
美容室では色のイメージを的確に伝える
美容室での白髪染めを通して茶髪を目指す場合には、仕上がりの色のイメージを的確に伝えることが大切です。
雑誌の切り抜きなどで色のイメージを伝えるのも方法のひとつですが、明るい場所で撮った写真は髪色が明るく見えるので、できれば室内で撮影された髪色を参考にすると良いでしょう。
また、参考にした写真のモデルの方と髪質がまったく違う場合、同じように色が染まらないこともあるので、髪質について美容師の方に相談した上で同じ色にする方法を提案してもらうと良いでしょう。
毎日の中で丁寧にトリートメントをする
自然由来の成分配合のトリートメントタイプやシャンプータイプの白髪染めは髪が傷みにくいところが魅力です。
しかし、薬品配合の白髪染めを使用して茶色に染めた場合、キューティクルを開いて内部に色をつけているので髪が乾燥しやすくなります。
髪のダメージを軽減する対策をとるためにも、毎日の中で丁寧にトリートメントをすると良いでしょう。
美容室での白髪染めで茶髪に仕上がった時でも、薬品を使用した場合にはトリートメントを欠かさないことが大切です。
まとめ
白髪なら簡単に茶髪になりそうなイメージがありますが、白髪は色がついていないだけで黒髪とまったく同じ健康な髪なのです。
黒髪と同じように色がつきにくいことから、茶髪にしたい方の中には薬品を使用した白髪染めでも構わないという方がいるかもしれません。
様々な白髪染めの方法がありますが、まずは髪質や髪のコンデションを確認した上でできるだけ髪にダメージが少ない方法で茶髪を目指すようにしましょう。