原因に沿って白髪ケアそして白髪染めを選ぶのが大事です
白髪が生えた、誰かに白髪が出てきたと指摘された、かなりのショックを受ける方が殆どでしょう。
勿論加齢によって出てきた場合は、仕方ないと諦めてしまうかもしれませんが、この年でまさかと悲しむ方もいるでしょう。
そこで白髪染めの登場と言う事になるのですが、でも白髪が出てきた原因によって使用する白髪染めも、ちょっと考慮して選択したほうがいいのは明らかです。
白髪の原因って幾つもあるもの？
何故髪の毛の色が抜けて白くなるのか、色々と意見はあるのですが大体以下のような原因が多いようです。
遺伝性の白髪
所謂若白髪は、遺伝で起こることがかなり多いです。
両親のどちらかが若白髪の家系だった場合、子供に遺伝する確率は高いと言えます。
ちなみに筆者の場合、父方が若白髪の家系だったので、やはり40代で白髪が多くなりました。
こればかりはもう、遺伝と諦めて白髪染めのお世話になるしか無いようです。
加齢によるもの
年を取ると白髪が多くなるのは、まあ当たり前のことと言えるでしょう。
髪の毛の色を担当してくれるメラニン色素を作り出す、メラノサイトの働きが弱って来るからです。
日焼けを避けたい場合出来ればあまり働いて欲しくないメラノサイトですが、髪の毛の場合は元気でいて欲しいものです。
特に日本人の場合、元の髪の色が黒や茶色なのでメラニン色素は多い民族です。
それが働かなくなると、何しろ目立つので何とかしたいと言う事になります。
白髪染めはここでも、活躍してくれるでしょう。
ストレスや過労が原因の場合
ストレスや過労が溜まると勿論、身体の機能自体が低下してしまいます。
結果、髪の毛の色も定着も上手く行かなくなるわけです。
小説などで、ショックのあまり一晩で髪の毛が白くなった、等の場面がありますがこれもこの範疇に入れてもいいでしょう。
フランス革命に散った王妃、マリ－・アントワネットも獄中で髪の毛が白くなってしまったと言います。
ストレスや過労に、栄養失調なども原因だったでしょう。
栄養失調が原因の場合
髪の色を作り出すのはメラニンですが、このメラニンはチロシンから作り出されます。
チロシンと言うのはアミノ酸の一種で、肉やチーズなどのたんぱく質に含まれています。
またビタミンBや銅も、チロシンに関わってくる栄養素なので、これらの不足は白髪を呼ぶことになります。
生活習慣によるもの
ヘアケアしているつもりでふと気がついたら、髪の毛に良く無い成分を含んだ製品を多く使っていたと言う事もあります。
日々のケアが、逆に働いてしまうわけです。
また、紫外線は色素幹細胞DNAを破壊しますので、紫外線の強い時期に無防備に髪の毛や頭皮を日にさらすと、白髪の原因になります。
そして喫煙です。
喫煙することによって、上記のチロシンを作り出すびたみんBを破壊してしまったり、過酸化水素を分解して白髪の原因を取り除いてくれるビタミンCを破壊したりします。
これらの生活習慣は、出来るだけ改めるのが吉ですね。
白髪の原因に沿った白髪ケアを
これらの原因を把握して、白髪のケアをしていきましょう。
生活習慣やストレスにホルモンバランスの乱れなどの原因の場合
これらが原因の場合、一番早いケアの方法は生活習慣を改めたり、原因になるストレスを除去することです。
無理なダイエットなどで栄養が偏っていたりしないかも、しっかりとチェックしましょう。
生活習慣を改めて行けば、かなりの確率で髪の毛の色は戻ってきます。
ただ時間は勿論かかりますので、気長に取り組む姿勢も必要です。
でもそこまでゆっくりと時間をかけるのは、正直なところきついし、それまで白髪を放置するのはいささか、と言う方の場合は白髪染めの助けを借りましょう。
ただし栄養失調もそうですが、ホルモンバランスが狂っていたり、ストレスが溜まっていたりした場合どうしても、頭皮や髪の毛も弱っています。
ここで強い成分の白髪染めを使用すると、逆効果になることも無いとは言えません。
出来るだけ体質に合った、天然成分の加えて無添加の製品を選んで使用しましょう。
特に産前産後の疲れやホルモンバランスの乱れで白髪になった場合、注意して選ぶことが必要です。
赤ちゃんにも影響しますので、出来れば産前は使わないほうがおすすめです。
産後も、香料など不使用の物を選びましょう。
人工香料は身体に時にあまり良く無い影響を与えますので、生活習慣関係で白髪になった方は避けたほうがいいでしょう。
遺伝で若白髪が出た場合
まだ30代なのに白髪が目立ってきた、と言う場合はさすがにそのままと言うのは悲しいものがあります。
ので白髪染めでケアをしましょう。
遺伝性だと言っても、他の生活上のストレスなども加わっている可能性もありますので、そちらも自分でチェックしてみましょう。
まだ若く、体力も充実しているこの年代なら、大体どのような白髪染めを使用しても問題無いはずですが、それでもパッチテストはしっかりとしておきましょう。
頭皮や髪の毛は大変に繊細な部分です。
しかも特に髪の毛と言うのは、帽子をかぶっている時以外は無防備に外にさらされています。
それも考慮に入れて、白髪染めを選ぶようにしてください。
お若い方の場合、行きつけの美容院で相談するのが早道ですね。
担当の美容師さんがいるのなら、しっかりと相談して色合いや種類を選ぶようにしましょう。
加齢による白髪の場合
まあこれは仕方ないこと、と諦めてそのまま過ごす方もいるでしょう。
いやそのまま白髪を放置だと、何となくだらしなく見えるからケアはしっかりと言う方もいるでしょう。
正直、黒い髪の毛に白がまだらに混ざった状態と言うのは、ちょっと気が引けると言う方が多いのではないでしょうか。
元が綺麗な黒髪であるだけに、気になって当然かもしれませんね。
さて年代によっての白髪は勿論、加齢による身体のバランスの崩れなども原因になりますし、チロシンを作り出すと言うような働きが鈍ってと言う事もあるでしょう。
白髪染めをするのにはやはり、刺激の少ない品を選ぶことがおすすめです。
また家で染める場合など、このタイプの方の白髪の出方は頭部全体に出てきますので、染めるのが非常に難しいと思われます。
トリートメントタイプの白髪染めなどで対処すると、後頭部などもむらなく染まります。
また髪の毛自体も加齢によって弱っていますので、無添加タイプを選ぶこともお忘れなくなさって下さい。
若白髪も加齢による白髪も
年を取ったから白髪は仕方ないと思う方も、この年で何で白髪が出てしまったのと悩む方も、幸い近頃はいい白髪染めが多く出ています。
上手く使用して、ヘアケアにもお洒落にも利用してください。
ただ繰り返して言いますが、白髪と言うのはある種身体のサインです。
ちょっと身体の働きが今鈍っていますとか、体内環境が良く無くなっています、等のサインを髪の毛が出していると考えてみてください。
特に若白髪の場合、これに注意していると健康にもつながりますし、加齢によるものにしても健康に気を配る一つのきっかけにもなります。
それを踏まえた上で、しっかりとパッチテストしてから白髪染め、使用していきましょう。
単なる白髪隠しではなく使用して行くのが、最高の使用法と言えるでしょう。
まとめ
白髪になるのは何かしらの原因があるはずです。
そこをしっかりと把握して、髪の毛も健康も維持していきたいものですね。
そしてそれに見合った白髪染めの使用で、何時までも気持ちも外見も若々しく暮らしていければ、最高では無いでしょうか。
そのためにも、白髪発見の時は少しだけ、自分を振り返ってみませんか。
原因があっての結果ですので、それを把握して正しい白髪ケアしていきましょう。