美白にも、美肌にも効果的!「プラセンタエキス」の美容液ってどんなもの?
お肌に良い成分としては様々なものがあります。
「プラセンタ」もそんな成分の一つ。
美肌に効果的として、美容液などに配合されています。
このプラセンタは美肌効果だけではなく、美白効果もあるというのはご存知でしょうか。
プラセンタエキスは美白有効成分として、厚生労働省の認可を受けている成分の一つです。
美白と、プラセンタエキスについて見てみたいと思います。
目次
美白有効成分ってどんなもの?
美白化粧品と通常の化粧品の違いは「美白有効成分」です。
美白有効成分とは「メラニンの生成を抑え、シミやソバカスを防ぐ」あるいはこれと類似した効果があるとして厚生労働省によって認められた成分のことです。
安全性と効果の観点から配合量は厳密に決められています。
また、新たな成分の開発から認可に至るまでおよそ10年かかると言われており、ハードルの高い規定になっています。
美白化粧品はおよそ20種類ある美白有効成分のどれかが必ず適量で配合されていなければならないのです。
美白有効成分の効果を理解するために、シミのメカニズムを知ろう
一口に美白有効成分といっても、実はタイプは様々です。
シミやソバカスを抑制する効果があるという点では同じですが、働きかけるタイミングや場所が異なります。
それを知るためにはまず、シミのできるメカニズムを理解するのがおすすめです。
シミはどうして出来てしまうの?
シミの原因は紫外線と言われますが、直接シミに変わるのはメラニンと呼ばれるものです。
紫外線は肌の奥まで到達し、肌の細胞核にダメージを与えてしまう恐ろしいもの。
ダメージは消えず、蓄積されて将来の肌をボロボロにしてしまいます。
そんな紫外線を感じると、「メラニンをつくれ」と命じる情報伝達物質が分泌されます。
これによって肌の奥にある「メラノサイト」が活性化。
メラノサイト内のチロシナーゼ酵素が働きかけ、アミノ酸のチロシンを取り込みます。
このチロシンがメラノサイトで「メラニン」となってしまうのです。
生成されたメラニンメラノサイトから表皮に受け渡され、角質層に広がります。
そこで侵入してきた紫外線を吸収し、ブロック。
肌の奥まで紫外線ダメージが到達するのを防いでくれます。
本来なら役割を終えたメラニンは古い角質と共に肌の外へと排出されてしまうのですが、多量の紫外線によりメラニンの分泌が過剰だったり、お肌の新陳代謝が衰えてしまっていたりすると、肌の外に排出しきれずに蓄積されてしまいます。
角質層にとどまったメラニンにチロシナーゼ酵素が働きかけることによって、メラニンは酸化し、黒色化。
このメラニンの黒い色が色素沈着を起こしてシミになってしまうのです。
美白有効成分はどのように働く?
紫外線の刺激によって生まれ、角質層に色素沈着を起こしてシミをつくるメラニン。
このメラニンを抑える役割を持つのが美白有効成分です。
しかし、成分によって働く場所やポイントが異なりますので、注意が必要です。
また、ほとんどの成分は「出来てしまったシミ」には無力と考えておきましょう。
美白化粧品を使用すればシミが消えると思っている方がいますが、これは間違い。
そこまでの強力な力は、化粧品にはありません。
肌の漂白剤と呼ばれる「ハイドロノキン」のようなものを覗けば、美白有効成分は「できる前のシミ」に有効なものばかりです。
今のシミを消すというより、将来のシミのもとを断つものと考えるのがおすすめです。
トラネキサム酸、ビタミンC、カモミラETなど
これらの美白有効成分はメラニン生成を命じる情報物質の分泌をブロックする機能があります。
つまり、シミ形成プロセスの最初の段階でシミを食い止めるというタイプのものです。
ハイドロノキン、アルブチン、コウジ酸、ルシノールなど
メラノサイトでメラニン生成に関わるのがチロシナーゼ酵素。
これらの成分はこの酵素の活性化を抑える役割を持っています。
メラニンのもととなる物質を作らせないようにするのです。
ニコチン酸アミド
これはメラノサイトで生成されたメラニンが、角質層へと放出されるのを阻害する効果があります。
ビタミンC、Lシステインなど
これらは角質層に放出されチロシナーゼ酵素の影響によって酸化し、黒色化したメラニンを無色化したり、淡色化したりする働きがあります。
色素沈着してしまう前に、メラニンの色素を奪ってしまうのです。
ハイドロノキン、甘草エキスなど
これらはメラニンの酸化を抑制し、黒色化するのを食い止める働きがあります。
プラセンタエキスはどんな効果がある?
シミ形成の様々な過程に働きかけ、メラニンの色素沈着を防いでくれる美白有効成分。
その一つである「プラセンタエキス」にはどんな機能があるかと言いますと、つぎのとおりです。
- チロシナーゼ酵素の活性化を阻害する。
- 黒色メラニンの酸化を抑制し、無色化する。
- メラニンの肌外への排出をサポートする。
このような美白効果が認められたことによって、「美白有効成分」の一つとして認可を受けているのです。
また、この他にもプラセンタエキスはこの美白効果以外にも美肌への効果が確認されています。
プラセンタは…胎盤?
プラセンタとは英語で「胎盤」という意味です。
文字通り胎盤から抽出された成分で、胎盤の持つ豊富なアミノ酸、ビタミン、ミネラルを豊富に含んでいます。
また、美肌効果としてはお肌のハリやツヤに欠かすことのできない「コラーゲン」や「ヒアルロン酸」を豊富に含み、肌にみずみずしさを与える効果があると言われています。
細胞の生まれ変わりである新陳代謝を促進する効果もあるため、表皮に蓄積したメラニンの排出を促し、シミを改善します。
さらに抗炎症作用もあり、ニキビや肌の赤味を抑える効果も期待できます。
このようにプラセンタエキスは、お肌の内側から美しさをサポートし、美白だけではなく美肌も叶えてくれる成分ということができるのです。
プラセンタエキス配合の美容液のおすすめは?
美白だけではなく、美肌効果も高いプラセンタエキス。
普段のケアにプラスすることで、ワンランク上の肌を目指すことが出来ます。
また、プラセンタには「動物性」「植物性」「海洋性」のものがありますが、美白としては「動物性」のものがおすすめです。
つむぎ プラセンタ美容液 (国産馬プラセンタ)
北海道産のサラブレッド馬から抽出された動物性プラセンタエキスと植物性プラセンタエキスを配合。
ビタミン・アミノ酸が豊富で、お肌にハリとツヤを与えます。
潤いを与える成分として、コラーゲンとヒアルロン酸も配合。
シルクやメマツヨイグサ種子エキスを配合しているので、お肌の透明感もアップします。
肌につけてもべたべたせず、すぐにもっちりとした感触に変わります。
夜のケアにプラスすると、翌朝の肌のキメが整います。
フィス 美白美容液
プラセンタがシミやソバカスを防ぎ、透明美肌をかなえてくれます。
肌のターンオーバーを整え、みずみずしい肌をキープ。
出来てしまったシミの改善も行います。
くすみや色むらが気になる方におすすめ。
美白有効成分の他に、保湿成分もたっぷりと含まれているので、お肌は内側からしっとり、もっちり。
3ヶ月で生まれ変わったような肌を実感できますよ。
まとめ
美白効果だけではなく、美肌効果も高い「プラセンタエキス」。
美容液として使用すれば、高濃度の成分がしっかりとお肌を美白へと導いてくれます。
美白ケアは一日で効果がでるものではありません。
ですから、最初は何の変化も感じられなくても、地道に続けていくのがおすすめです。
やがて肌の内部から変化が始まり、肌のトーンが明るくなっているのを実感できるはずです。
美白は未来のお肌を守るもの。
毎日欠かさずケアして、シミやソバカスのできない肌を目指しましょう。