違いを知って使おう!ヘアオイルとトリートメントの違いって何?
ヘアオイルも、洗い流さないタイプのトリートメントも、基本的には似たようなタイミングで使用することが多いです。
でも、その使い分けはきちんと出来ているでしょうか?
実はトリートメントとヘアオイルは似て非なるものです。
だからきちんと違いを理解して、目的に沿って使っていかないとなりません。
そこでここではそんなヘアオイルとトリートメントの違いについてみていきます。
ヘアオイルとトリートメントでは目的が違う
まず根本的に、ヘアオイルとトリートメントでは、その目的が違います。
目的が違えばそれを使用するべきシーンが違ってくるのは当然ですし、それぞれ合っている人が違ってくるのも当然。
では実際、ヘアオイルはどういう目的で使用するもので、洗い流さないタイプのトリートメントはどういうシーンで使用するものになるのでしょうか?
ヘアオイルは主に潤いのため
もちろんすべての目的がこれだというわけではありません。
ヘアオイルの中にもいろいろなものがありますから。
でも、ヘアオイルの中で一番大きな目的となるのはやはりこの、「潤いのため」というものです。
肌につけるオイルを想像してみるとわかりますが、オイルは基本的には潤いのためにつけられます。
それはオイルには水分を閉じ込める力があるから。
だから肌につけるオイルは、化粧水をつけたりした最後につけることが多いですよね。
髪も肌と同じで潤いがないとトラブルが発生しやすくなりますし、見た目的にもガサガサになって残念になります。
なので髪にも潤いを与えることはすごく大切なのです。
そのために作られているのが、ヘアオイルになります。
トリートメントはダメージ補修のため
では逆にトリートメントは何のために使用するものなのか。
トリートメントにも潤いを加えるという目的が付加されているものはあります。
でもそれも、より大きな目的のため。
トリートメントの大きな目的とは、ダメージを補修するというものです。
髪の毛に栄養を与えたり、あるいは潤いをプラスしたりして、与えられたダメージを補修するという目的があるんです。
オイルには特にそういう力はありません。
もちろん潤いが加えられることでダメージから逃れられたり、新しいダメージが加えられづらくなったりするという効果はあります。
ただ根本的な補修成分などはないことが多いんです。
この通り、洗いながさないタイプのトリートメントとヘアオイルでは、目的が全然違うのです。
目的が違うので成分も違う
この通りヘアオイルと洗い流さないタイプのトリートメントでは全然目的が違ってきます。
目的が全然違うということは、当然成分も全然違うことになるんです。
洗い流さないタイプのトリートメントには、基本的には栄養成分やダメージ補修成分が付加されています。
それに対してヘアオイルは油分だけ。
何らかのビタミン成分などが付加されていることはあるかもしれませんが、基本的にはその成分もトリートメントには及びません。
だからヘアオイルを使うかトリートメントを使うかというのは、きちんとこうした成分の違いを理解して考えないとだめなのです。
そうでないと、「髪の毛が痛み気味だからヘアオイルを使おう」と、ちょっとずれた使い方をしてしまう可能性が出てきます。
もちろんそれでも潤いはプラスされるわけですから、必ずしもそれが悪いとは言いませんが、そういうタイミングで使うべきは、成分的に考えると明らかにトリートメントとなるのです。
トリートメントにオイルが含まれることはある
トリートメントはダメージを補修するのが目的です。
ダメージを補修するためには潤いが必要になることもあるんです。
そして潤いを加えるためにはやはりオイルは効果的です。
だから、トリートメントにダメージ補修のためにオイルが含まれることはあります。
なので、もしどちらかの効果を求めるべきか迷ったら、とりあえずトリートメントにしておくというのも一つのおすすめの選択法です。
ヘアオイルはスタイリング剤代わりになる
洗い流さないタイプのトリートメントも、別にスタイリング剤代わりにできないことはありません。
やはり香りが良いものも多いですし、多少髪の毛もまとまりますから。
でもヘアオイルと比べるとヤッパリつや感などは足りません。
つや感が足りないとなると、スタイリング剤としては少し物足りないですよね。
女性の場合は男性とは違い、ワックスなどで髪をガシガシにして立ち上げたりするということはそうそうありません。
何かのイベントでそうした髪形にすることはあっても、プライベートで日々そういう髪形をしているという女性は少ないでしょう。
ではスタイリング剤に何を求めるのか。
それはやはり雰囲気をかえること。
そのために役立つのがつや感なのです。
そしてヘアオイルではしっかりとしたつや感が出ます。
だからスタイリング剤代わりとして使うことができるんです。
スタイリング剤と比べると負担も少ない
そして元来ヘアオイルは髪の毛にとって良いものになります。
だから、スタイリング剤を使用していくよりも、ヘアオイルをスタイリング剤代わりとして使用していった方が、髪の毛が受ける負担は少なくなります。
もちろん使い方によっては負担になることはあります。
オイルだってつけすぎたらギトギトになって、落とす際に必要以上にシャンプーが必要になったりしますから。
でも、ワックスのそれと比べるとヤッパリましなんです。
だからスタイリング剤代わりとして使用している人もたくさんいます。
それが出来るというのは、ヘアオイルの大きな特徴であり、メリットですね。
つけるタイミングの違いもある
トリートメントとヘアオイルでは目的が違います。
ということはつまり、つけるタイミングとしても違ってくるということ。
トリートメントはダメージ補修のためにつけるわけですから、基本的には夜につけることが多いです。
もちろん別に朝につけてはいけないということはないですが、夜寝ている間に髪にしっかりと栄養を送りこむというのが一番ベターな使い方になります。
それに対してヘアオイルは朝に使うのが効果的です。
これももちろん夜にも使えますが、夜にヘアオイルをつけてから寝ると、枕カバーなどにそのオイルがちょっとついてしまいます。
結果汚れやすくなるんです。
また朝につけた方が、朝の強い紫外線などから潤いのバリアで髪を守ってくれるようになる。
だから朝につけるのが効果的になるんです。
これもまた一つの違いですね。
朝晩で分けるのもおすすめ
こうして全然目的も違う上につけるタイミングまで違うわけですから、ヘアオイルとトリートメントは、朝と夜でどっちを使うか分けるようにしてみるというのもおすすめできます。
朝にはヘアオイルを使って潤いをプラスして、夜にはトリートメントでダメージを補修していく。
そういう使い分けをしていれば、隙なく髪の毛を健やかにしていくことが可能になります。
朝晩に何かを髪の毛につけていく時間的な余裕があるのであれば、そうして両方を使い分けるというのもありなんです。
どちらかしか使えないということは全然ありません。
まとめ
ヘアオイルは潤いの補填のため、トリートメントはダメージを補修するためというのが、一番大きな違いでした。
これらの違いを理解していれば、それぞれどういうシーンで使うべきかは自然と理解していけるでしょう。
だからまずはそれらの違いを忘れないようにしておいてください。
そしてそれぞれ正しいタイミング、目的で使用していくようにしましょう。