髪のダメージなんとかしたい! ヘアオイルの効果とおすすめの使い方
パーマやヘアカラーだけではなく毎日の紫外線など、気づかないうちに髪はダメージを受けています。
美しい髪を保つには外部の刺激から髪を守りながら必要な水分を保つことが大切です。
ヘアケア製品の中でもヘアオイルは髪をまとまりやすくして艶やかな状態を保つのに役立ちます。
ここでは、ヘアオイルの効果とおすすめの使い方についてご紹介したいと思います。
ヘアオイルにはどんな効果があるの?
髪の水分を保ち乾燥を防ぐ効果
髪は外側から順番にキューティクル・コルテックス・メデュラの三つの層から成り立っています。
外側に位置するキューティクルは髪の水分や構造などを保つ役割を持っていますが。
紫外線やドライヤーなど外部の刺激で鱗状のキューティクルが剥がれると髪が乾燥しやすくなります。
乾燥した髪をそのまま放置していると、切れ毛や枝毛の原因となるので注意が必要です。
ヘアオイルは髪の表面をコーティングする働きがあるので、痛んだ髪に薄くのばすことで髪の乾燥を防ぐ効果が期待できます。
また、髪の水分を保つ効果も同時に期待できるのでおすすめです。
摩擦による髪のダメージを防ぐ効果
ブラシで髪をとかす時、髪は摩擦によって気づかないうちにダメージを受けていることがあります。
また、寝ている時に寝返りをうつことで摩擦が生じて髪が痛むことがあるのです。
デリケートな髪を守りたい時はヘアオイルがおすすめです。
ブラッシングの前に髪全体にヘアオイルをのばすことで摩擦によるダメージから髪を守ることができます。
さらに、シャンプー後にヘアオイルを使用すれば髪をタオルドライする際の摩擦を防ぐのに役立ちます。
寝る前に髪にほんの少しヘアオイルを使用することで摩擦を防ぎ、朝起きた時に髪がまとまりやすくなるでしょう。
ドライヤーの熱からデリケートな髪を守る効果
シャンプーの後しっかりタオルドライしないままドライヤーを使うと髪が痛みやすくなります。
また、髪を乾かし過ぎると必要な水分まで奪われて髪が乾燥することがあります。
髪を乾かす時のポイントは必要な水分を髪に残したままで適度に髪を乾かすことです。
髪を乾かす際にヘアオイルを使用することで、適度に水分を保ちながらドライヤーの熱から髪を守る効果が期待できます。
特に髪の傷みが気になる場合には、ドライヤーを使用する前にヘアオイルを使うことで髪が乾燥することによるダメージの進行を抑える働きが期待できるのでおすすめです。
髪に艶を与える効果
髪に艶が必要な時は一時的な艶を出すスプレーよりもヘアオイルを使用すると良いかもしれません。
ヘアスプレーは髪に艶を出すことはできますが髪の水分を保つ効果が期待できない場合があります。
髪に艶がなくなるのは、髪の水分が蒸発して乾燥しているからです。
ヘアオイルを髪にのばすことで髪に艶を与える効果だけではなく、髪の水分を保持する効果も期待できるのでしっとりと落ち着いた髪を目指すことができるでしょう。
また髪の長さや髪のダメージの程度によってヘアオイルの量を調節できるので、髪の艶をコントロールすることができるのでおすすめです。
ヘアオイルのおすすめの使い方
髪の長さに合わせて適量を使う
使用するヘアオイルの量は髪の長さによって違ってきます。
ショートヘアは手のひらに1滴~2滴、セミロングヘアは3滴程度、ロングヘアは4滴~5滴程度を使用します。
ヘアオイルは髪をしっとり落ち着かせる効果が期待できるものなので、髪に艶を与えつつ軽やかなヘアスタイルにしたい場合には使用する量を半分にするなど工夫するようにしましょう。
髪の痛みが気になり髪がまとまらない場合に高い効果が期待できるので、痛みが気になるところにやや多めに使用して、後は少なめに使用するのがおすすめの使い方です。
シャンプー後タオルドライした髪に使用する
シャンプー後にくしゃくしゃとタオルを擦りつけるような乾かし方は髪にダメージを与えてしまいます。
タオルドライする前の濡れた髪にヘアオイルをのばすことで、タオルによる摩擦を軽減することができます。
また、濡れた髪はキューティクルが開いているので髪内部の保湿成分が外に流れ出やすくなっています。
ダメージに弱い濡れた髪を守るためにも、シャンプー後に軽く髪の水分を拭き取ったらヘアオイルを使用することをおすすめします。
ドライヤーでスタイリングする間に使用する
髪のスタイリングをする時ヘアスタイルに意識を集中させることで、必要以上にドライヤーを髪に近づけてしまうことがあります。
ドライヤーによる髪のダメージは想像以上に大きく、髪を酷く乾燥させてしまうことがあります。
スタイリングをする前に髪にヘアオイルをのばすことで、ドライヤーの熱から髪を守ることができるのでおすすめです。
特に毛先は乾燥しやすく枝毛ができやすい部分なので、ヘアオイルを丁寧にのばしておくと良いでしょう。
また、髪が痛むと髪が広がってまとまりにくくなるので、ヘアオイルを使用することでまとまりのある落ち着いたヘアスタイルを目指すことができます。
毛先から順にヘアオイルを使用する
ヘアオイルは髪と地肌のどちらにも使うことができますが、毛先から使用するのがおすすめの使い方です。
それは、髪は毛先ほど乾燥しやすいからです。
また、地肌に近い部分にヘアオイルを使用すると髪がぺしゃんこになってヘアスタイルがまとまらなくなってしまいます。
まずは、毛先から根元に向かって少しずつヘアオイルをのばしましょう。
全体的に髪の傷みが酷く根元から髪が広がるような場合は、地肌に近い部分にもヘアオイルを使用しましょう。
髪の根元がさほど痛んでいない場合には毛先にだけ使用するのをおすすめします。
ヘアオイルの選び方を教えて!
ヘアオイルには様々な種類があります。
ココナッツオイル・セサミオイル・バオバブ種子油など、それぞれ特徴に違いがあるので、自分にとって最適なヘアオイルを選ぶことが大切です。
ココナッツオイルは髪に艶や潤いを与える働きが期待できるので幅広い層に人気があります。
地肌のコンデションが気になる場合には、ビタミンやミネラル豊富なセサミオイルを使用して髪と頭皮を同時にケアするのがおすすめです。
痛んだ髪を整えたい場合には、乾燥した髪に働きかける効果が期待できるバオバブ種子油でケアすると良いでしょう。
必要とする働きでヘアオイルを選べば、理想的な髪により早く近づくことができます。
ヘアオイルを使う時の注意点とは?
ヘアオイルは髪の長さや痛み具合に合わせて適量使うことが重要なポイントです。
量を多く使い過ぎると髪がベトベトして重くなってしまうので注意が必要です。
適量使うことで、髪の水分を保持しながらスタイリングしやすい髪を目指すことができるでしょう。
髪の乾燥を防いだり髪をしっとり落ち着かせたい場合には、乾いた髪に使用しても高い効果が期待できない場合があります。
軽くタオルドライした後の濡れた髪に使用することで、ヘアオイルの効果を十分に期待することができるのでおすすめです。
まとめ
ヘアオイルは数多くの効果が期待できるものです。
髪を外部の刺激から守ると共に髪に必要な水分を保つための大切な役割を果たしてくれます。
ヘアオイルの効果をより高めたい場合には、自分にとって最適なヘアオイルを選んだ上で髪の長さやダメージの状態などに合わせて使用量を調節することが大切です。
ヘアオイルを上手に使いこなすことで、髪をダメージから守り艶やかで理想的な髪を保つことができるでしょう。